M-1前哨戦 2010.9.19


M-1前哨戦にいってきた。
途中ちょっと休憩したので完全に全組は見なかったけれど見た組に関しては、ネタをメモしたので書けるだけ感想を書いてみる。


第1ブロック

ライトミール「修学旅行」

太陽チャンネル「医者」

まごころしたごころ「お・か・し」
後半にかけてだんだん面白くなっていった。先が読めそうなつくりなのにすごいな、と思った。

インポッシブル「万引きGメン」
漫才ではないのかもしれないけれど、他とまったく違うので楽しいのだった。

アンダーエイジ「傘」
おそらくミッドナイトバトルで2回同じネタを見たのだと思うけれど、それでもなんとなく可笑しいのだった。壊れるところが面白かった。

こりゃめでてーな「ラジオ体操」

2700「彼女への歌」
「かりあげた細い髪」というフレーズが頭に残ってしまう。

バカトケムリ「アンケート」

ピース「熱血教師」
知っているネタだけれど、ちゃんと毎回面白いのはすごいなあ、と思う。まとまっていた。

ゆう太だい介「鶴の恩返し」

囲碁将棋「ロード」
しっかり囲碁将棋らしくて、しっかり面白くて、しっかり時間内に収めて、とっても優秀だなあ、と思った。面白かった。

猫デココ「小説」

すずらん「結婚記念日を語呂合わせでおぼえる」
もっと無理のある感じで日付をフッたほうが面白い気がした。都合がよすぎるというかなんというか。しかし山本の適当な感じは笑ってしまう。

御茶ノ水男子「桃太郎デレクターズカット版」
2人が重なるようにして立っていた。「現実をうけとめられない」というのが面白かった。

イシバシハザマ「肝試し」
「理科室の水道」とか、もう学生だったのは相当昔だろうに、イシバシハザマってそういうあるあるネタを組み込んでくるよねー、と思った。若い。面白かった。

ブロードキャスト「信長」


第2ブロック

ざしきわらし「歌のお兄さん」
ざしきわらしを見るのは2回目だけれど、またもツッコミがヘルメットヘアの方で驚くのだった。面白いなあ。

ジンギスキャン「相方の葬式の言葉」

メメ「肝試し」
滝廉太郎のところが好きなのでワクワクしながら見た。しかしそこはあまりウケていなかった。説明しつつ、強烈につっこむというのがとっても面白いのだった。

タモンズ「居酒屋」
安部も大波のマイペースに見えるところが面白いと思う。失敗してしまうのをよく見るけれど、この日はちゃんと終わっていて、うまいことやるなあ、と思った。

ハンマミーヤ「モテたい」
漫才だろうがなんだろうが、あくまでも一木のこういう芸をやるのだなあ、と可笑しかった。

山田カントリー「漫才の自己紹介」

オープンスペース「結婚を考える」

LLR「東京タワー」
とても上手くまとめていて面白かった。時間もしっかり収まっていたし、面白かったし、文句なしなのだった。LLRの漫才は、漫才というものの設定を逆手にとることがよくあって、私はそれがとても好きなのだった。この東京タワーのネタはそれがとってもキャッチーな方向に表に出るので、すごく良いと思うのだった。

爆笑コメディアンズ「テーマパークの乗り物ガイド」
いがわゆり蚊を思い出した。

ライス「山手線ゲーム」
去年のM−13回戦でみたネタだった。そこはかとなく可笑しいのが、ライスっぽいと思う。

井下好井「なぞなぞ」
マナカナは一卵性」と言っていたので、え?二卵性でしょ!とおかしなところに食いついてしまった。しかし、帰宅後wikiったところ一卵性だった。

南国姉妹「飲み会」
「今更あたしの性別〜」など、いちいち国場の台詞が可笑しい。

ゆったり感「たたいてかぶって」
ゆったり感の漫才は明確なフリがあってボケの位置が一定で、構造にまったくスカシがないと思うのだけれど、それでもあんなにもウケるのはすごいなあ、と思う。

ボーイフレンド「デート」
このネタは最後の宮川の台詞がおもしろいところだと思っていたのにそれがカットされていて残念だった。

ロシアンモンキー「歌のお兄さんと仮面ライダー
最初の「いい儲け話が…」というのが上手いと思うのだった。桃太郎のネタでも使っていたが、なんにでも使えてズルイなあ。キャラクターにも合っていて可笑しい。内容は桃太郎と同じ作りで、中須に川口があわせて動きまくるのだった。この設定は無理があると思うのだが、不条理さを忘れさせるくらいウケていた。私は桃太郎を最初にみたときほどハマらなかったけれど、会場は大爆笑だった。すごい


