まるまる一日LLR〜Endless Summer〜 2015.8.12
LLRの真夏のネタ祭り
今回の企画は、過去にLLRが1回か2回しかやっていないネタでビンゴをするというものだった。ビンゴとなったお客さんはネタのリクエストができる。
今回披露するような1,2回しかやっていないネタのことを福田が「アバンチュール」と言っていてダサかった。
ネタのタイトルが表れると、MCの竹内が客席に知っているかどうか問うのだが、タイトルでは内容が分からないものが多かった。見てみればすぐに思い出すのだけれど…
- 好きなコンビニ(新ネタ)
数あるコンビニの中で一番好きなコンビニはどれか、という話題から。前半はお得意の置き換えパターンで、中盤はサークルKのことを真剣に考え、さらに後半は伊藤のツッコミが目立つような作りだった。
どれか一つだけで3本のネタになりそうなところを全部盛り込んで1本のネタにしていて、力作なのだと感じられた。今回唯一の新ネタだからかな?
LLRの置き換えパターンが面白くないわけないので、前半もよかったし、サークルKを真剣に考えるところも面白かったが、後半の伊藤のツッコミターンは会場に静けさが訪れていてドキドキした。なぜ私が…
とても面白かったが、とにかく、サークルKに対して合併したサンクスが出てきたり、今は無きam.pmが比べられたりするのが気になってしまって、情報の更新を求む!!と思った。
するとネタ後にMCのまゆみちゃんと竹内がそれを指摘してくれて溜飲が下がった。
でも面白かったので、情報を更新してちょっと変えてまたやってほしい。*1
- 時間割
リクエストできるなら、これが見たいと思っていたので、とてもうれしかった。知っていてもニヤニヤできるし、知らないで見ても驚ける。ルミネの東京ファクトリーでやっていたネタだが、他のライブでも見た気がするので、1,2回ということはなさそうな気が…
- ○○と言えば思い出す
これは去年の新東京ファクトリーでやっていたネタ。ちょっといつもと違うことをしようとしているのだろうなーと思った記憶がある。だからあんまりLLRっぽくないが、そこがレアでいい気もする。でも不慣れな感じがあって、本物の会話に聞こえないのだった。
ネタ後に福田がこのネタは「子供に例えるなら最近帰ってきてない。4年くらい」と言っていた。ちなみにネタの年齢は人間の6掛けだそう。
- エアすごろく
モリエールで5公演の単独ライブをやったときのネタだと思う。そのときもこれが一番好き!と思ったし、今回もとても面白かった。内容はあっさりしているのだけれど、福田が猛烈に動くというだけで笑ってしまうのだった。演じる側のカロリー消費量と笑いの量が比例していた。
ネタ後にすごくウケいたじゃないかとMCの二人に言われていたが、福田は「ウケとかじゃない。独創性だ」と言っていた。なんの話だろうか。
これもエアすごろくと同じときに披露していたネタだと思う。LLR特有のヒドさ。2人して偏見を隠さないのだった。
これは福田に言わせると「海で会っただけで、東京で会おうね、と約束したけど会わなかった」そういうネタだそう。
- 木になる仕事
W-A-芸で古典落語「動物園」を漫才にしたネタ。前々回くらいのまるまる1日LLRでもやっていたはずだが、確かに何度も披露するネタじゃない。こういうときだけ見られるとても面白い特別なネタ、という感じ。大好き
福田いわく「文化的なネタ」。そのわりに、元の落語のタイトルをLLR二人ともが忘れていた。
- 伊藤公式サイト(リクエスト)
これはビンゴになったお客さんからのリクエストされたネタ。「本当にこれでいいんですか?リクエストした人の人格が疑われますよ?」とLLRに言われるお客さん。あはは。
ちょう下ネタだけれど、面白いから仕方がないと思う。
ただ、おかしなサイトに行ってしまって、次々とウインドウが開いてしまう…とか、そういうことって最近はない気がするので、ちょっと古くなってしまったな…と思った。
新ネタは最初の1本だけだったけれど、7本もLLRの漫才が見られたので、とっても満足した。ビンゴは24マスあって、全部見たいので、まるまる1日それでいいのになーと欲張りなことを思った。
LLRの幕張ファクトリーSP
まるまる1日LLRの中のファクトリーは、吉本以外の事務所からゲストを呼ぶのが恒例となっている。今回のゲストは、三拍子、ジグザグジギー、ウエストランド、フルーツポンチだった。
ジグザグジギーは吉本所属ではないにも関わらず、幕張の劇場によく出ている。支配人に気に入られているから、LLRよりも先にブッキングされていた、と福田が話すと、池田が「(今回ゲストに呼んだのはLLRとしては)本望ではない?」と反応していた。LLRとしては、「本望でない」ほどではないが「まあ、いるな」くらいの感じだと。
三拍子は初めての幕張。ジグザグジギーとウエストランドでは少し弱いので、大物枠として三拍子を呼んだ、と福田がさりげなく他二組に失礼なことを言っていた。
ウエストランドは河本が指を怪我しており、曲げた状態で固定しているため、指をつめたように見えるのだった。井口がこの日遅刻したということで、「遅刻したから指つめました」と言っていて面白かった。
フルーツポンチは亘がサーフィンを中断してこのライブに来たと。
- LLR「妊婦かデブか」
