まるまる一日LLR〜幕張に吹き荒れる笑いの春一番〜 2017.4.22

LLRの春のネタ祭り*1

MCは竹内健人とスパイク松浦
「1年ぶりですね〜」と二人。松浦の衣装のテーマはシンデレラ。
松浦「昨日もやってましたし」
竹内「汚いシンデレラですねー」
今回は今年はLLRM-1ラストイヤーということで、本気で決勝に行きたい。ネタを芸人に審査してもらい、どのネタをM-1にかけるか決めてもらおう、という企画。
企画内容を聞いて笑いの起きる客席に「今更?本気で?と青き炎*2たちは思うでしょう」とその気持ちを代弁する竹内。「本気なんですって」「今ネタを決めるんですって。早くね?って思いますよね?」「コンビによっては今頃から決めてる人もいないことはないですけど、お客さんも今から何のネタをするか知っているというのは前代未聞ですよ」


審査員は学生の頃から吉本だけでなくいろいろなネタを見てきたマヂカルラブリー村上、3度のM-1決勝経験者POISON GIRL BAND吉田、今や売れっ子作家元マキシマムパーパーサム長澤の3人。*3


披露されたネタと審査員3人の評

  • 結婚式の二次会

ご存知結婚式の二次会である。ババアじゃねーかのツッコミにつながる後半のいくつかのボケが変わっていた。
吉田: 相手が誰だかわからないということなら「どっちも男じゃね―か」などもあってもよいのではないか。
村上: LLRさんはキレイ。サイズ感がよい。
長澤: 伊藤が黒い

  • 部活

これも後半のボケがいくつか変わっていた。
長澤: 各部へのネタふりは福田が自分でふって自分でボケるより、伊藤からしたほうがよいのではないか。
村上: 『感情の爆発』と(メモに)書いてあります。伊藤さんの感情を爆発させた方がよいのでは?もっと変態性をだしたほうが…
吉田: 伊藤ちゃんのツッコミにバリエーションがほしい。同じ言葉でも言い方を変えるなど。ネタの入りはカンペキ。

  • 好き嫌い

数回前の幕張ファクトリーでやっていたネタの後半を大幅に変えたもの。
長澤 : なんで伊藤はそんなに福田の好き嫌いが気になるのか、と思ってしまう。
村上: 裏付けがほしい。福田さんはアザラシの肉は食べないですし…
竹内「オチもひどいですし」
吉田: 後半の「食わねーのかよ」だけでもよいのでは?自分はあのオチ大好き。自分達でつくったものを自分達で台無しにする感じが

  • 女子会

最初に披露した時から短くするためにカットはされているけれど、変えた部分はない気がする。
長澤: 「映像」というのがよい。「ちょっとやってみるから」ではなく「映像」だから惹きこまれる。伊藤も「映像」を見ている顔をしていた。
村上: このネタでいいと思う。ただ賞レースだとどう言われるか。ボケてはいないから「ボケてへんやん。漫才ちゃうやん」とかスベったこともない審査員に言われる可能性はある。
吉田: 面白いと思う。でも女の人からどう見られるか、共感させるのか、「あ、私言ってる!」と思わせるのか。どちらにするのかが問題。

  • 整形

「目やれ〜」からの部分が昔に比べると少し長くなっただろうか。
長澤: 伊藤くんはこんなに口が悪かったっけ?福田を知らない人がどうか。
村上: 福田を知らないかどうかはネタの前に目が細いことをフっておけば大丈夫なのでは?ただ、福田さんの“ブシ”があるじゃないですか、飲んだときとかにベラベラベラしゃべるようなアレ。あの福田節をやって、それを伊藤さんに「目が細い」というだけでいとも簡単につぶされていくようなのが見たい、それだとおもしろいと思う。
吉田: 福田いじりになってる。やはり最初に「目が細くて悩んでるんですよ」など言った方がいいだろう。

  • パン屋(リクエスト漫才:ライブ前に事前アンケートがあり、LLRM-1決勝でやってほしいネタというもので客席からもっとも多く票を得たネタ)

長澤: 世紀末の詩大江千里のやつと藤原竜也のやつが元ネタだということはわかった。パン屋をやるときの伊藤の声が小さい。テレてる。
村上: 自分の考えた完成図だとめちゃくちゃ面白い(くなる)。死体を隠して何気なくすごしている伊藤がめちゃくちゃ責められるような。そうしてほしい。
吉田: 死体を隠したパン屋だけでいくと思った。最後まで怖い感じでいくか、もっとブっとぶか


