M-1 3回戦 2010.11.23


M-1 3回戦、場所をルミネtheよしもとに移して、東京では4日目。品川に比べて出ているメンバーが豪華である。

以下ネタの感想


タモンズ「お寿司」
なんとタモンズが一番はじめだったのに「はじまるよー!」が無かったのだった。しかし、失敗することなく、面白かった。タモンズは多分長い漫才の方がより面白いと思うけれど、3分でもしっかりまとまっていて、以前よりすごく成長が見えるので感動するのだった。

ジャウー「有名人を見かけるとテンションがあがる」
タモリを見かけたらテンションがあがるというシチュエーションをどんどん足していってツッコミが声を張り上げてそれを言うのだが、後半だんだんそれが可笑しくなってきて、ゲラゲラ笑った。

大型連休「タイムマシーン」
漫才コントに藤井が入るタイミングが分からないというのが可笑しかった。漫才の入り方や終わり方も印象に残るし、鳥居みゆきだなー、と言う感じで面白かった。

LLR「大豆」
東京タワーのネタでくるかと思っていたので、大型連休がそのネタに入っているのと同じボケをしていたことでハラハラしていた。しかし結局大豆で安心したが「またこのネタかよ」とも思ってみたり。以前よりもよかったので、イケるのではないかと思ったがLLRに関しては冷静な判断はできないのだった。元々の大地真央の部分で「おかしいのでは?」と思っていた部分が変わっていてよかった。オチもM-1に合わせてちょっとだけ変えていて「なるほど」と思った。

マッサジル「口に出さないような歌」
ひどい歌が可笑しかった。

浜口浜村「空手」
空手とは違うことを言い続けるのだった。ずっと面白かったけれど、最後の動きがもっと奇怪だったらもっとよかったのに!と思った。

ハリセンボン「はるかの部屋」
去年は3回戦で圧倒的に面白かった姿を見ているので今回は大分低調な感じだった。しかし春菜のツッコミ台詞はなんだかんだでおもしろい。


ヒカリゴケ「水泳選手」
水泳選手という設定は何でもよさそうだった。他のネタも叔父と甥という関係が主軸の漫才ばかりなのかな?

山陽ピッツァ「言わなければいけないこと」
2回戦でも同じネタを見て、それなりに面白かったけれど、このネタは初見でないと面白さがないかもしれない。

瞬間メタル「ド忘れ」
終盤に来てだんだん面白さが尻すぼみになってしまい、残念な気がした。タイタンライブで見て、「男のコント」より漫才のほうがいいじゃない!と思ったのに…

まかりな「痴漢撃退法」

いまぶーむ「環境破壊を止める寸劇」
最初に「寸劇」と言うのが面白かった。

BURN「デートに行く」
世間で言うディーバをあげて「ブスを〜」というツッコミ台詞が面白かった。ブスというほどブスではないし、もっと違うネタをすればいいのに!と惜しい印象だった。

「受験生が願掛け」
神様を見る表情が可笑しかった。


三四郎
「高円寺クイズ」
高円寺のことを全然知らないけれどとても笑ったのだった。ゲスい部分の回答が早いとか、細かいところまで面白かった。

ツートンカラー「励ましの歌」
良い声で「アベマリア」を歌うのだった。歌っている顔が気持ち悪くて笑った。

しゃもじ「ラーメン屋」

こりゃめでてーな「ラジオ体操」
2回戦で見たネタと同じだった。とてもテンポがよくて上手で2人ともに好感を持つ漫才だなあ、と思った。

エレファントジョン「結婚したい」
上手でウケていて、ここまでで初めて「合格確実だな」と思った。いい加減な感じがとてもよいと思うのだった。時代に合っている気がする。

スリムクラブ「勘違いする人」
スリムクラブの漫才(コントもだが)は独特の間とスピードで他との違いが明確なところが強みなのかな。普段は真栄田のボケで笑うのだが、今回はそれに対しての内間のツッコミで笑った。何度見ても違う部分で笑うなんてすごい。

とろサーモン「万引きGメン」
万引きGメンの漫才コントをするのだが、面白い部分は久保田の自虐的ボケのところだな、と思った。


ワルステルダム「家でやれ」
BOMBで見たときはコントをとても上手にやっていたので、コントの人達かと思ったが、漫才にも決まった形があるようで感心した。

ボーイフレンド「女の子の誘惑を断る」
以前よくやっていたツッコミの方法で笑わせるのを一切封じていた。私はこの方が断然面白いと思うのだった。最終的に誘惑に負けてしまうのが面白いと思った。

