第三回LLR福田がしゃべる 2010.4.18


福田がしゃべるに行ってきた。

今回も福田の鼻歌ではじまった。
毎回音痴すぎて曲名を聞くまで何の曲だかわからないが、今回はついに本人もタイトル不明の曲を口ずさんでいた。

遅刻者が多いと憤る福田。
「時間通りに来ていた人に迷惑がかかるんだから、まあ全然思ってないですけど」

唐辛子せんべいのせいで用を足すときに肛門が痛い。便が触れなければ痛くないのでは?と考え、ウォシュレットをしながら便を出した。
トイレがひどいことになるので絶対にやらないように、とのこと。

イシバシハザマ

お酒も炭酸も飲めないという硲。それに対して福田は「つまんねー」と言う。
喉を潤したいときは水が一番。居酒屋に行ったときも本当ならまずは水を飲みたい。
しかしいきなり水を頼むのはケチだと思われそうでイヤだ、水もお金を取って欲しい、と言っていた。
また硲はお子様ランチが大好きだがこれも大人の自分が注文するのは難しい。
これを聞いて福田は「もうお前のことわかった、お前そういうとこあるよなー」といつもの決めつけ分析。
水を頼むとケチだと思われるとかお子様ランチを大人は注文できないとか、硲は体裁にとらわれている。
自分だったら好きな水がタダでラッキーだと思うし、お子様ランチが好きなら注文する。
これはわかるような気がするが、やっぱり硲の方がノーマルな人間なんだろうと思う。
福田は硲のそういうところを30歳になるまでに克服しろ、と言っていた。なんのこっちゃ。

電車の席に座ろうとしたときに隣の人のコートが座席にはみ出していたいた場合どうするか、という議論をしていた。
硲は座る雰囲気を強烈に出してどうにか引っ込めてもらうように努めるがなかなか上手くいかないらしい。
福田はそんなの手でよけて座る、なんなら(その人の腿の下に)差し込むと言っていた。
自分はさすがに差し込みはしないけれど、手でよけるなあ、と思っていたら会場は福田の意見を聞いて「えー」となっていたので驚いた。
あの「えー」は差し込むところについてだろうか?そう信じる。

グランジ五明

このライブが人気なのは2人でしゃべることでゲストの普段は見られない姿が見られるからではないか、と福田。
しかし五明は舞台上と普段がまったく変わらない。だから今回必要ない、と帰ろうとしていた。

休みの日は何をやっているか、という話題。
五明は近所の銭湯に一日中いる。銭湯では「あのデカイやつ来るからお湯は少なめにしとけ」とか「シャンプーは多めに入れとけ」とか話題なのではないか、と2人で笑っていた。
福田は予定を決めて動けない。だから何も決めずにとりあえず外にでる。
風や太陽の光を感じて何をするか決めるとのこと。
何言っても安いミュージシャンみたいになる、と自分で言っていた。

五明は仏像作りをしようかと考えた、しかし1体作るのに半年くらいかかるようなので悩むところ。
小学生のころ夏休みは毎年手裏剣を作っていた。家のそばのマンホールの上で鉄板を叩いていたそうだ。
話の流れでは、またそれをやればいい、ということになっていた。

グランジのなかでは一番しれっとした関係に見えるが噛み合わないながらもお互い嫌いじゃない感じがして面白かった。

もう中学生

もう中は出てくると、福田としゃべるにあたり3つのことを考えてきた、と語りだした。
雨が降ったらきっと虹が出てるだろう、など(後の2つは忘れてしまった…)
もう中は言うだけ言ってその解説をしない。仕方なしに福田が自分の思った解釈を言おうとすると仰け反って聞くもう中。
他にも格言的なおかしなことを言うのだが、決して解説しようとしない(多分考えていない)。
そんなもう中を福田は絶対逃さないで解説させようとする。
こういうのを見ているともう中と福田って相性いいよなー、と思う。

他にも、もう中が考えてきたショート漫才の内容を全部説明した後、改めて漫才スタイルで披露したり、ダンボールのネタに福田が参加させられていたりした。
もう中が去って福田一人になったときに「ネタのときに小道具が落ちたのはわざとですから、それだけは覚えていてください」と言っていた。
もう中に振り回される福田だったが、もう中に合わせるだけでなくて、的確な質問をするところがちょっと爽快。

レイザーラモンRG

蛭子さんの格好で出てくるRG。
小泉純一郎のカツラをカットして蛭子さんの頭にしたということだが、福田が競艇場で見かける蛭子さんはもっと禿げている。
最近アバターあるあるのネタをしているが、まったくウケないというRG。
アバターは流行っているといっても実際に見た人は少ないのでは?自分も見ていないし、と福田分析。
だから、予告しか見ていなくてもわかる薄いあるあるにしないといけない。
それでは、とRGがアバターあるあるを披露するもあまりウケない。
シガニー・ウィーバーに…」という内容だったが、それは全然薄いあるあるではない、と福田に指摘されていた。