すべてのネタが終わって、審査員とLLRもMCの2人がいる舞台上へ集合。
村上「いやー、これくらいの尺だと(LLRは)漫才師だな、と思う。」
竹内「いつもは??」
村上「いつもは遊んでいる」w
村上「賞レースのえるえるさん大好きなんすよ。青いスーツ着て」
福田「あのスーツはルミネの大掃除で行方不明です」
えー


今回、この企画をやろうと思った理由を福田が述べていた。今までは人に意見を聞くなどということはなかったと。
福田「そういう女みたいなことは一切しなかった」
松浦「もう!なんなんですか?“女”っていうのやめてもらえます?」
しかし今年でM-1最後だし、もう自分でも15年もやってきたらどうしたらいいかわからないくなってきたし、他の芸人に決めてもらうのもいいんじゃないか、と思ったとのこと。
M-1用以外のネタはライフワークみたいなものだし、べつに変えない」
今までは福田が予選の2日前くらいに決めて伊藤に告げていたとのこと。
竹内「伊藤はなんとなくわかったりはしたの?」
伊藤「まあ、これだろうな。みたいなのはあったよ」
今年は今から決まるのである。どうなるの!

それから福田が自分達はファントムなんだと言っていたが、なんでファントムなんだかは忘れた。伊藤も「LLRはファントム」と言っていたのは覚えている。「ファントム」とだけメモしてあった……なんだよ。


審査員の点数を集計して5位から結果発表。
この発表の際にネタについて福田がごちゃごちゃ言っていたので、それもメモ。


5位 好き嫌い
福田: 一昨日作った。いろいろな種類のネタから選んでもらいたかったから。今は本当のことをネタにするけど、ちょっと前はそうじゃなくて、コントみたいな。チュートさんとか。だから「ウソだろ」っていうのはわざとです。想定内です。
竹内「悔しいんですか?」「大丈夫ですよ。1位もあなたの作ったネタですから」w
一昨日作ったと言っていたが、数ケ月前の幕張ファクトリーで見ているので、改変したのが一昨日だったのだろう。福田がチュートリアルのネタを意識したことに注目したい。好きなのはわかる。


4位 結婚式の二次会
福田: まあ、コンテストには向いてないですね。ボケ数が少ない。
THE MANZAIのサーキットでやっておいてそれはないでしょー!と思った。


3位 部活
福田: 結婚式の二次会と順位が逆かと思った。想定外。
M-1の予選でやっておいてそれはないでしょー!?


2位パン屋
福田: 僕はあんまりおもしろいとは思わない。実はこれでも世間に寄せてて、一番好きなボケをカットしている。(「おにぎりください」の部分)
吉田「そういうボケを入れた方が余裕を感じるかもしれないけどね。お客さんもそれを感じて笑ってくれたり。」
福田「そういう風に見てる人いないですよ。吉田さんくらいしか」
ファンからもっとも人気のあったネタを「あんまりおもしろいと思わない」と言う福田w
しかもそのカットした部分を好きだと言うファンが多数いるというねじれ現象をおこしている。こじれた関係だ。


1位 女子会
福田: なぜこういうことを言って嫌なヤツにならないか。僕はそういう特殊能力を持っているんです。伊藤が言ったら嫌なヤツになるんです。なぜなら僕は女性をかわいいと思っているから。伊藤は性の対象としか思ってない。僕は妹もいるし。妹はどんなにいじめても嫌いにならないじゃないですか。それと同じで。男も女も同じように思っているから、イヤなヤツにならないんです!
竹内「でも皆さん妹じゃないですよ?妹だと思ってるんですか?」w
そこから松浦や村上が「まあ(福田は)見た目も中性的だし…わからなくもない」などと同意し、「でも伊藤ちゃんだって別に…」となったところで、伊藤が「僕は女性のことを完全に下に見ています!」と断言して、ひゃーっとなって、議論は終わった。
吉田が言う「共感なのか否定なのか(否定というか揶揄?)」というのは、どちらも面白くするには女性の気持ちを分かっていないとできないと思う。LLRにそれはどちらも無理な気がする。福田は自分に特殊能力があると言っているけれど、それは福田が思っている能力とは違っていて、確かにこのネタは中年女としてイヤな気持ちにはならないけれど、それは「その歳で男を捕まえられるわけねーだろ」ではなくて、「その歳まで一人だったなら一緒にいろよ」だからなのである。福田の女に偏見はあるけれど、なんとなく本質的に女に卑屈じゃない感じ。恨んではいない感じがほどよいので、どちらかに振れてしまったらダメな気がする……唯一吉田のネタ評で「えー?」と思ったことだったので…。でも何度も言ってたし、吉田が言うんだったら正しいのかなー


