第二回LLR福田がしゃべる 2010.1.23


福田がしゃべるに行ってきた。
今回も福田の鼻歌から始まった。
下手だなあ。

開演後も続々と人が入ってきてなかなか落ち着かない会場に
「もう始まってますよ」
「僕が言うのもなんですが…」
「自分は時間を守りませんけど、人を待つのは大嫌いですから」
と言っていた。

まずはゆったり感中村。
中村は格好をつけている、という福田。
福田さんのほうがよっぽど格好つけだ、という中村。
見た目のことではなく男として格好つけている、と攻め立てる福田だったが、中村のどんなところが格好つけなのか、多くを伝えないまま次の話へ。
中村のブログがひどいという福田。コメント欄での質問に答えた中村の回答が気に入らないらしい。
「尊敬する先輩は誰ですか」という質問に対しての「どの先輩も全員尊敬しています」という回答に「個人名を答えればいいのに、100点の答え出しやがって」と文句をつけていた。
中村の言い分は、「尊敬するのはLLR福田さんです、と書いたら、ほほーってなるんでしょ?、そういうのがイヤなんで…」ということだった。
なるほど、名前を書かれなかった人に対してではなく、書かれた人に対してなんだな、と思うと興味深い。福田にはこの言い分は流されていて、そういうことを福田は考えなそうだな、と、なんとなく思うのであった。そして中村は本当に格好つけているかもしれないなあ、とも思う。
他にもブログの回答について、いくつも文句をつけていた。いろいろ文句をつける割には読み方が適当だったりしておかしかった。
ファンに嫌われることを嫌がる中村を馬鹿にする福田に対して、福田は血液型にこだわるところが女っぽい、と反撃する中村。
福田は「人間が4種類に分けられるはずがない、とかそういう域は10年前超えた」と言い訳をしていた。
「自分がB型なのをカッコイイと思っているでしょ」と中村に言われると、
「俺はBかOかわからない、だから俺のほうがすごい」と更にわけのわからない持論をのたまう。「統計学的な問題で…」と話を続ける福田を中村は「統計学とかもういいんで…」と制して舞台を去っていった。
「福田さん、自分が思っているより漫才で出てくるとき不細工ですよ」と悪態をついたり、福田を小馬鹿にしている様子で話す中村は面白く、なんだか好きになった。


平成ノブシコブシ徳井
たくさんの飲み物が置いてある机を見て、射的みたいだと言い出す徳井。ウコンを投げて飲みたいペットボトルを倒すとこになった。
ものすごいスピードで投げて福田をビビらせ、見事ペットボトルを1本倒したが「俺のコントロールが悪くてよかったな、本当はお前の鼻を狙ったんだぞ」と恐ろしいことを言っていた。痛いのに、「いや大丈夫です」とやせ我慢する姿をみるのが好きなのだそうだ。
普段クロックスばかり履いている徳井にクロックスのよさを語らせる福田。
徳井は福田とファッションの話はしたくない、とのこと。
福田が「それは俺がダサいからですか?それとももっと崇高な話がしたいからですか?」と問うと、徳井は「どっちも」と答えていた。
とはいうものの徳井はクロックスのよさを存分に語り、その間福田は、クロックスはキン消しみたいな素材、とか、徳井の服装を「ジャージから化け物」と評するなどおもしろい合いの手をいれていた。(化け物のプリントされたTシャツの上にジャージを着ていた)
女のミュールはよくて、男のビーサンがダメなのはおかしい、と徳井が椿鬼奴と口論したという話は笑った。ちなみに徳井は水虫だそうな。
徳井の話はよく吉村とかに地獄だ、などと言われているが、納得できるし面白いと思う。福田よりは説得力がある。説得力があっても説得はされないが。


姫ちゃん
姫ちゃんが何か話すたびに手を動かす(ギャルの動き?)のを福田が「手話なの?」と言っていた。
姫ちゃんはこう見えて繊細でストイックという、レッドカーペットでの話。
1分ネタを2時間前から何度も練習していた姫ちゃん。本番でもウケたので、おかわりいきましょうということになった。しかし2本目のネタに自信が無さすぎて、断ってしまい、そんな自分に腹をたてて泣いていたとのこと。
そんな姫ちゃんを見て、ものいい吉田サラダが、近づいていって、慰めるのかと思いきや「こんなチャンス逃してお前ダメだな」と言ったらしい。福田は「あの人すぐそうやってからかうんだよな、あはは」と笑っていた。
姫ちゃんとはジェネレーションギャップを感じる福田。MAY'Sが好きだという姫ちゃんに「ふうん、そういうバンドが好きなんだ」と言って「バンドじゃありません」とばっさり切られていた。「賭けに負けた」ということだった。
福田は若い頃はカウントダウンTVを欠かさず見ていた。両親が「みんな同じ曲に聴こえる」と言っていたのを馬鹿じゃないかと思っていたが、最近は自分もみんな同じ曲に聴こえるということだった。
それ、ものすごくよくわかるなあ。
姫ちゃんはそんな福田に「終わってますね」と言っていた。がーん。


