吉田の恋の60分 2010.3.6


吉田の恋の60分を見てきた。

このライブは当日券のみの販売。11時から発売ということで、11時10分頃会場へ。11時10分というところがなんとも微妙で発売前に並ばないのだったら、開場時間に行っても同じだったろう。

カリカの2人がPOISON GIRL BAND吉田に過去の恋愛の話を聞く。
客席の後ろ半分には多くの芸人が来ていた。この後にあるライブに出演する人たちはもちろん、このライブの為だけに来た人も多くいた模様。

つい最近まで吉田は結構面倒な女性と恋愛していた。
高校の同級生、梨花似のきれいな女性と友達として再会し、好きになった吉田。
彼女は精神的に不安定で吉田を翻弄した。
しばらく仲良く連絡を取り合っていたのに突然音信不通になる、ということが何回か続いたそうだ。
電話を待ち続ける吉田は彼女のこと考えすぎて、神保町花月で台詞を忘れたりした。
何度もアプローチするもかわされつづけていたが、あるとき彼女は他に好きな人がいたことが発覚。
だいたいこのような話。

吉田は結構まじめにその話を語るので、こんなことを言うと大変申し訳ないが、なんというか大変子供っぽくておもしろい。
いろいろ深いところはこんな公衆の面前で話すことは出来ないのだろうが、とにかく浅い恋愛の話。

私と友人は、このライブの前に電車内で見かけた大学生の話をしていて、「彼女が不安定になった」と少し得意気に語る大学生をバカにして大笑いしていた。
そんな話の直後に吉田が「彼女が不安定で…」と言ったので、2人してふきだしてしまった。もうそこからは、吉田が話すことすべてが、電車の大学生の話にしか聞こえず、終始笑いっぱなしだった。(大変性格が悪い)

ライブは、この話に対して客席に座った芸人達がそれぞれ質問していくという流れで進んだ。
マスコミという設定で質問の前に新聞や雑誌名を名乗ってボケていた。「第三学区」とか「週刊飛び降り自殺」とか「生協新聞」とか「週刊猫の金玉」とかあった。
どんなタイプの女性が好みなのか、という質問に対して吉田が「気の強い人」と答えたときに、客席のお客さんが「タッ!」という声をあげた。それに家城がしつこくツッコみ、とてもおかしかった。文字化するとまったく伝わらないが、腹がよじれるくらい面白かった。

彼女に今「やっぱり吉田君が好きだった。頼りになるのは吉田君だった」と言われたらどうするか、という質問に対して、吉田は「そんなに支えられないよ」と言うと答えていた。うれしそうに答える吉田に質問者は「何想像して楽しくなってるんですか、絶対無いですから」とバッサリ。

これらの感じからも会場中が吉田の話をなんとなくニヤニヤしながら聞いて(芸人も客も)、吉田だけは割とまじめに語っているというのがわかる。
その雰囲気がとてもおかしく、面白いライブだった。

終演後に友人と共通して持った感想は「吉田っておもしろいねー」というものだった。まったくボケなかった吉田なのに。