6位 整形
これについてはとくにコメントがなかったと思う。
これは他のネタに比べてもダントツに古いと思うのだけど、少し前から吉本以外のライブでもやったりしていて、どうしたんだろう?と思っていた。福田の心情としてこういう自分をいじるネタをやることで新境地に踏み出そうとしているのか、はたまたどこもカットしなくても短いし楽にできるネタだからなのか。たまに通常公演のようなものでチラっと見るのに良いネタですよね。 ネタ披露後に村上が言っていた福田が福田節でごちゃごちゃ言うけど伊藤に「目が細い」というだけで全部つぶされるネタちょう面白そうじゃないですか?ものすごく見たい。


今回ネタが決まったら、これからの舞台はそれしかしない。と福田が言っていた。「飽きるでしょ?」と竹内に言われても「飽きない。俺はすき家の牛丼を29日連続で食べた男だ!」と。
長澤「29日目に飽きたんでしょ」
福田「いや、健康面でやめただけです」
長澤「だったらもっと早くやめろよ」
吉田「でも伊藤ちゃんが飽きるでしょ」
福田「飽きたその先がありますから。男女でも3年くらいで倦怠期がきますよね。でも6年くらいでもっと仲良くなったりして。伊藤がそうなって更に上のステージにいきますから」
吉田「なんにでも向こう側があるっていうもんね。ネタの向こう側ね」
福田「そうです」


審査員の3人が戸惑うほどに、きっちり短くまとめて中身も改変して6本披露したLLRだったが、今年は絶対にありえない「部活」と「結婚式の二次会」を選択肢に入れるのはもったいないのではないかと思った。本気本気と言いつつ本気じゃないじゃーん!と思ってしまった。こう思うのはもしかすると、私に「最近よく見たネタじゃないものが見たかったから」という気持ちが入っていなくもないけれど、でもさー。「部活」と「結婚式の二次会」はすでに予選で落ちてるんだから…今年どんなに改変したって、ないんじゃないのか。
結果として「女子会」になったし、2位も「パン屋」なので、よいのだが。最後の最後にダメだった場合に人のせいにできる保険をかけているんじゃないか…と意地悪いことを考えた。と、わりとライブ直後は思っていたのだが、これを書いていたら、マジでいけるんじゃないの?という気持ちにもなってきて、実は本人達もそうだったりして!となった。まあどっちでもいいや。
3人の審査員たちの言うことがふざけているようで実に真摯で面白かった。吉田のは本当に実践的なアドバイスだと思うし、村上の自分ならこういう風に変える、というアイディアは本当に面白そうだった。今回のラインナップはもともと福田が賞レース向けに選んだものだった気がするが、福田は賞レースには向かないと思っているだろうけど、実は賞レースに向いているネタというのもあるのでは?と思える。もっと他のネタでもこの企画をしてほしいなーと思うのだった。あー楽しかった。なんだかんだでLLRのことなので、しれっと違うネタでM-1に挑む可能性はあると思います。

[東京ファクトリー]LLRの幕張ファクトリー春風SP

今回のゲストは竹内健人アイデンティティ、ザ・ギース、脳みそ夫ウエストランド
OPでは恒例の竹内は何回幕張ファクトリーに出ているか、という質問から。竹内「LLRと同じ回数です」「自分のファンじゃないところで毎月新ネタを…」
福田「昨日も吉本本社でパソコン開いて…。フリーのサラリーマンですよ」
竹内「ふつうでしょ」
福田「今日は細めのボーダーで」
竹内「はい」
福田「どうしてボーダーが好きになったんですか?」
尾関「一組一組そんなに時間かけるんですか???」
竹内「毎回出てるのにこれですから」
福田「聞いたことなかったなーと思って」
竹内「(ボーダーは)流行り廃りもないし、何にでも合うので…」(ちゃんと答える)

つづいてギース
つい2ヶ月前にも幕張ファクトリーのゲストに来たギース。竹内が「ちょっと頻度が高いのではないか」と文句を言っていたそう。
尾関「前回ボーダー着てきて怒られたから、水玉にしたのに!」
竹内「このままだとジグザグジギーみたいになっちゃいますよ。いいんですか?ジグザグジギーみたいになっても」
高佐「いいですよ」

アイデンティティ
初登場のアイデンティティ
田島「初めまして」
福田(見浦に)「こんな服の芸人います?」
見浦「いますよ!全員衣装いじるんですか??」
福田「こっち(野沢雅子の扮装をしている田島)は、西ドイツ代表みたいな」
伊藤「なんでアウェーなんだよ」
福田「もしくは初期のヴェルディみたいな。ここ(胸)に“Coca-Cola”って書いてあれば」
福田「芸歴どのくらいなんすか?」
田島「12年ですね」
福田「あー。ギースさんの半分くらいですか?」
尾関「そんなわけない!」
そこから15年くらいの芸人は芸歴を詐称するという話がなされ、OPに間に合わなかったウエストランド脳みそ夫ものちほど追及しようという話になっていた。なんなんだ。

