漫才バトルG1 2011.1.22


漫才バトルG1に行ってきた。
予定されていた囲碁将棋がインフルエンザでおらず残念だった。*1
4月からシステムが変わるということで今回も降格はない、とのこと。*2
そしていつもは予選を行って勝ち残った3組で決勝を行っていたが、今回は予選のネタ1本勝負だった。
14組いるのに順番決めのクジや投票用紙などすべてが13組分しかなかったり、ゴタゴタしつつネタをしていた。
なんとネタの持ち時間7分!


若月「水泳」
亮を徹が消毒槽に入れようとするのが面白かった。今回は「亮ちゃん…しっかりやって!」というネタじゃない部分でのツッコミがなかったので、ネタをしっかり見た気分になった。

ポテト少年団「歌で自己紹介」
何度も見たネタだけれど、こんなに長いのは初めて見た。使われる曲数が増えているだけだが、最後まで全然飽きずに面白いのだった。菊地をバカにする姿勢は内藤の方が顕著だと思うけれど、この日は中谷の菊地の真似が絶妙で面白かった。
時間が長かろうが短かろうが必ず面白いポテ少はすごすぎる。

イシバシハザマ「お医者さんはいませんか」
ヒッヒッフーの呼吸が合わないところが面白かった。
後で芦澤にも指摘されていたけれど、石橋のジャケットの背中と袖をつなぐ部分がほつれてしまっていた。ネタ中にほつれたと言っていたけれど、オープニングからほつれていたのを私は見逃さなかった。

ロシアンモンキー「子守唄、何でも半分こ」
完全に2つのネタを合わせていた。
ロシモンの漫才を見ていると面白そうだから素直に笑いたいのに、どうしてそれをするのかという理由が気になって「笑ってないでよく聞かなきゃ!」と思ってしまう。しかしその理由はいつも解消されない…。自分の性格が恨めしい。

すずらん「街でからまれる」
思わぬ展開になってシゲが「なんなんだ!何だっけ?」となっていたけれど、それもネタの一部なのかな?どこまでがネタでどこからがアドリブなのかわからないのだった。自然なスタイル!

天狗「子供電話相談」
川田の子供は実にイライラする子供だけれど、実際にいそうな気もするのだった。このネタおもしろいな!

ジューシーズ「やりたいシーン」
ただただジューシーズなネタだった。「ボケない」というボケなのだけど、ボケていなくても真剣(そう)にまじめなシーンを赤羽と松橋がやっているだけで笑いを誘うので、「ボケない」というボケは破綻してしまっているのだった。
でもそのおかげでネタ中すっと面白いのだからよいのだ。ジューシーズなのだ。

LLR「電車の乗り換え」
ものすごく久しぶりにこのネタを見て、ものすごく面白かった。これで恐ろしくスベっているのも見たことがあるけれど、この日はとてもよかったと思う。伊藤が忘れた頃にやるのがいいかもしれない。2人が本気で面白がっていないとダメなのだ。多分。涙を流して笑った。

マヂカルラブリー「おばけの対処法」
村上のツッコミでなんだかすごく笑ってしまった。程よいノリツッコミがイチイチ面白いのだった。ネタも最初から最後までまとまった感じで、とても面白かった。野田スーツクリスタル(NSC)を生で初めて見た。狂気な感じが薄れてしまって普通に見えるかと思ったが、元々知っているからかそこまで違和感はなかった。

グランジ「結婚式」
北欧ヘビメタでヴォイヴォイ言うところがとても面白かった。
佐藤大が遠山の頭を叩くたびに(自分の手が)「痛ってぇ」と言っていて、その理由が「年々頭皮が硬くなっているから」というネタとは関係のない部分でグランジの強みを感じた。

Bコース純恋歌
例によってハブギターでナベとハブが純恋歌を丸々歌うのだった。たったそれだけのことだが、毎回笑ってしまうのは何なのか。

アームストロング「理想の結婚」
安村がただただ結婚相手との理想の出会いを演じてそれを栗山がちょっとした感想をいいながら見ているだけのネタなのだった。多分もう少し短いはずのネタで、以前見たときのほうが面白く感じた。
それにしても安村の男女の適当な演じ分けとか適当な台詞は可笑しかった。

ラフ・コントロール「女の子は見た目か性格か」
どことなく差別的で見る人によっては不快に感じそうだな、と思うところもあるけれど、そういう意図はまったくないのだろうし、私は森木の自然体にツッコミがとっても好きなのでラフコンは好きだ。(何がいいたいのか…)

カナリア「輪唱」
例の面白いやつである。この日はネタ時間が長くて見る側もカナリアの段階では披露がピークに達しており、安達が「お客さんどうしたんですか?皆さん真顔で」と言っていて、見ている側としては申し訳ない気持ちになった。つまらないのではなくて疲れていたのだ…。
去年、安達が歌いだしただけで笑ってしまう体質になったはずの私もあまり集中できず、悔しかった。


優勝はポテト少年団だった。
納得の結果だった。おそらく会場の人ほとんどが丸をつけたのではないかと思う。
ネタ時間が長い所為なのか降格がない所為なのか、自分達の主流ではないネタをした人たちが多かった気がする。それはそれで面白かったが、そういうなかでポテ少は真っ直ぐいつものネタで勝負して貫禄があった。
19時から始まって終演したのは21時半、たっぷり2時間半長い漫才を見られて満足だった。
見ている側も大変疲れるのでもう少し組数が少なくてもいいけれど…

*1:代わりにイシバシハザマが入っていた

*2:今後G2もルミネで開催されるらしい