護り人 2010.11.18


護り人を観てきた。
最近は神保町でLLRを見ることにすっかり慣れてしまって「LLRがくさい演技をしてるよ、いひひひw」というような楽しみ方ができなくなってしまった。だから今回も一応観に行くか、というような気持ちだったのだが、思いのほか楽んだのだった。

内容は薄く非現実的で、各所に笑わせるところがあるのだった。やっぱりお笑いのライブなんだからこうでなくちゃね。
イシバシハザマ伊藤真奈美の役どころがコントの登場人物そのもので楽しかった。
ロボットになった硲はとても可愛らしく、石橋の人造人間はそこらのおっさんそのもので、イシバシハザマにぴったりの役どころなのだった。
LLRはいつも通りの役回り。福田はなにかを胸に秘めたちょっとカッコイイ青年なのだった。おしゃべり野郎で「なんで俺ばっかりあんな役をやらされるんだ、伊藤がやればいいのに」というようなことを言っていたけれど、見ている方だって同じように思う。福田の演じるような役は本当に見た目がカッコイイ人がやったほうがいいのになあ。
伊藤もいつも同じような役だなあ、と思っていたけれど、実はいつも全然違う役どころかもしれないとも思うのだった。伊藤が演じるとみんな同じように見えるだけ?!あはは。
かたつむり林は唯一の悪役であるが、何ともスタイリッシュなのだった w)€。というか本当にスタイルがよくて、結局どんな服装でも格好よく見えるのだった。
サカイストはおそらく演出でそうしたのだと思うけれどデンペイのキャラクターがいつものデンペイそのままで笑ってしまった。
まさよしは器用でそつがない。

同じ脚本家の以前の作品とリンクしている部分があるとのことで思わせぶりな部分もあるのだった。私は深く考えず、劇のコミカルな部分やまじめなシーンでの細かいツッコミどころでゲラゲラ笑って楽しんだが、見た後にその謎解き(?)をするという楽しみ方も出来るようになっているよう。

とりあえず、率直な感想は「ストーリーは正直全然面白くないけれど、楽しかったなあ」である。

余談
もし、私が配役を決めるとしたら…
イシバシハザマと女優陣はそのまま。
かさぶた:かたつむり林
ピョン吉:福田
監督:伊藤
マネージャー:まさよ
氏家:デンペイ
…こんなことを考えるなんてものすごく気持ちが悪い。