ジューシーズ2015ベストネタライブ 2015.12.27

ジューシーズ2015ベストネタライブにいってきた。
ベストネタライブというタイトルそのままに過去の名作を怒涛のように披露していた。2時間半

  • 漫才

松橋「最後のライブにいきなり漫才っていうね」
児玉赤羽「うん」
松橋「僕達解散ライブ初めてだから、様子を伺いたいっていうか」
松橋「まあ最後なんですけど。なんでかって言うと…」
児玉「お前が掃除のことばっかり考えはじめたあたりから!」
松橋「そんなことないよ!ネタやってるときに掃除のことなんて全然考えない!じゅーそーずのことしか!」
児玉「重層ずって!」
松橋「クエン酸(健さん)のことも考えてます」
赤羽「クエン酸?!ってなに!」
松橋「カビ(ダマ)のことも考えてるよー」
児玉「カビって全然掛かってない!」


などという素晴らしい解散漫才が……そして…


児玉「気まずい瞬間てありますよね。今もそうですけど」
と言って、トイレで店長の悪口言ってたら店長に遭遇するネタに!上手い!(?)
「このネタは営業で1番やったネタで千回はやったかな?」なんて言いつつ、きっちり漫才を披露。
そして…
松橋「笑いの炎は消えてないってことを見せないと!ここでガツンと新ネタやろう」
児玉「え?新ネタ?最後なのに?」
松橋「そう!笑いの炎を!」
児玉「まあ、そうかもね」
という流れで、ネタを忘れちゃうネタに!上手い!(?)

解散をブリッジに手垢のついた漫才をするジューシーズは最高にかっこよかった。おもしろすぎる。

  • あだ名

「おじ様コオロギ?地球防衛軍だ」のパンチ力。
こんなにこういう感じのネタなのに、何回見ても新鮮に面白いのって不思議だな、と毎回思う。今回も思った。

  • V「 鼻歌は伝染するか」(2010.3.10ほくろ先祖のバブル145)

無限大ホールの楽屋で当時の無限大芸人達がわちゃわちゃしているのだった…青春の匂い…

  • 牛丼屋

名作だなぁ!名作だぁ!と感動しながら見た。「これを聞いてもまだ生卵出しませんか?」と豪語して、「なんかぁ…卵が欲しいって言ってるのにぃ…」と下手すぎるスピーチをするというボケ、こんなのジューシーズしかできないでしょ。っていうか松橋しかできないでしょ!と思う。

  • V「鼻歌は伝染するか」

出てくるのが森木に菊様である。香る青春。

未来から来た2人にまどわされる児玉。この構図のジューシーズのコントで面白くないものなんかない。3人が走り回ればそこには笑いしかないし、児玉が踊ればそこには爆笑しかない。

  • V「鼻歌は伝染するか」

無限大ホールにボンとデンペーが…青春…
ジューシーズよりも先に向井が歌い始めてジューシーズに伝染するっていうのは本当に素晴らしい映像だと思った。

  • 新任教師

かわいいやつである。「ドーナッツやったぁ!」のやつ。
松橋が可愛くなる理由がマジで分からないけど、そんなのどうでもいいし、最後までわからなかった。かわいいのでよいですね。

  • Vうまい棒はうますぎる棒(2008.1.31マジDEパック作戦)

このシリーズはあんまり好きじゃなく、やっぱり今日見ても好きじゃなかったが、児玉の精神力の強さはすごいと思う。*1

  • 言い間違い

立てこもり犯(赤羽)のところに刑事2人(児玉松橋)が突入するも、全員色々言い間違えるネタ。
ジューシーズにしてはきっちり系のネタだけど、本当に言い間違えるハプニングもあって、ちゃんとグダるところがさすがだと思った。ここへきてちょっとスベり気味だったし

いじられキャラの児玉がいじられている最中にいじっている二人(赤羽松橋)の関係がおかしくなるネタ。
このネタを初めて見たときの衝撃を今も忘れられないが、その衝撃を受けたオチ部分は変更されてしまっているのだった。寂しくもあるけれど、ルミネタ*2であの衝撃のサバイバルダンスで、手拍子が起こったのを目撃しているので、そりゃあ、ずっとあのオチではいけないよね、と納得するところではある。

  • Vジューシーズのイタズラ大作戦「人はどこまでいったら怒るのか」(2011.7.6みんながうらやむメカニック煮)

これまた無限大の楽屋で青春の匂いが!

