ジューシーズ単独ライブ「内緒〜保険証忘れた少年コアラ〜」 2010.8.11


ジューシーズの単独ライブに行ってきた。

Bコースが前説をしていた。
神保町花月のライブ「トリオ組合」での取り決めらしい。とても盛り上げていた。

以下それぞれのネタの感想(順番名前は適当)

「日本のオフィスで働くエリートたち」
これは前回のガリレオと同じようにただ、変な動きをしたいだけのコントだった。
最初は「またこれか…」と思いながら見ているのだが、「大金が手に入ったらどうする?」で、まったく関係のない動きをする不条理さに笑ってしまうのだった。

「そうじの時間」
松橋演じる生徒会長の女子が掃除をしろと児玉と赤羽にせまるのだった。
松橋の女子はとても似合うし、現実的だった。

「言い間違い」
立てこもり犯赤羽と刑事の松橋と児玉。ありえない言い間違いをする3人、というコント。
ジューシーズのこういう意味の無いフレーズはとっても面白い。ただ、前回の単独でも同じネタを見たな…

箱根駅伝
箱根駅伝のキャプテン赤羽。順位が下がってしまったが、自分が走ればどうにかトップに出られる…ギリギリだ…ギリギリ…、ということで、いつものREAL FACEを歌う松橋と児玉が出てくるのだった。

「バレーボール」
北高バレー部松橋と児玉が試合をしている。監督は赤羽。点を取られるとタイムをとる赤羽…というコント。
ちょっと、3人の息が合わなかったりしたけれど面白かった。こういう感じのジューシーズのコントは見たことがなかったが、とってもいいなあ、と思った。また見たい。

「図形たちのセレナーデ」
発泡スチロールでできた色々な図形を使ってギャグ(?)をする3人。
これは前回(前々回だったか?)もやっていたけれど、ジューシーズはこういうのが特別に得意なわけではないと思うのに、どうしてまたやるのかなあ、と思った。

「昼休み」
転校生児玉はドラマを好きだという松橋や赤羽と仲良くなりたい。最初は踊る大捜査線などを再現する松橋と赤羽だったが、だんだんおかしなドラマを再現しだす。児玉は知ったかぶりして、そのドラマを一緒に再現する、というコント。
これは児玉の面白さがすごくよく伝わって笑った。「すべてをつかさどれ」ってなんだよ。あはは。

「大きなカブ」
大きなカブを抜こうとする児玉、抜けないので助けを呼ぶと赤羽が出てくる。2人でも抜けないので犬の心押見が出てくる、3人でも抜けないので畑中しんじろうが出てくる、4人でも抜けないのでライス関町が出てくる、5人で引っ張るとその先には松橋がまたREAL FACEを歌いながら出てきて…、というコントだった。
前回の単独ではこのオチを見るとなんだかムズムズしていたが、今回はちょっと安心するというのはどういうことなのだろうか。
最終的にゲストの3人も一緒にREAL FACEを踊っていたが、押見の乗り切れなさとしんちゃんのハマりっぷりに笑った。

ブリッジ映像

  • ファッションチェックドッキリ
    突然ファッションチェックをすると言って、色々な芸人を捕まえるが、ファッションチェックをしている最中に児玉が何かを食べながら出てくる。全然ドッキリするような行為ではないが、ドッキリ大成功だと言い張るジューシーズ、というゆるい映像だった。
    だんだんハマってきて、最後のほうはゲラゲラ笑ながら見た。
  • パペットコント
    アンパンマン、ミニー、バズライトイヤー、かえる*1が普通のコントをしていた。さまぁ〜ずさまぁ〜ずのような感じだった。
    これも最初のうちは冷めた目で見ていたけれど、最後の映像で爆笑した。今回の単独は最後まで見てやっとジュージーズのやりたかったことが分かるシステムが多すぎる。




なんだかんだでジューシーズの単独ライブに行くのは3回目だった。
最初に見たときは、ちょっと幼稚すぎる気がしたが、「東京」というコントに何か輝くものが見えて、また見たいと思った。
2回目は前よりコントが全部面白くなっており、やりたいことをしつつも、自分たちに求められていることを分かっていて感心したのだった。
そして今回は…ちょっとだけがっかりしてしまった。
前回の単独の形式のまま内容を変えたネタが3本、最後にREAL FACEなのが2本。8本のネタの中で半数以上が新しくないなんて、ちょっと寂しいと思う。
しかし、まったくもってダメだったというのではなく、はじめて見た人なら素直に楽しいライブだったと思う。どのネタもジューシーズらしく、明るく楽しくゆるいのだった。
すごいと思ったのは、ちょっと失敗してしまいそうなネタのときでも児玉の面白い感じでなんとなく面白くしてしまうところだった。ジューシーズのブレーン松橋が児玉のあの感じを計算してコントを作っているとしたらすごい。

他にもぼんやりとした感想がたくさんあるけれど、文字化できない。
変化を見届ける為にも次回の単独ライブも行こうと思う。

*1:なんの蛙か分からなかった…