ストロングナイン 2010.11.14


ストロングナインに行ってきた。
とても楽しくて、彼らを好きになる公演だった。客席の熱も高く、盛り上がっていた。

以下感想(ネタバレ) 順番などは適当




《オープニング》
ジャンポケのダンスそれを真似る他メンバー
ジャンポケの3人が舞台に立っているのを見て「ひゃー」という歓声があがるのがすごい。
そしてその後、LLR&つよしによる同じダンス、アームストロング&長澤による同じダンスという出来ない流れがとても可笑しかった。
とくにLLRは動きが妙すぎる。妙な動きのコンビである。


《ネタ》

マキシマムパーパーサム
「職人になりたい(ハゲを隠さない)」
とにかく長澤がいつもかぶっている帽子を脱ぎ捨ててハゲを隠さないのを、つよしがしつこく「隠せ隠せ」というネタなのだが、たったそれだけのことがとても面白いのだった。
つよしはいかにもツッコミという風なのにそれがとても自然なのがすごいと思うのだった。だからツッコミで笑わせるような漫才をしても普通の会話を聞いているような雰囲気になるのだと思う。

LLR
フルーツバスケット
好きなネタなのでとても久しぶりに見られて嬉しかった。
持ち時間が長いので後半は伊藤を落として笑うという内容になっていて、それもなんだか可笑しいのだった。
途中福田がボケを忘れ気味になっていたが、後半はただの会話のようになっていたのでそれほど気にならず。
しかし長くするならば、「子供は〜」のあたりをもっと長く見ていたいとも思うのだった。やっているほうは段々飽きるのかな?

ジャングルポケット
「教師になりたい」
斉藤が教師になりたいといっていつものように漫才コントをはじめようとするが…。いつもとちょっと違ったところから攻めていて、勢いだけじゃないのだなぁ、と思うのだった。
もっと時間が短ければ漫才コントの部分のみになるのかもしれないけれど、その前の部分もとても面白かった。斉藤が全力でツッコむだけでなく、弱々しく言い訳のように話すのも新鮮に感じた。

アームストロング
「お祖母ちゃん孝行」
いつものツッコミの殴り方を色々と変える漫才で、今回はそれにたいする安村のツッコミが全く関係ないというボケまで加わり、いったいどこを中心に見たらいいのだ!と笑いつつ混乱するのだった。
どの部分を見ても面白い、ということで納得することにする。


《ユニットコント》

市役所
住所変更に来た栗山が数々の受付に回されるというコントで最終的に伊藤が出てくるのがとても面白かった。

ボス
警察署で出動方法にこだわる刑事たち…というコントだった。
最初はドリームマッチで見たウッチャンと松っちゃんのコントかと思ったが、段々変わってきて、栗山が実に栗山で可笑しかった。
福田はわざと物を落とすのが上手いなあ。わざとに見えない。

明太子くん
このコントのタイトルが出た瞬間に会場から「わー」という歓声があがり、なんだか感心するのだった。
教師の太田が貧しい家の子供つよしに徹底してつらくあたるのが面白い。

スナック
太田はいい声だなあ。とっても単純なコントだけれど、一番笑った気がする。すべてのコントの配役が絶妙である。

彼女の実家
これは主役が伊藤だということが一番のポイントで他の人ではいけないと思うのだった。内容はただのDVであるが、伊藤がいることでまろやかに。

大奥
大奥らしからぬ、みすぼらしい着物を着た8人の姫と殿である栗山。栗山が、他のメンバーにつられて女口調になったり、最後の出来レースで福田が「これ俺のじゃない」と言ってしまったり、天然なところで笑ってしまうのだった。
ただの企画コーナーだが、楽しげに9人が遊んでいるのを見に来ているお客さんばかりなのだから、全くもってアリだと思うのだった。


《幕間映像》

「苦手を克服しよう」
斉藤、武山、つよし、福田の苦手を克服させようと、アームの2人が手を尽くす、という内容。
とてもアームストロングらしいなあ、と思う。不条理で優しさにあふれていて、やんちゃ。

「秋の大運動会inつよしんち」
運動会をしようとしたが運動場を予約し忘れたので、つよしの部屋で開催する、という映像。
6畳一間で綱引きやリレーをするのだった。
宝探しで部屋をめちゃくちゃにされ、つよしが「俺、これ片付けへんからな!次来たときもこの状態やで!」と言っていて可笑しかった。



コントの中身などはいったい誰がどうやって考えているのだろう、と思った。やっぱり、アームストロングが中心となって作っているのかな?
内容だけ見ても奇抜なものではないけれどかなり面白いと思うのだった。
配役のよさがそれを更に面白くしているというのはユニットコントをする上で最重要なところだと思うので、なんだかすごい。アームストロングって優秀なんだなあ、と感心するのだった。