ネタ

  • LLR ウンチ

ネタ祭りでM-1用のネタをいくつも見て若干食傷気味になっていたのか、このネタを見て、そうだよね!LLRはこれよね!という謎の高揚感に包まれた。世間で話題のウンチドリルの話からお笑いのパターンへの言及がなされ、「ウンチの話に戻そう」というキラーフレーズが生まれていた。最高だ。

竹内のネタに使われる女性の声はいつも同じだけれど、誰の声なのかな?今回は竹内がその声を聞きとって代弁するので、あの声がなくても大丈夫そう。すっかり世界に入り込んで見たので、朝の弱い私としては「うるさいなー竹内―」と思ったが、一緒に見た朝に強い友人は、起きない彼女にムカついたらしい。すごい。そして、鯉にはGPSが埋まっているに違いないと友人たちと話した。

後ほど、福田が「1人カラオケ来て、時間がないから最後の1曲入れよ!つって、サザエさんは入れないでしょ」と言っていて笑った。そう思う。

  • ザ・ギース かあさんの歌

高佐の「お前が取り調べがんばれよ」というツッコミが秀逸だと思った。あと後半のひどい歌詞が最高だった。私も握手したかった。

そんなに何度も見たことはないけれど、ちびっこ石油王はいつも聖徳太子の扮装でされている気がする。

いつもとちょっと違うテーマのネタで、序盤でフレーズをとばしたせいか、ふわふわしていた。良く考えたら、クスリつながりとか、歌詞をセリフに…とかLLRのネタでもあるな。関係ないけど。
いつもと違うから、お店にも入らないし、女子の文句も言わないけど、井口はモテなかった。おもしろかった。

  • LLR 事故物件

福田が物件情報を言っていって、事故物件はどれでしょう?というネタ。ネタフリとして、福田が「事故物件が分かる」というようなことを言っているのに、伊藤に当てさせるというそもそもその設定が破たんしているし、よさそうな物件情報を言うけど実は最後にヘンなことを言うのは目に見えているのでどうかと思うけど、LLRがだらだらこういうことを言っているだけで笑ってしまうので、私はもうダメだ。1分間くらいまったく笑いのない時間が何度もある。結局西武線をクサして終わるしLLRを煮詰めたみたいなネタだった。


コーナーは福田チームvs伊藤チーム3番勝負!
3番勝負と言いつつ、時間がなくなって2番勝負で終わっていた。
スリーセブンゲーム対決と紙飛行機ゴルフボール対決
スリーセブンゲームはお題に対して、それに該当するものを7つホワイトボードに書く、というもの。
高佐が「英単語」というお題で「Apple」「Book」の次に「Because」と書いたのが可笑しかった。今書いていて気付いたがMacbookを使っているのかもしれない。
また「給食のメニュー」というお題が出たのも笑った。
尾関「地域によるでしょ」
竹内「料理名書いときゃ大体大丈夫だよ」


紙飛行機ゴルフボール対決は自作の紙飛行機を2階席から飛ばして、舞台上の台へ何回で乗せられるか、というゲーム。
尾関「たのしそー!」
井口「めちゃくちゃ楽しそう!LLRさんのライブ、たまにこういうのがあるんだよな〜♪」
かわいいな井口さん*4
結果は高佐が作った飛行力より若干落下力のある紙飛行機が惜しくもホールインワンを逃すほどで、伊藤チームが勝っていた。福田チームの尾関制作の紙飛行機は飛行力がありすぎて、台に乗せるのが難しそうだった。
福田「尾関さんの(紙飛行機)性能はめちゃくちゃいいんですけどね」
尾関「すイエんサーで見たから!」*5


楽しい回でした。

LLRのよしもと芸人vsよしもと辞めたヤツ

これに関しては省略で…
「バンザイ対決」で呼吸困難になり気管支を痛め、2日後も苦しんでいることだけ書いておきます。

*1:今回かなり詳細に書きますが、単語しかメモしていない上に、誰が言ったか書いていないので、詳細ですが確実ではありません。

*2:いつだかのまるまる一日LLRLLRのファンのことを一見冷めているようでいて心の内は熱い、炎で言うなら青い部分。「青き炎」と竹内が命名した

*3:竹内の読むあおりがこんなニュアンスでした

*4:と書いていたらパソコンに缶酎ハイをこぼしたのでやっぱりかわいくない

*5:すイエんサーで見たから」というのを紙飛行機制作時から5回は言ってた