ニブンノゴ宮地
いろいろなイベントに福田を呼んでいる宮地だがプライベートでは遊ばない、ということだった。わざとそうしているらしい。
もし今の相方以外とコンビを組むなら福田がいい、と宮地。普段の様子と舞台上での様子が同じ人のほうがいいらしい。福田は先輩後輩関係なくガンガンくるところが好きだと言っていた。
そんなに好きなら更にもっとイベントに呼んでくれという、福田だったが、宮地はそれじゃあ、頼りすぎちゃうし…と煮え切らないでいた。
すると福田は、そんなことはない、同じものだと飽きてしまうのではないかという大人のスタンスは要らない。
自分は吉野屋を18日連続で食べても飽きなかった。とおかしな例えを出して力説していた。宮地には「なんのことだかさっぱりわからない」とかわされていた。
宮地はお笑い大好きなので、芸人じゃなかったら、絶対無限大ホールのライブに入り浸っているだろう、とのこと。それに対して福田の感想は「気持ち悪りー」
宮地の作り笑いがわかる、という福田。自分は性悪説をとっているので、明るくて、いつもニコニコしているやつほど、裏があると思っている。
全体的に宮地とのトークは福田の攻め一方だった。
宮地が福田のことを好きなのと、福田が宮地に対して何をっても怒らないだろうと思っているだろうことがわかった。


LLR伊藤
福田は伊藤とのトークは休憩時間だと思っている、とのこと。
伊藤による姫ちゃんの悪口から、頼られたいか、頼られたくないか、という話へ。
「彼女に頼られちゃってー」とうれしそうに言うのは「伊藤あるある」だと福田。自称お兄ちゃん気質の伊藤は頼られたらうれしい。福田は頼られたくない。責任を負いたくないのと、期待と逆のことをしたくなることもある。
「それは頼られたらなんとかしてあげなくちゃっていう気持ちがあるんじゃないの?だから逆に責任感があるんだよ」と伊藤が言うと、「なんで急にそんないいこと言ってくれるの…」と福田。
伊藤は頼られたいけれど、なんとかしてあげようという気はない。「えーじゃあ頼られた、ていう称号が欲しいだけ?最低だな」と福田。
これに関しては会場にいた人はみんな福田と同じことを思ったのでは?伊藤ちゃんてば正直すぎる…。
伊藤は今、神保町花月の脚本を書いている。福田はそのギャラを半分くれ、と言っていた。普段は自分がネタを考えているし、と。
田村の本が売れた麒麟の現状は川島のミスだと福田。
神保町花月で脚本がみとめられて、そのうち劇団四季の脚本を…、
となったときのために、今、伊藤に言っておかなくては、と思っていたのだそう。
伊藤がいなくなってから、「これで安心だ」と言っていた。
素直に「がんばれよ」と言えばいいのに。ようはそういうことを言いたかったのだと聞いているこちらは感じた。当たり前だが意外と伊藤のことを認めているなあ、と思った。


ピース綾部
先ほど階下にいた高校生を盗み見していた綾部。ジャレ合っている様がよい、とのこと。「変態だ」と福田。
福田を青山のオシャレカフェにつれいていくと福田は麻婆丼を頼んだ。ありえないとご立腹の綾部は「せめて麻婆ライスと言え」と言っていた。そこの店員をオシャレだ、と言う綾部に、福田は「全然普通の店員」と馬鹿にしていた。東京が大好き。
そんな綾部に真剣な相談をする福田、真剣に答える綾部、真剣に答えてくれたことをミルククラウン竹内に報告する福田。
綾部の青山のすばらしさを物語るエピソードで、小学生男子の話はとってもおかしい。
骨董通りを歩いていると前からランドセルの男の子がやってきた。なにか口ずさんでいるのでよく聞いてみると「土曜日はホリデー♪」と歌っていた。それを聞いて綾部は「東京だ!」と思ったということだった。
普通は「グ・リ・コ、とかでしょー」と興奮していた。あはは。
二人のお互い嫌いじゃないのに相容れない感じが絶妙でおもしろかった。


ザ・パンチノーパンチ松尾
なんとか綾部を帰らせるも、間髪いれずに松尾が出てきた。
うるさいうるさいと何度も言う福田もうるさくておかしい。
ポテ少菊池と松尾と福田の三人と女性二人と食事をしたとき、菊池と松尾がしゃべりすぎて女性が気絶した、と言っていた。
吉本若手3大スネ夫は、松尾、福田、竹内とのこと。竹内は少しマイルドなスネ夫。前髪がたれている。
スネオ三兄弟なら、長男松尾、次男福田、三男竹内だという福田に、絶対お前のほうがスネ夫だという松尾だった。俺はちょっとギラギラしている。福田は上昇志向がないフリをしている、とのこと。
福田は「ヒッピー的要素がありますから」とカッコつけたことを言っていた。
それでもルミネで端のほうに連れて行かれて「またM-1落ちたんですけど」と相談されたと松尾が暴露すると、本気のダメだしをしてくれるのは松尾だけなので信用している、という話になった。
そのM-1の相談をしたときも、松尾はズバズバものを言う。
松尾:「3回戦どうだった?」
福田:「10組受かるなら10番目くらいに入れたのではないかと思う」
松尾「俺たちは3年連続3回戦では一番のウケだった、なんだったら準決勝も3本の指に入るウケだった、それでも3回決勝に行けず、4回目で行けた」
福田はそう言われたら何も言えない、と言っていた。
できない人に対しての怒りをぶちまける松尾を福田がなだめたり、松尾のしゃべりに辟易したり、普段福田が周りの人にさせていそうなことを福田がしていておもしろかった。


長々書いたが、面白い場面ばかりの大変たのしいライブだった。また行きたい。