  • ドラマのオープニングの雰囲気出すゲーム

これって松橋だよね。松橋のカラーの松橋ネタだよね…と。どのネタもそうだけど、でもこのネタは特に児玉赤羽がコンビになったときには無いだろうなーと思った。

  • Vイタズラ大作戦

関町の変わらなさは、ちょっと異常なんじゃないかと思った。結婚して子をなしてる今と全く同じってどういうこと?

  • 孫のユウタが仕事の邪魔

社長の祖父(赤羽)が部下(児玉)と仕事の話をしている間、孫のユウタ(松橋)がいたずらしまくるネタ。
先日、別のライブでこのネタを見て、松橋が赤羽と児玉で最後に遊びたいだけ遊んでるなーと思ってしんみりしたのだが、その時よりも今回の方がカラっとして見えるという……。私がそう見えただけだろうか…

  • Vイタズラ大作戦

ターゲットはLLR伊藤のはずだったのに、松橋赤羽が児玉にイタズラするのだった。児玉がずっと「伊藤さんに!!」と言い続けているのをニヤニヤしながら眺めた伊藤が最終的に「ちゃんと掃除しろよ」と言って去っていく姿は、今より若いけど、太ももパンパンだった。

  • 二次会カラオケ

グビダイン。
ジューシーズの単独を見ると児玉のプレーヤーとしての素晴らしさに目を見張るが、このネタはこんなにちゃんと芸人らしく芸人だっけ?と思う。踊りだけじゃなく、なんかちゃんと芸人なのがすごい。


ここで一旦3人が出てきて…
「3人とも芸人は続けるし、解散するのは対立したとかそういうことでは全然ない。今後確実に良くなるための解散で、必ずよくなります!」「簡単に言うと方向性の違い」と言う松橋。
松橋が「今より必ず良くなる。今より売れる」と言ったときに、そこまでうなずいていた児玉が「え?売れる?」と言っていたのが、なんとも言えず…。そういうことなのだなーと…思った。



そして、「ジューシーズといったらコレ!というネタをやります!」と豪語して、見たこともない、リンゴを次々にテーブルに出すコントを始めるジューシーズ
オチでカリフラワー(?)を出したところで、竹内*3が「いや見たことないコント―!!」とツッコミつつ登場するのだった。
オチを失敗しちゃったから、もう一回やります!ってことで、「リンゴ見せ」のコントを再び始めるジューシーズ
竹内の「いや、にょんぺり星人とか見せてよ!」「演技コントとかあるだろ!」などの的確なツッコミがありつつ、再びカリフラワー(?)を出して、失敗。
「これで終わりでーす」「今までありがとうございましたー!」ってな感じで本当に幕が下りて、客席から「えー!」という声があがって、ジューシーズは解散した……。



まさに「ジューシーズといったらコレ」な終わり方だった。




ゆるっゆるのネタなのに、芸人としての意地を感じさせる解散ライブだった。絶対に前向きな解散なんだと、しんみり終わるようなことは絶対にしないんだと、「残念」とか「寂しい」とか後悔は一言も口にしないぞ!という…意地をゆるさとスカしで表現するところがジューシーズだなあ、と思った。そんなジューシーズは最高で、美しい最後だった。
それなのに…私は寂しくて泣きながらこのブログを書いてごめんなさい、という気持ち。

*1:この単独は見たことがないはずなのに、このうまい棒のやつを見たことがあるのはなぜ…

*2:懐かしい

*3:ミルククラウン竹内健人ジューシーズ専属ツッコミ