フクピューター 2010.9.5


フクピューターに行ってきた。
出演している芸人に関する5つの項目について会場のお客さんからアンケートを取ってそれぞれの順位を出す、LLR福田がそれを予想する、というライブだった。
項目は

  • オシャレだと思う人
  • モテそうな人
  • 家族にしたい人
  • 舞台以外ではボケとツッコミが逆っぽいコンビ
  • ネタ(2分ほどの短いネタをそれぞれが披露してからの投票)


出演していた芸人は、エリートヤンキーブレーメン、インポッシブル、ブロードキャスト、ライス、御茶ノ水男子、少年少女、クレオパトラ、天狗、どりあんず初恋タロー、MCはLLR

福田が5項目中3つ当てたら出演者のギャラ総取りということだった。
では当たらなかった場合のペナルティは無いのかと他の出演者に詰め寄られるLLRだったが、
「普通は当たらないんだから、なんにも無いに決まってるでしょう、当たる方がスゴいんだから!」と伊藤が怒るのだった。
こういう返しをするところが、最近の伊藤はすこぶる調子がいいと思う。でも、こういうのがお決まりの感じ*1になってしまうのはイヤだな、とも思う。今のところは丁度いい具合で面白い。

それぞれの項目のアピールタイムの後、ネタ披露。
インポッシブルがとても面白かった。短いネタだとすごく光るなあ、と思った。
ブレーメンはこのライブの直前にみた、漫才がものすごく面白くて感動したのだが、このライブではその漫才の後半部分をやっていた。岡部の破綻したツッコミはその場かぎりなのかと思ったら、ちゃんと同じ台詞を言っているのだった。あれは狙ってやっていたのか!ブレーメン恐るべし。
エリートヤンキーは去年のM1でやっていたジャングル探検のネタだった。ああ、去年は今とちょっと違うっていたのだな、と思った。


「オシャレ」の1位はブロードキャスト吉村。
福田の予想はゆったり感江崎だったので不正解。
この結果を見て福田は「まあ、今日のお客さんはロクなお客さんじゃな」と言って周りに怒られるのだった。
そして「お客さんの平均年齢があと5歳上なら吉村さんは1位になっていない」と言っていた。これに私は、ものすごく納得した*2。こういうヨミはとても鋭いと思う。

「モテそう」の1位も吉村。福田の予想は畑中しんじろうだったのでこれも不正解。
ブロードキャストファンが多かったのかな?
「家族にしたい」はライス関町。「ボケとツッコミが逆」はブレーメンだった。
福田はこの二つを当てていて、3つ正解まであと1つ。残る問題はネタの順位のみ、という絶好の展開となった。
ネタ以外の4つはアンケートにワーストも書く場所があり、福田はそれに関してはベストよりも高確率で正解していて可笑しかった。

ネタの1位を予想するにあたって、まず、福田は4組に絞るという。とりあえず、その4組のなかに正解がいるかどうか教えてくれ、もし4組のなかに1位がいなくてもその中から1位を予想する、と意味不明のことを言うのだった。
この日、福田はホワイトボードに「おしゃれ」と書こうとして「レ」だけカタカナになったり、アルファベットの「N」が「И」になったり、「ブレーメン」を「ブレーン」と書いたり、もう鳥肌ものの国語力を露呈していて、それに続く恐ろしい発言だと思った。
予想は割と納得できるし、頭の回転も早くてすごいと思うのだが、こういう常識的なことが突然まったく出来ない場面に遭遇することが多い気がする。変な人だ。

結局福田の絞った4組、ブロードキャスト、ライス、エリートヤンキー御茶ノ水男子のなかに正解があったので、予想はそのまま続行されることになった。
さらにエリートヤンキー御茶ノ水男子に絞り、結局「じゃあ、御茶ノ水男子!」と高らかに宣言するも、会場から「えー」という声があがるのだった。それを聞いた福田は、「これで予想を変えたら格好悪いでしょ。じゃあ、エリートヤンキーで!」と卑怯にも予想を変えるのだった。
結局、1位はエリートヤンキーで福田は3問正解となっていた。
私は福田が絞った4組どれにも投票しなかったけれど、福田の予想には納得したのだった。

この日、LLRは予想するだけで残念だった。参加すればよかったのになあ、と思う。あれだけ人のことは人気や客層のことまで考えて、うまい予想する福田だが、自分達のことはイマヒトツわかっていない節があるように見えるので、LLRのことはどう予想するのか見てみたかった。
楽しいライブだった。

*1:仲良しアピールというか…

*2:私はダサい方に吉村の名前を書いてしまった