W-A-芸〜落語と漫才のコラボレーション〜 2013.4.16

W-A-芸にいってきた。

漫才を落語に、落語を漫才に…というライブ。いつも楽しい。
今回は囲碁将棋が古典落語を漫才にして、桂三四郎囲碁将棋の漫才を落語にする。

オープニングトークで福田が、囲碁将棋の漫才は独特だから落語にするのは大変だろう、と言っていて、LLR囲碁将棋の漫才ならどちらが落語にしやすいか、と桂三四郎に尋ねていた。桂三四郎は「LLRさんの漫才はぶっ飛びすぎているから…囲碁将棋さんのほうが…」と。
福田が「ええ!こいつらの漫才、水木タモリとかなのに?!」と言えば、伊藤も「前回の漫才、ロリコンだったのに?」((前回囲碁将棋は理想の出会いネタをやった))と驚いていて可笑しかった。
桂三四郎も言っていたけれど、LLRはワンアイディアで押すものが多いからかな?と思った。囲碁将棋はしっかり最初から最後まで展開があるものね!

褒めるということは、バカにすることと表裏一体!

  • 囲碁将棋「子ほめ」を漫才に

友達に子供が生まれたから見にいくが、上手く褒められるか不安なので練習する…というネタだった。根建と文田が交互にボケていたし交互にツッコんでいた。自分だっておかしいことを言っていたくせに、相手がヘンなことを言うとツッコむというのが可笑しくて、自分の意見ばっかり言い合うオタクっぽい男の子達の会話を電車で盗み聞きしているみたいだと思うのだった。
褒めるルールを指を使って記憶するところが、一筋縄ではいかない囲碁将棋っぽくてすごく好きだった。

  • LLR 漫才「親が見に来たら」

たしかに落語になりそうなテーマ!と思いながら見た。あらためて見てみても「やってみよう」となってする漫才内漫才が「ヒーロー」というテーマというところがとても好きだと思うのだった。ちょっとした毒を感じるし、テーマとして合っているし、うまいこと出来てる!しかし…このネタは結局福田の顔が面白いのだった。最終的に福田の顔で腹が痛くなるくらい笑う。
エンディングで福田がしきりに「そうだよな〜落語によさそうなネタだよなー。ストレートで…」と言っていた。なんでもこのネタは作家の人にテーマを提案してもらって、それを肉付けして出来たのだとか。だから、最初から自分で考えたネタとは違う、やっぱり自分はひねりすぎなんだな…とブツブツ言っていた。へえええ!
たしかに、LLRのネタは、漫才を何かに置き換えたり、日常とかけ離れたものを想像したり、言葉遊びだったりが多くて、現実に役に立ちそうなことを練習したいから「やってみよう」というネタはあまりない気がするのだった。福田の顔や漫才内漫才のメタ感に騙されてたなー。べつに騙してたわけではないけど……

漫才と同じなのは「仕事場に親がくる」ことだけ!漫才を見て落語になりそうだと思った私の想像力の無さよ!と思った。ナンバー1キャバ嬢のもとに偶然、父がくるのだった。後輩のキャバ嬢がトンチンカンなフォローをする、というネタだった。登場人物5人もいて大変そうだった。
後輩キャバ嬢は最初はまともそうなのにだんだんおかしくなっていって、そういう流れが自然で面白かった。人物設定が上手いなー!
漫才も落語もボケは親が来る方じゃない……なるほど、そこがお笑いのミソなんですかい?などという意味の分からない見方をした。



今回で囲碁将棋は最後。次回はロシアンモンキーかも…?と言っていた。LLRが二周りして、まだまだイケるんだから、囲碁将棋であと4回くらいやってもいいじゃない!と思った。