POISON GIRL BAND漫才トーク 2010.6.19


漫才トークに行ってきた。

漫才:結婚相手
色々な人の漫才で「結婚したい」というテーマはよくみる。しかしポイズンがそういうよくあるテーマの漫才ってめずらしいなあ、と思った。とてもおもしろかった。
漫才に入る前から「大人が多い」と何度も言う阿部。それに対して吉田が「大人はじめて見たの?」と聞くのが可笑しい。

トーク
・東京大明神の話
バッファロー吾郎木村とアホマイルドクニと3人で東京大明神に行ってきた阿部。
それを聞いて「恋愛の?」とすぐ分かる吉田。阿部は知らなかったらしい。駅から東京大明神に行く道で案内をしているおばさんに、こういうところは女の子とくるものだ、男3人でこんなところ来て!と言われて初めて「ああ、そういう神社なのか」と理解したとのこと。
阿部と吉田の違いがよく出ているなあ、と思うのだった。
東京大明神で「阿部さんですよね?」と美人に声をかけられた阿部。うれしかったが、2言目に「ギンナナのファンなんです」といわれて興醒めした、と言っていた。
なんてかわいそう。ドキドキしたのだろうな、と思うと可愛らしい。

・鯛めしに文句がある阿部
その帰りに3人で鯛めしを食べにいった。店では出す前に鯛がまるごとのった鍋を見せられる。その後店の人がほぐしてくれて、食卓に出されるのだが、その丸ごとの鯛が金魚に見えてしまい、80点くらいのおいしさになってしまったとのこと。
それを聞いて吉田は「まあまあ、おいしく食べてるじゃん」と言うのだった。
この話の途中で、阿部の食べる前に鍋を見せてくれるという説明を聞いて吉田が「炊く前?」と聞いていたのがあまりにもアホっぽすぎて可笑しかった。ポイズンの話が噛み合わないときの面白さってなんなんだろう、と思うのだった。

・阿部ミシュラン
阿部はお母さんのから揚げには星10コあげたい。いつも食べていた高校生の頃も好きだったけれど、今実家に帰ったときに食べるとレア度も重なって大変おいしく感じる。特徴は「じめっとしている」。そして「黒い」。
その黒さはどれくらいかと、阿部の着ているTシャツの色で説明させようとする吉田。「この部分くらい?」とほぼ黒のところを指差して尋ね、「そんなに黒くねえよ!こんなの2個食べたら癌になっちゃうよ」と阿部に怒られていた。
ラソンのあとの豚汁は星12コ。東北特有の河川敷で行う芋煮会の芋煮もおいしい。
「サツマイモ?ジャガイモ?」と不安げに言う阿部に会場のお客さんが「サトイモ」と教えてあげていた。
それに対して「俺の芋煮知らないだろ!」と怒る阿部が面白い。吉田はそのお客さんに「今、逆ギレされてますよ」と解説していた。
土方仕事後のポカリもおいしい、と阿部が言うと、ポカリはミシュランに入れるな、と吉田。
吉田はポカリの飲み方には慎重になっている。なぜなら小学生のころ、学校帰りに自販機でポカリを買って一気飲みしたところ胃痙攣になってしまった。5メートルごとに吐く始末。
友達2人がいらない機転をきかせて、学校と吉田の家へ2手に分かれて走り、先生とお母さんを呼んできた、とのこと。
とってもリアルなエピソードだなあ、と思った。吉田のこういう話ってとても面白い。
吉田は結局おいしいのは味噌汁とご飯だと主張していた。
それに漬物があればよい、とのこと。漬けすぎの漬物を薄く切って食べるのもおいしい。
阿部が「薄くって酢の物くらい?」と聞くと、「う、うん」と答える吉田。「それは薄すぎだろー」と馬鹿にする阿部に、今のはズルイ!阿部が例をだしたから、それに乗ったのに!と怒る吉田だった。
吉田いわく“自分のフィールドにもっていってボッコボコにされた”
あはは、なんだそりゃ。
その後、スジコとイクラの話へ。
吉田はスジコよりイクラのほうが好き。スジコの食べ方を伝授する阿部だった。私はイマイチこの二つの違いが分からないので、この話を聞いて学ぼうと思ったが、謎のままだった。
実は2人もよく分かっていない気がする。*1

サッカーワールドカップのオランダvs日本の最中に行われた今回の漫才トークだったが少しもサッカーの話題を出さない2人だった。
楽屋や会場の外などから応援の声が聞こえてくることもしばしば。しかし、そんな中漫才トークを見にきているお客さんばかりなのだから、当然なのだろう。ちょっと感心したのだった。とても面白かった。

*1:特に吉田は