ニレンジャー「全然いらない」
去年の3回戦でも同じような歌のお兄さんのネタだった記憶がある。やさしい声で白目を触るのはコワキモチ悪い。

ポークチョップ「彼女が欲しい」
「しゃべってんだろうが!」という最後の流れが面白かった。

パップコーン「子供に夢がない」
4人組で誰か1人がボケると3人でツッコむのだった。面白いときもあったけれど、練習している感が見えすぎる気もした。

トレンディエンジェル「AKB」
何度か見たネタなのに、いちいち斉藤のステキ台詞に笑ってしまうのだった。私は自分でネタのあらすじに関係のない部分で笑いを取る形の漫才を好まない傾向にあると思っているのだが、トレンディエンジェルに関しては全然気にならないのだった。エレファントジョンに続いて合格確実だと思った。

すっぽん大学
M-1について」全然人相が悪くないのにヤクザの格好をしているのだった。


シソンヌ「スーツを作る」
じろうによる女性の演技は他の追随を許さない。演技はすばらしすぎるし、内容もアホらしく面白かった。シソンヌ好き

BLUE RIVER「自分達と同じサイズの…」
自己紹介がネタに

イロモン「変な人と思われている」
変な顔でもないし、変な体型でもない人が頭を坊主にしてヒゲを伸ばし、自分の風貌について嘆くのは説得力がないと思うのだった。よく知らないけれど他のネタをすればいいのに…

トンファー「おでん屋」
単独ライブで見て以来よく見かけるネタ。やっぱり餡子は面白いなあ。一番最初に見たときにすごく笑った「This is〜」というツッコミがあまりウケていなかったのが残念だった。それにしても上手だなあ。小浜のいたずらそうな顔はいいなあ。

ブルーセレブ「ゴミの分別」ふんわり面白いけれど、あるあるっぽい部分がちょっとありきたりに感じた。「言い過ぎた…」と訂正したところが面白かった。

東京ペールワン「今年一年を振り返る」
ボケがツッコミの例えをさらに言い換えていた。ボケの人がとても緊張しているように見えたので不自然に感じたが、普段通りだったらもっと面白いのだろう、と思った。

どきどきキャンプ「マンガのつづき」
最初に「ワンピースが…」と始まったときは、「なんだよー」と思ったけれど、想像しない展開に進んでいって、とても面白かった。


「モテるためにチャラチャラしたい」
チャラいツッコミの人が全然チャラくないツッコミをしていた。

あわよくば陸上競技で優勝したい」
ドイツ人とのハーフということを全然押さずにネタをするのだった。それはよいと思ったが、去年見たネタのほうが面白かったので残念に思った。

シーランド「全部お菓子になる」

浦添ウインドゥ「歴史vs沖縄」

アジアン「想われニキビ」
細かいテーマで内容は特にどうということはあまりないのに、2人のやり取りでなんとなく笑ってしまうのは、すごいなあ、と思った。

ハイキングウォーキング焼肉屋
彼らの漫才はかねてからあまり好きではないのだけれど、今回は膨大なボケの量に凄みを感じた。ボケの量が膨大であるために私が苦手な松田のツッコミが軽くなっていて、よかったのかもしれない。ネタのつくりとしては三拍子の歯医者のネタに似ていると思うのだった。

POISON GIRL BAND「趣味」
最初の方であまりウケておらず、ハラハラしたが途中の1箇所で盛大に沸き、これがポイズンだな、と思った。しかしハラハラした。

ハライチ「部活のエース」
なんだかんだで面白く今回は貫禄すら感じたのだった。「鉄板で〜」のところが特に好きだった。



今回は自分的に面白かった組に○を付けつつ見た。○をつけたのは、
ジャウー、大型連休、三四郎エレファントジョンスリムクラブトレンディエンジェルトンファーどきどきキャンプハイキングウォーキング、ハライチ、(LLRとポイズンは好きすぎて冷静に判断できない)


実際合格したのは
LLR
三四郎
エレファントジョン
スリムクラブ
とろサーモン
ボーイフレンド
トレンディエンジェル
トンファー
ハイキングウォーキング
POISON GIRL BAND
ハライチ


自分の面白いと思った組とは違う部分もあるけれど、納得の結果なのだった。
とにかくLLRが合格したのが嬉しい。あー、よかったよかった。