よくあるテーマだけれど、「見てわからない」というテーマなのでコントに入ったときに無理がなくて、見やすいなーと思った。そういうところが漫才のテーマとして人気がある理由なんだろうか(多分違う)
LLRの二人そろって口が悪いところが遺憾なく発揮されるネタで、二人ともデブも妊婦も擁護しないところがらしいのだった。
- ウエストランド「世界征服したい」
よく見るネタだけれど、多分毎回ちょっとずつ違うし、井口のいじけは何度聞いても面白いなーと思った。それにしても河本の指の怪我が気になる。
- フルーツポンチ「給食費を盗んだと疑われて出て行った友人を止める」
フルーツポンチも漫才やるんだ!久しぶりに亘を見たけれど、すごく華があるな、と思った。華がないことが売りなのかもしれないから、あまり良くないことかもしれない…
- 三拍子「イントロクイズ」
絶対に正解させるクイズの逆バージョンをイントロクイズで。これだとなんでもアリになりそうだけれど、そうはなっていなくて、ちゃんと制限があるところがさすがだと思った。
あんなにたくさん歌うのは大変そう。
- ジグザグジギー「居酒屋メニューの略」
宮澤が途中、すごく高いところに登っていて、その高いところにいる宮澤が怖くて面白かった。物陰やガラス越しなどから覗く宮澤ってものすごく面白いと思う。
- LLR「プロポーズの言葉」
これが…もう…すごくヘンなネタで!普通お笑いのネタでヘンなネタと言うと大抵は褒め言葉として使われそうだけれど、狂っていて面白いとかつまらないとかそういうことでなく…とにかくヘンだった……
スーパーありがちなテーマであるからこそ、途中でちょっとメタ的な要素が見えたからそっちへ進むのかと思いきやそうでもなく…みたいなことが繰り返されるのだった。
ありがちボケ→ちょっと聞いたことないボケ→思いもしなかったツッコミ→ありがちボケ→それに対する一般的なツッコミ…のループみたいな…どっちなの!という……
オチもLLRには珍しく伊藤が福田のボケを否定する(ツッコミではなく)形で終わるのだった…
LLRがメタっぽいネタをよくやっていた頃は、ベタなよくあるテーマへの皮肉みたいなものが感じられ、でもあからさまには皮肉らないというところが洒落ていたのだが、このネタに皮肉はあるのか…それすらわからなかった。悔しいのでもう一回見たい。解りたい。
コーナーは犬猿の仲仲裁選手権
まずBOXから名前を引くことで、犬猿の仲になる二人を決める。大喜利大会やジェスチャーゲームなどの普通のコーナーをやりつつ、犬猿の仲の二人が喧嘩を始めると、ランダムに選ばれた1名がお客さんにバレないように(というテイで)仲裁する、という……複雑で盛り盛りな企画だった。トッピング多すぎる……
こういう出演者を信用しすぎな企画をいつものメンバーでなく、LLRとは違う事務所の芸人とやるのはいつも見ているファンとしては新鮮で面白いのだった。三拍子は何をやっていても面白いかった。
いろいろな上手い仲裁があったが、「夏休みだから!」という仲裁セリフが福田に気に入られ、宮澤が最もうまい仲裁役ということで決着がついていた。
LLRの皆で笑いの花火をあげよう!WONDERLAND
最後はコーナーライブ。企画は「芸人ガチトーナメントタイマン対決」
1対1のトーナメントで福田の考えたゲームをボックスから引いて対決。単純な企画だけれど、出ている芸人がみんな面白いので、ちょう面白かった。
とはいえ書くことがないので、ゲームと勝敗となぜか一言を書いておく。
1対戦から地味ゲーム
- ボンバーマン対決すーなかvs関町○
すーなかおじさんはよちよちと動いた末に自爆
- 竹馬対決 田所vs村上○
世紀の名勝負。この二人の対決に竹馬が当たった奇跡には生のありがたみさえ感じる。勝者は村上だったが、芸術点は仁のほうが高いとの評価
- けん玉対決 ○竹内vsまゆみちゃん
「坂口は膝の使い方が悪い」と佐藤大
- 織田裕二対決 BKBvs長田○
東京ラブストーリーの第1話、指定した時間に織田裕二が出ていた方が勝利。どちらの指定した時間にも有森也実が一番映っていた
- 旗あげ対決 ○松尾vs亘
関町の号令がトリッキー
- アツアツカップ麺早食い対決 ○赤羽vs伊藤
終わっても食べ続け、BKBにもあげる伊藤
- 3秒オセロ対決 ○佐藤大vs宮地
挑戦する方もさばく方も難しそう
- 絵描き歌対決 ○村上vs関町
絵描き歌の歌い手の滑舌が悪い
- 大縄跳び対決 竹内vs長田○
縄を回す佐藤大にやる気がみなぎる
- 紙風船チャンバラ対決 ○松尾vs赤羽
チャンバラが故障
- 紙飛行機対決 佐藤大vs村上○
エキシビジョンで宮地も参加。村上が試しに作って失敗した紙飛行機に酷似したものを作成する宮地。2階席から落下すらせず(網に引っ掛かる)
- どっちが勝つでしょう対決 ○長田vs松尾
マイナーな修斗の試合でどちらが勝ったかを予想。福田が選手の名前を間違い続ける<決勝戦> 3回勝負 長田vs村上
- 切って白羽取ってじゃんけんポン 村上勝利
長田は圧倒的にじゃんけんが弱い
- ultra soul対決 長田勝利
ultra soulを聴かずにultra soulの場所でultra soulと言う
- ジョーカー対決 長田勝利
ジョーカーめくったら勝ち。長田、体力で奪い取った勝利
というわけで優勝はチョコレートプラネット長田