第3ブロック

スパイク「ドラマ風」
女性コンビだけれど「女性ならでは」というネタじゃないところがよいなぁ、と思った。

桃組「外来語」

ササラモサラ「インコを飼う」

オバアチャン「いじめをポジティブにとらえる」

ガリバートンネル「彼女寿司」
とっても気持ちが悪いのだが絶対忘れない。

えんにち「子供の質問」

トレンディエンジェル「漫画に影響をうける」
何も考えずに笑えるので、いつも同じスタイルのように思っていたけれど、去年のM−1でやっていたネタと最近見たネタを比べると大分違う気がする。それでも同じように感じるのは、面白いと思う部分は変わっていないからだと思う。根底に流れるパロディ的な部分が面白い。(上手く言葉にできない…)

ヒダリウマ「たべもの(沖縄など)」

アームストロング「子供の頃の遊び」

シソンヌ「子供にギターを弾かせたい」
シソンヌの漫才をはじめてみたけれど、面白かった。金の斧銀の斧というありがちなテーマを使ったということにまず笑ってしまい、それにプラスされるのがマイケル・シェンカーかよ!という…。本来の楽しみ方ではないかもしれないが、面白いのだから仕方がないのだった。

トンファー「ドラキュラ」
このネタは初めてみたけれど、面白いという評判を聞いていたため、ワクワクしながらみた。しかしこの日はちょっと乗り切れず、せっかくの山西のおもしろつっこみが聞き取れず残念だった。また見たい。

若月「ファンレター」

もっこすファイアー「理想の女の子と結婚するために」

POISON GIRL BAND「漫才のつかみ」
先日の花金寄席でも同じネタを見たけれど、もう1つハマらないのだった。去年のM−1のウケを考えれば、今回の出演メンバーのなかでは段違いかと思いきや、そうでもないのだった。

ミルククラウン「花火を再現」
今まで見たミルククラウンのネタの中では一番好きだな、と思った。ミルククラウンらしい感じで面白かった。

グランジ「ビールかけ」
最初に大が「宣銅烈」と言っていて、そのワードが可笑しくて、グランジ面白いなあ、と思っていたら、そのうち、よく見るビールかけのネタになり「宣銅烈」はいったいどこに関係してくるのか、さっぱりわからなくなるのだった。なんなんだ!と爆笑してしまうのだった。


第4ブロック(このブロックの前半は見ていないのでネタがわからず…)

ダイタク

前哨戦×前哨戦2位

バース

パルパティーン

クレオパトラ

ジャングルポケット「バーベキュー」
やっぱり斉藤のつっこみは面白い。すごく良いと思うけれど、もしかしたら飽きるかもしれない

ライパッチ

市原

天狗

Vステーション

デスペラード

ジューシーズ「悟空とルフィ」
今までのジューシーズの漫才はグダグダにするところで笑いを取るというスタイルのものばかりだったが、このネタは内容もちゃんと面白くてプラス、グダグダで面白かった。つっこみがつっこみ然としていないところがやっぱり可笑しい。

バウンサー「姫」

マヂカルラブリー「浦島太郎」

ツーナッカン「ハワイ」

チーモンチョーチュウ「おもちゃ」
このネタはとっても普通のネタで、意外な気がするのだった。勝手に、チーモンは人の考えないことをする、自分たちが作り上げた世界でしか遊びたくない、というスタイルで活動しているのかと思っていた。M−1で勝ちたいんだなあ、と思った。


第4ブロック

あわよくば「しゃぼん玉の歌」

グリーンランド「グーチョキパー」

catch!「早口言葉」

田畑藤本「ルフィみたいになりたい」
藤本の理屈になんとなく「そうなんけ?」と言って田畑が流されていくのが面白かった。バランスが程よくてよいなぁ、と思った。

平成ノブシコブシプロスポーツ選手になりたい」
この形になってから、どんどん完成されていって、すごく面白くなったように思う。

メルヘン倶楽部「家族がほしい」
「どう?キツイでしょ?」っていうのは言わないほうがいいのにな…。コントよりもっと本物の女子のおしゃべりみたいで面白かった。

パンサー「服屋みたいなコンビニ」
コントの人はやっぱり設定もコントみたいだな、と思うのだった。向井が失敗は珍しいものを見た感じだった。いかに普段しっかりもの風にしているかがわかる。

