おおいにMANGAを語る 2010.6.30


マンガトークに行ってきた。
今回の漫画は「H2」だった。まずはLLRが出てきて「H2」がどんな漫画なのか説明していた。
カンペを見ながら福田がストーリーを語るのだが、私は福田がするこういう説明好きだな、と思う。
H2はよく知っている漫画なので、その説明が上手かったかどうかは判断できない。

今回のメンバーはLLRマキシマムパーパーサム長澤、ミルククラウン竹内、アームストロング安村、ノンスモーキン菊池、ジューシーズ松橋、POISON GIRL BAND吉田だった。

まず、それぞれが好きなキャラクターを語っていた。
安村は柳が好き。坊主に好感を持っているらしい。柳がいれば作者は試合をどうとでも動かせる、と話していた。
それを聞いた吉田が、「野球が上手い人は大体柳が好きだよね」ともっともらしいことを言っていて可笑しかった。
菊池は野田が好き。野田は大人でなんでも分かっている。一番頭がいいと言っていた。
長澤は木根が好き。一番おちゃらけたキャラクターだがどんどんいい奴になっていく。
ちなみに私も木根が一番好きだな…。

次に好きなシーンを再現していた。自分の好きなシーンは登場人物が何人いようと1人で再現する。
松橋が真っ先にやりたいと立候補していた。
甲子園出場が決まり、説明会後の春華と比呂の会話と野田の台詞を演じていた。とっても分かりやすいし、愛があって面白かった。
出演者全員が「いいねー!」と言って盛り上がり、会場も拍手につつまれたのだった。
竹内は野球愛好会vsサッカー部の野球の試合での比呂、
長澤は木根が甲子園でピッチャーとして勝つシーン、
菊池は柳が父に野球をすることを許されるシーン、をやっていた。
長澤再現した木根のシーンはとってもよいシーンだけれど、長澤のピッチングフォームがぎこちなすぎて笑ってしまった。
菊池の再現したシーンでは柳の父が「肩をもめ」と言うのだが、私も好きすぎて小声で一緒台詞を言ってしまった。
すごくたのしんでいるじゃないか自分、と思うのだった。
安村はあだち充本人が漫画に登場するシーンを再現していた。
安村の好きそうな動きだよなあ、と思った。
福田は最後の英雄と比呂の対決シーン。野田と比呂の会話を再現していた。
そりゃあ、クライマックスだからいいだろうさ!と意地悪く思ってしまった。なんともベタな選択だった。
吉田はヒカリの母が亡くなって、ヒカリが比呂とキャッチボールをしながら泣くシーンと比呂がヒカリの家でヒカリの母を思い出すシーンを再現していた。説明しながら泣きそうだ、と言っていた。
確かにあれらのシーンはグッとくるので、私も思い出して泣きそうになった。
吉田も冗談ではなく、本当に泣きそうなんだろうな、と思った。
吉田は自分にも家族ぐるみの付き合いをしていた北村家というのがあり、このようなエピソードには感動するのだそう。ただし北村家のおばさんは健在とのこと。

あだち充の漫画はどの台詞もおしゃれな演出をすると他にも色々なシーンを再現する面々。
吉田がそれを見て、「オレの知ってるH2じゃない!」と言っていた。そんなにキザな感じじゃないとのこと。
小さなシーンといちいち取り上げる他のメンバーに「そんなんじゃ1冊読むのに3日かかる」と文句を言っていた。

最後にここにいるメンバーがあまり読んでいないであろう漫画紹介をしていた。
今回は魚喃キリコ
竹内と長澤がファンだということで、これも自分たちの好きなシーンを漫画の拡大コピーを使って説明していた。
そしてハギオがどんなに悪い男かという説明を熱心にするのだった。
あまりの酷さに伊藤が「(H2のようなさわやかな漫画の後に)どうしてこんな気持ちにさせるの!」と怒っていて可笑しかった。
吉田がかぼちゃとマヨネーズは舞台が吉祥寺や荻窪*1なので感情移入しやすい、と言うと、松橋が「自分に関係ないと感動できないんですか?想像力ないんですか?」とツッコんでいた。なんて的確なんだ!と感動した。

前回のキャプテン翼はトンデモエピソード紹介のような感じで、拡大コピーを使って面白さを伝えていたが、今回のH2は自ら演じて再現するしていた。
これはすごくそれぞれの漫画にあったプレゼンの仕方で、上手くやるなあ、と思うのだった。
とってもおもしろかった。今のところ読んだことのある漫画ばかりなので、まったく知らない漫画のときどう感じるか体験してみたい。また行くぞ。

*1:吉田の地元