M-1準決勝 2010.12.12


M-1準決勝を見てきた。
友人と升席でわいわいしながら見たのだが、その楽しいことといったら…。幸せだった。
ネタ終了後は、なんだか緊張してしまって、話す言葉もしどろもどろに。私はかなりポイズンに思いを寄せていたらしい。


ナイツ「2010年のスポーツニュース」
2回戦3回戦準々決勝と見てきて、いつも構成だけ変えているのだった。それぞれ面白いのはすごいなぁと思った。

アーリアン「新しい格闘ゲーム
最後のほうの母にかける技が面白かった。その名前を思い出したいのに思い出せず悔しい。

ハライチ「刑事」
いつも同じだけれど結局面白くて笑ってしまうのだった。意外と緻密にネタを考えていそうで感動する。

千鳥「伝令」
行列の先頭以来千鳥の漫才が見たくて仕方がなかった私は見られただけでもニコニコしてしまった。そしてなんともしょうもない内容のネタで期待を裏切らないのだった。「殿、味方が…」のところで大爆笑した。やっぱり今後千鳥を見るためにライブに行こう。ただ決勝進出はしないだろうなぁと思った。


ピース「正しい発音」
大分前から頻繁に見るネタだった。面白いフレーズがいくつもあって、思い出し笑いできる。

チーモンチョーチュウ「刑事」
私は全然チーモンを追っていないし、それほどファンというわけではないけれど、そんな私でも「このネタよりいいネタあるじゃない」と思うのだった。チーモンの個性は白井なのだと思っていたけれど、大舞台でこのネタをするということは本人達はそうは思っていないのかな。

スリムクラブ「カンちがいする人」
唯一無二の存在なのだった。同じことを他の人がしたってきっと面白くないのだ。すごい。

パンクブーブー「犯罪に巻き込まれる」
このシリーズ(?)のパンクブーブーのネタは私は去年よりも好みだし、圧倒的に上手で面白いと思った。


笑い飯サンタウロス
西田のジングルベルの歌が面白かった。

マヂカルラブリー「7つの玉」
後半オチの部分が変わって面白くなっていた。何回も見ているといつも違う場所で笑っているのだった。

笑撃戦隊「キャバ嬢になる」
準々決勝では同じネタをとても面白いと思ったけれど、今回はそのときほどではなかった。初見が一番面白いのは当たり前か…。

我が家「ツッコミが下手」
導入の部分が準々決勝と同じだったので、そのネタかと思ったら3回戦でやったほうのネタだった。私は準々決勝のネタよりもこのネタのほうが好き。指輪が可笑しい。


プリマ旦那「ハゲる」
ダンスの部分でとっても笑った。

ジャルジャル「ツッコミのいろいろ」
最初は本当に騙されて、それがボケだったことが分かったときは、なんとも言えず悔しく、しかし感動したのだった。とても引き込まれたし面白かった。悔しいけれど、面白いのだった…。

磁石「女の子を誘う」
もしメモしていなかったらどんな内容だったか忘れていそうな感じだった。磁石の漫才はいつもそう。しかしその場ではゲラゲラ笑っているのだった。永沢が意外と純粋だったというところが面白かった。

囲碁将棋「隣の部屋」
客席が笑う部分以外でも集中して漫才を見ている雰囲気になっていたと思う。根建の顔が秀逸でとても面白かった。囲碁将棋すごいなあ。


タイムマシーン3号「米派パン派」
「as soon as」という言葉が囲碁将棋とカブったけれど、それすらボケにしてしまうのだった。とてもウケていた。細かい細かいところにたくさん面白い部分があるんだなぁ、と感心した。

POISON GIRL BAND「英語を覚える」
まさかの準々決勝と同じネタなのだった。それは他のコンビだったら普通のことだけれど、まさかポイズンが同じネタとは思わなかった。出来は準々決勝のほうがよかったし、去年の圧倒的に面白いポイズンと比べるとなんだか残念なのだった。しかし決して他と比べて悪いとも思えず、決勝の夢も捨てないでおきたい…でもでも…無理かな…という複雑な心境になった。新ネタをしないのであれば、「相撲」のネタをブチ込んだってよかったじゃない、と思ったり…。

ウーマンラッシュアワー「バイトリーダー」
今回はマイクから離れると音が聞こえづらくなってしまう会場で、それはウーマンにとって不利だった気がする。遠いところで言っていることが面白いのにな。

モンスターエンジン「言いたいことを言う」
将棋の棋士のところが可笑しくて1人で笑っていた。「1人で」と言いたくなる感じだったけれど…。面白かったな、でも決勝はいかないんだろうな、と思った。


カナリア「輪唱」
今年の私は安達の歌を聞くと笑い転げる病気にかかっているので、今回も大笑いした。会場もとっても沸いていてなんだか嬉しくなった。なんどでも聴きたくなる歌である。

東京ダイナマイト「クレーム処理」
最初にしゃべりながら出てくるのは何度見てもおもしろい。子供のところで笑った。

ゆったり感「あいうえおプロポーズ」
「あいうえお」のネタには大体入っている、歌の途中からはいる部分でいつも笑ってしまう。

銀シャリ「ABCの歌」
橋本のツッコミフレーズが面白いのだった。ということはどのネタも面白いのだろうな、と思った。


どれも面白くて準決勝はやっぱりすごいと思ったのだった。
ネタを見た直後に「これは確実なんじゃない?」と友人とともに話したのがハライチ、パンクブーブー笑い飯囲碁将棋、カナリアだった。
そして自分の希望としてポイズン、スリムクラブ、マヂラブで8組になったらいいなあ、などと思っていた。


実際に合格したのは、銀シャリ、ピース、カナリア笑い飯ジャルジャル、ナイツ、ハライチ、スリムクラブだった。
決勝進出の8組を聞いたときは、なんというかとってもがっかりしたのだった。それは8組のうち誰かについて納得がいかない、とかそういうことではなく、ただただがっかりしたのだった。
その原因は結局自分のお気に入りの人たちが決勝に進まなかった、という単純なものなのだと思うけれど。複雑な気もするのだった。ファンであるとかそういうことに関係なく、「他は分からないけれどこの人たちは絶対に決勝にいったな」と思った2組がいないのは結構な衝撃だった。

結果とは関係ないけれど、とにかく楽しいひとときだったので、来年もまた同じようにして見たいなあ、と思った。ところがそれが叶わないことがわかり、それもがっかりである。
敗者復活戦のチケットが当たったので、見てこようと思う。敗者復活戦はがっかりしませんように。