加我正源「昼ドラ」

ブレーメン口裂け女
最近はネタが崩壊するところを見なくて、上手くなっているのだろうな、と思う。しかし、全然こなれた風ではなくて、いつまでたってもフワフワしているところがたまらなく面白いと思うのだった。

カナリア「幼稚園」
最近カナリアを見ると必ず面白い。今回もものすごく面白かった。安達の歌は最強だと思う。

まさむね「彼女と別れた人をなぐさめる」

マキシマムパーパーサム親子クラブ
私はこのネタが大好きで、すごく面白いと思うのだが、会場ではそこまでウケないのだった。友人と話していたら親子クラブを知らないので面白くないとのこと。確かに親子クラブを知らなければ全然伝わらないのだった。「あの変な時間にやっている変な番組」というセレクトがとっても面白いのだけど、それすら伝わらないなら意味が無いのだった。知らない人でも笑えるようにするのは難しいことなんだな、と思った。

ラフ・コントロール「露出狂」
いつものネタだった。多分森木を捕まえるところでの時間切れを狙っていたのだろうけども、時間切れのときはただ暗くなるだけなので上手くいっていなかった。ラフコンの漫才を見ていつも思うことは、私は森木のツッコミはすごく好きだ、ということ。

レアレア「名前が思い出せない」

エリートヤンキー「転校生」

初恋タロー「選挙にでる」


決勝12組

エリートヤンキー「ターザン」
橘がしりもちをつくのを何度もしていた。アレを上手にできるなんて、思いきりがいいんだな。

平成ノブシコブシ「魚」
1本目につづき、とてもよかった。最後に徳井が噛みさえしなければ、1番もあった気がする。おもしろいなあ。

ゆったり感「職質される」
あいうえおはもうやらないのかな?ウケていたと思う。

カナリアアルプス一万尺の振り」
これも安達の変な歌。ボンを殴るタイミングがとてもおもしろかった。歌の内容は1本目のほうが狂っていた。

ロシアンモンキー「桃太郎」
去年のM-1準決勝でやったネタ。このネタがウケることはわかっているのだった。しかしM-1を意識したこのライブで去年準決勝で落ちたネタをするのはちょっとがっかりしてしまった。

LLR「悩み相談」
こういう場では多分競馬のネタをやってくるだろうと思っていたら、悩み相談のネタだった。始まった瞬間うれしくて両手をにぎってしまった。しかし、やっぱりこのネタはウケないのだった。4分にするのは難しいのかな…。東京タワーが漫才コントの形式を逆手にとったネタならば、悩み相談のネタはLLRの関係性を逆手にとったネタだと思うので、そこは2人の関係性を明確に分からせておく必要があるのだと思う。ウケなかったからといってもうやらない、とはならないで欲しいと心から思う。

ブロードキャスト「おばあさんを助ける」
これは去年のM-13回戦でやっていたネタだと思う。どうしてそれをここでやるのかな?私は覚えていないので、わからないけれど、改良に改良を重ねているのかもしれない。そうだとしたら、すごいなあ、と思った。

ライス「彼女は悪魔」
ライスは1本目が去年の3回戦で見たネタだったのであまりやる気がないのかと思ったら、すごくライスっぽい楽しいネタをやっていたので、感心するのだった。これなら今年も3回戦以上いけそうだな、と思うのだった。

ブレーメン「山登り」
スターのサングラスを岡部がツッコんだ拍子に2回も落としていた。ワザとかもしれないが、そういうハプニング的な部分もネタの一部になっていて、面白いのだった。

囲碁将棋「はたらくくるま」
このネタは文田よりもさらに根建が暴走していくのがとても楽しいのだった。すごく面白かった。

ジャングルポケット桃太郎侍
大声でワーワーするなか、武山の所在無い感じが可笑しいのだった。斉藤と大田のくさい演技は段々哀愁を帯びてきて可笑しさが増す。

ピース「接客」
ピースはいつも同じネタばかり見る印象だったが、このネタははじめて見た。それだけで得した気分になった。ひねくれているようでいて、すごく真っ直ぐな又吉っぽい設定だった。


優勝はロシアンモンキーだった。
去年の前哨戦は見られなかったけれど、そのときの優勝はパンクブーブーロシアンモンキーもとてもウケたと聞いた。
パンクブーブーが出なかった今回、同じネタでロシアンモンキーが優勝というのは、なんとなく寂しい気がするのだった。
しかし、たくさん漫才がみられてとても楽しかった。来年も是非行きたい。