アバターをネタにした一番最初の芸人はハローケイスケ。まったく知らない状態でやっていたので黄色い衣装でやってしまった。
普段は青いシャツでやってるのに…と福田が言っていて、まったくだよ、と思った。
最近では山崎邦正アバターネタをやって、RGとどっちが先かという問題が起きた。
アバターネタの正確な順序は
ハローケイスケジム・キャリー→RG→キム・ヨナ山崎邦正

全体的にもっと福田がグイグイいったらより一層面白かったのに、と思った。

LLR伊藤

伊藤が出てくると「休憩時間と思って構わない」という福田(確か前回も言っていた)
アバターは伊藤も福田も観ていない。福田はガチャ目なので3Dが上手く見えない。何度かその話になるのに毎回「なんで?」と聞く伊藤。
映画はあまり観ない伊藤だが、福田の話を聞いて観たような気になっている。
それを聞いて「おまえかわいいな」と嬉しそうな福田。何をコンビでいちゃいちゃしているのか。

伊藤は読書をする。福田は本を読まないので良さがわからない。
福田いわく、文字だけでは自由度が高すぎる。登場人物の顔など自分で想像しなければならないのだから、半分金くれよ、とのこと。
自分の好きに想像できるところが良いところなのではないだろうか、と会場中が思ったはず。
伊藤も大体そのようなことを言っていたが、まったく福田に歯が立たず、歯痒い。

椿鬼奴

飲み物にコクの時間を選び、このライブで本当に酒を飲んだのは初めてだ、と福田に言われていた。
それに対して「それが?」と平然としているのがとっても面白かった。

LLRが1年目くらいの頃、鬼奴もコンビを解散して、同じライブに出ていた。あるとき映画シカゴを観て感動した鬼奴はキャサリン・ゼタ・ジョーンズの格好をしてシカゴのネタをした。するととてもウケたため、次から何のネタのときもその格好をしていた。
今はキャサリン・ゼタ・ジョーンズももうしていないのに、鬼奴だけやっている。

椿鬼奴弓道の県大会で優勝経験がある。関東大会でも4位になった。これは全然知られていないらしい。
それをもっとアピールしたほうが仕事に繋がるという福田だが、まったくその気がない鬼奴。全然好きじゃなかったし、と言っていた。
福田が何を言っても響かないし、揺るがない椿鬼奴は素敵だった。

ラフコントロール重岡

お客さんに嫌われる芸人って、どういうのだと思います?という福田の質問に、
しつこくて、グイグイくるヤツだろ、と答える重岡。それはまさに自分のことだと自覚している。
しかし、同じように振舞ってもうっとうしくない顔の人もいる。はんにゃ金田の顔で重岡の様に振舞っても嫌われないだろう、とのこと。
福田もどちらかといえばしつこくない顔。しかし福田は、見た目と性格が合っていないと言われる。
こんなにも喋りまくって、グイグイくる人には見えない、草食な見た目らしい。
芸人には2種類あって、普段大人しいが舞台に立つときスイッチを入れる人と普段からうるさい人。
重岡はスイッチを入れるタイプだが、それがとてもアナログなシステムなので、家を出た瞬間からスイッチを入れて、エンジンを暖めておかないと舞台上で明るく振舞えない、とのこと。
だから楽屋でもうるさくしている。
楽屋でずーっとミニコントをやっているために、本当に怒ってぁw)€煖Cづかれない重岡。
それにたいして福田はミニコントをやる人は怒ってはいけない、という持論を展開。
福田は人によく怒られるが大体ミニコントか本当に怒っているのかわからなくて失敗する。

めったに怒らない又吉を怒らせた福田。ブレーメン岡部のほうが又吉よりサッカーが上手いと言い続けてしばらく口をきいてもらえなかった。
ルミネの廊下で2人っきりですれ違った瞬間、笑わせて仲直りしようとした福田は又吉に向かって「ウエーイ!」と言って中指を立てるも、そのままスルーされた、とのこと。
それを聞いた重岡は「なんでそれで許されると思った?」と笑っていた。
重岡の元彼女は大喧嘩したあと、トイレにいき、しれっと全身タイツに着替えて出てきた。それを見た重岡は笑ってしまい、仲直りしたとのこと。
これが正しい笑わせて仲直りの方法。
重岡って身近にいたら多分友達ではないだろうが、舞台上で見るかぎりやさしさにあふれていて、面白いし、いいよなあ、と思う。

話の途中でもう中学生が出てきて、LLRがこの後神保町花月があるということで終了させていた。

今回もとっても面白かった。
毎回、LLRのファンはもちろんそうでない人も面白いんじゃないかと思える内容。
満席だったのも納得の楽しい2時間だった。
次回はスペースゼロで150分スペシャルということなので、楽しみだなあ。