東京大吾組 2010.5.31


東京大吾組に行ってきた。
大吾組はとっても楽しいのだけれど、とりとめのない会話の連続なので思い出すのが大変である。

まずは吉田が出てきてお客さんの入りが微妙だと嘆いていた。
会場をよく見て、「電車内みたいですね、あっこの人数だと飛行機か」と言っていた。どうでもいいけれど、とても吉田らしい発言だと思った。
そして全員いっぺんに呼び込む吉田。出てくるなり、一人ずつ呼ばれると思って用意していたボケもあったのに、とブーブーいう5人だった。
今回は6人がそれぞれ書いた「こうなったらいいのに」というお題をみんなで話し合う。

吉田案「自然環境をきれいに」
地元阿佐ヶ谷の近所の川がとても汚いので泳げるくらいにして欲しい、と吉田。
「吉田さんあそこで泳ごうとしてるんですか?」とバカにする面々(主に福田)だった。
生活用水が流れ込まないように、各戸に浄化設備を設ければいいのだ、と考える吉田。生ごみ処理機も各戸にあっていい、と言うと、長澤が自分は畑をやっていないので土だけが溜まってしまうのでイヤだ、と言っていて可笑しかった。そりゃあそうだ。

橘案「カジノ合法化」
石原都知事が好きな橘はこれをすれば良いこと尽くめだ、と言っていた。外貨は手に入るし、治安維持のために警官を増やせば、雇用も確保できる。
これに関しては概ね賛成する大吾組。
石原都知事は非合法のカジノなどを無くすためにこれを考えているらしい、という福田発言から、ヤクザは儲かるのか、という話へ。
佐藤大のテレビ情報によるとヤクザの儲けを全ヤクザ数で割ると1人あたり年収3000万円。しかし福田いわく、どうやら最近のヤクザは儲からず、どんどんつぶれている。
男の子ってヤクザの話、好きよねー、と思う。なんとなく気持ちはわかるけれど。

佐藤案「国家を解体して原始の生活を」
どういったことだったか忘れたが、国家をなくして文明社会を壊してお金に頼らず生きたい、というようなものだったと思う。佐藤大節であった。要するに佐藤大はお金が無いのだろうな。
マンモスを追って生活すればいい、というようなことを言って、それははじめ人間ゴンに影響されていると言われていたのが可笑しかった。
大の言いたいことはわかるけれど、いつも極端すぎる。
携帯がなかった頃の芸人はどうやって飲みに行っていたのか。多分その日あった人としか飲みに行かない。大吾組も次回から携帯無しで集まろう。
しかし福田は「大吾組だけがすべてじゃないので携帯持っていっていいすか?」と言うのだった。

長澤案「人生ポイント制」
長澤は小学生の頃、近所のスーパーの火事を発見したことがある。それによって多くの人の命が助かった。
そういうお金にならないよいことをしたときにポイントをもらえればいい、という提案。
これはとっても良いけれどあぶない思想だ、と福田。「円天」と同じ発想。
吉田はそのポイントはお金にかえられる商品ではなくて、イチローと握手できる、とか天皇に頭をなでてもらえるとか、そういうものと交換できるようにすればいい、と言っていた。
ポイント集計する人はどこの誰だかは公表されておらず、もしかしたら、家族の誰かが集計人かもしれない。
会社では善人面をしているが家に帰ると暴力を振るう男などは、良いことをしているはずなのにちっともポイントがたまらない。なぜかというと妻が集計人だったから…という世にも奇妙な物語ができる、主演は草刈正雄。という妄想で話は終わっていた。
また天皇がでてくるし、ドラマの妄想はするしで、一番大吾組っぽいテーマだった。

真栄田案「誕生日に年齢×1万円もらえる」
これはあったら嬉しいが結局、税金でまかなわれるなら、自分のお金なのだから意味がない、ということになっていた。
福田が消費税は50パーセントでいい、北欧と同じように病院、学校全部タダになるならそれでいいのだ、と言い出した。
吉田いわく、政治家は説明が下手すぎる。消費税を上げる、と言うと国民は「え、イヤだ」となるが、しかしそれによる利益をしっかり説明すれば、分かるはずだ、だから政治家は若手議員に講習を受けるべきだ、とのこと。
それに対してそうだそうだ、NSCに入学すればいい、と笑う大吾組だった。
これってとってもわかるけれど、何故若手芸人なのだろう、と思うのだった。

福田案「超能力研究」
色々な技術とか産業より日本もはや超能力などそういうものを研究したほうがいい、とのこと。超能力といっても瞬間記憶能力など。
中国は数学ができない国だったが、国家政策で数学に力を入れたところ数学オリンピックで優勝するほどになった。日本も同じようにやればいい。
福田はそんなことを言っているが、自分には何の特殊能力も無い、しいて言うならば自転車を早くこげることぐらいだ、と言っていてとても笑った。
また、宇宙人はいるのか、という話になって、福田がその可能性の説明をしていたのがとてもおもしろかった。へえ、納得するなあ、と珍しく思った。(私は説明できない…)

橘案「強制結婚」
橘はこのテーマが出て、説明を求められた途端に「結婚したい…」と言っていて可笑しかった。
30歳までに結婚しなかった人は強制的に結婚しなくてはならない、という法律を作ろう、というもの。
最初は離婚OKにすると言っていた橘だったが、離婚後は再度結婚していいのか、など細かい議論がされる中、橘がどんどん意見を変えるのが面白かった。
佐藤が離婚したやつは生涯独身権を得る、と提案し、それなら離婚に慎重になるから「離婚あり」ということで決着していた。

お客さんからもらったお題で話そう。(なるべく話しづらそうなもの選抜)

「非常口」
どこかに入ったときに、非常口の確認なんてしないよなー、と言う6人。
AKBのライブに行った福田はギュウギュウ詰めの会場で「ここで今災害が起こったら、助かるのは俺達だけだ」と思った。
なぜなら、観客はみんな自分が入ってきた出口から逃げようとする、しかし自分達のような舞台に出る側の人間は舞台袖に出口があることを知っているので、舞台に向かって逃げることができる。

弓道などの武道」
弓道の弓の時速はどのくらいか、話し合いの末、大吾組は200kmと導き出していた。
弓道の矢が頭に刺さって人が無くなった事件。佐藤いわく「痛そう」。
弓道は女性がやると胸が痛い。

「棒」
少年時代はよく棒を持って歩いていた。
長澤は良い棒を見つけると隠しておいて、水で洗ったり、天日干ししたりしていた。
みんなで、なかなかの棒を探しに行って、比べあいたい。
なかなかの棒…

この「話しにくそうなテーマ」でトークというところで、まったく話しにくそうでないのが面白い。
大吾組はどうでもいい話を延々聞かせるのは最高に上手いと思うのだった。
オールナイトのときも、こういうのを一晩中やってほしいなあ。
他にもオモシロ発言や思ったこともあったけれど、とても書ききれないし思い出せない。
次回も絶対行くけれど、思い出すのにこんなに苦労するのはイヤだなあ。ボケ防止にはなるかもしれない。