カリカ単独ライブ「オリコント」〜オリオリオ〜 2011.6.26


カリカ単独ライブに行ってきた。
詳細を思い出す記憶力がないので、漠然とした感想を書いてみる。
魔王コントとオリコントどちらが好きだったかと言われたら、それは魔王コントかなぁ、と思う。
今回もとても楽しくて、たくさん笑ったけれど、あまりにもテーマが分かりやすく、一つ一つのコントをゲラゲラ笑って見ることを阻んでいた気がするのだった。それはまったく私の気持ちの問題であるけれど…。
カリカの単独ライブというのは色々な楽しみ方があると思う。
私はヘビーにカリカのファンというわけではないので、公演を1回しか見ないし、単純に1つ1つのコントを見てゲラゲラ笑うことを目的として見ている。
色々深読みしようと思えば、面白いほど伏線があるのだろうけれど、それを読み解こうとはしていなくて、面白いコントがあればラッキーだと思っている。
そういう見方をしている者としては、今回のようにテーマがあまりにも真っ直ぐで、無視することはできないというのは、なんとなく鬱陶しくもあるのだった。
しかしそれは、カリカ(家城?)に人の心をざわつかせる影響力があるということなのだとも思う。あのように自分の精神を単純に見せられるなんて、ものすごく勇気がいるだろうなぁ…身を削っているのだろうなぁ。

上記の件とは関係なく、今更カリカのネタについて、なんとなく自分のなかで出た答えとしては、1つ1つのコントに笑えるオチというのはなく、途中の林の歌だったり、踊りだったり、家城をいびるところだったり、作られた1つのコントの展開で笑うというよりは、林の動きや家城の反応が可笑しいということ。
作りこまれた世界が外枠にあって、アドリブ的にその場で作られた部分がお笑い要素である、というのがカリカスタイルなのかなぁ、と思った。
特に面白かったネタは「仕分けする2 人」「風評キヨシと風評5」「発電坊や」「林ジャケットプレイ」*1まさにカリカスタイル!
カリカはシンプルで欲張りで面白い。

*1:ジャケットプレイはネタではない…