なか×よし 2010.12.5


人吉祭→次世代芸人お笑いフェスタ→なかよしという変遷のライブ。トークの要素が強くなって、今回は鬼ヶ島×かたつむり林、もう中学生×永野という組み合わせでのトークと若手芸人達の1分ネタだった。
ちょっと、もう中学生×永野がものすごくてその感想を書きたいがために無理やりブログを更新してみる。その他の部分はおざなりな感じで…。


<鬼ヶ島×かたつむり林>

箇条書きで簡単に…

  • この組み合わせは鬼ヶ島が希望したとのこと。
  • 数年前から「かたつむり」という天才がいる!と言っていたという大川原。後輩にDVDを見せて自分で大笑いし、後輩に「な、面白いだろ?」と言ったところ「あ、はぁ」という返事を貰った。
  • 野田は妙に林にべたべたしており、友達になれそうと言うのだった。
  • M-1予選会場で意識しあう野田と林
  • 吉本相関図
  • かたつむり活動休止の原因や吉本での人間関係の話を聞いて、もっと狂っているかと思ったけれど、結構まじめな人なんだね、という感想を持った鬼ヶ島だったが、ネタを見せてと言われて「新幹線のビートたけし」を披露する林を見て「やっぱり狂ってるね」と考えを改めるのだった。
  • 頑なに林に向かって芸人を辞めたほうがいい、と勧める野田。
    野田:俺達には辞める勇気っていうのがないんだよなー!…ビートルホークの阿部ちゃんっていう後輩が芸人辞めちゃって、僕は面白いと思っていたから「バカだなー、って思ったんだけど、それを言った直後に「あれ?バカなのは自分かな?」って思って。芸人続けていいるほうがバカなんじゃないかと思ったんだよ。
    林:全く同じこと思ったことあります。
    野田:だから辞めたほうがいいんだって!
    和田:僕は鬼ヶ島に他の人が辞めたから入れ替わりで入ったんだけど、入ったときは、「入れてラッキー」って思っていたけど、その辞めたヤツがラジオ局かなんか入って月収40万くらいもらってるって聞いて、「失敗したー」と思ったんだよ。
  • 吉本と他の事務所の違い。
    グランジとのライブでグランジがお客が入っていない入っていないと言うのでどれほどのものかと思ったが200人くらいお客さんがいて、レベルが違うと思った。
  • R-1で野田と林どちらが先に進めるか競おう。負けたほうは何かする。


それなりの面白かったけれど、吉本とその他の事務所の関係性や違いの話はもう、ちょっとだけ飽きてしまったな…と思ったり…。



<もう中学生×永野>

もう中と永野双方がお互いを希望して実現したとのこと。
ともかく、この組み合わせがものすごいのだった。相性が良いというかなんというか。もう中に対してツッコミでなく仕掛けていく人を私は初めて見たのだった。
これまで、もう中を中心にライブに行ったことがないので本当のところどうだかはよくわからないのだが、私が見るかぎりだと大半の人たちは、もう中が本筋とは関係なさそうでどこか繋がったことを言っているのを「お前何言ってんだよ」とツッコミ続ける、または傍観していた。
しかし永野はもう中ワールドをともに体現しながら、自らのフィールドにももう中を巻き込むのだった。なんなら、もう中がまともな話をしようとするのを横からぶっ壊していた。もう中がどうして永野に憧れているのか、そのきっかけを語ろうとするのだが、永野の茶々によって全然進まなかったりした。
もう中が一緒にネタをしたい、と申し出たとかで、ネタを3つほどしていた。
最初の2つはもう中が考えてきたとのことで、いつものダンボールを使ったものと空耳アワーを模したネタをしていた。
ダンボールのネタを始めるときに、永野がもう中にユニット名を言うように仕向け、もう中が困って「365歩…」と言い淀むと永野が「365歩…も歩きたくない、乗り物乗りたい」と補足していて笑った。
どこまでが元からあるのかなんだかよくわからなかったが最後に「これすごくいいから、今度ギースにあげてもいい?ほしがると思うんだ」と永野が言っていた。
空耳アワーのネタはしっかりネタが面白くて、いつ見ても面白そうだった。
3つ目は永野が単独ライブでやっているというネタ。お尻を出してそのお尻の指示する方向に客席がペンライトを振るように言うのだった。
もう中が客席代表としてペンライトを振っていた。

永野はもう中と一緒にボケまくるのだった。もう中1人のときは、1つのボケとして流されるところを一緒に発展させていって、2人でワーワーするのだった。

私はLLR福田のもう中の扱いが好きで、どういうところが好きかというと、結構振り回されつつも「もう中、それウソだろ」とか「ホントはそう思ってないだろ」といった、みんなが思っているけれどもう中に言ってはいけないような気がする言葉を平気で浴びせるところである。それは何か大きな個性がきたときに、自分のスタンスを守るために相手を攻撃するという福田がよくやる手法で、福田としてはもう中だから特別にそうしているワケではなさそうだが、他にあまりいないので面白いのだった。*1
永野は福田とはまったく違うのだった。話はどんどん本筋からずれていき*2、果たして最初にボケたのは誰だったか?となるほどにお互いの発言が交錯していくのだった。ツッコミという位置ではないが、最終的に収拾がつくのが面白かった。

私は永野を今回以外に「面白い芸人ばかり〜」でしか見たことがないので、どんな人なのか知らないくせに、なんだかすごい!と感動したのだった。
とにかく、この組み合わせはまた見たい。

*1:ただ私がLLRファンだからという気もするけれど…

*2:本筋などないのかもしれない