ツモルハナシ 2011.3.28 


ツモルハナシに行ってきた。 

  • テレビのこと 

この日はこのライブだけで他に仕事がなかったLLR
福田は一日中家でテレビを見たり寝たりしていたとのこと。
高校野球のニュースを見てなんだかなぁ、と思ったとのこと。この日は東北高校の試合があったのだった。その説明をして「敵がかわいそうだと思うんだよ。ほら、俺も“敵”って言っちゃってるもん」と言って笑っていた。 

もうこの歳になるとずーっとテレビを見ていると疲れてしまって、見ていられない。しかし消してもすることがなくて、携帯を見るもそれも目が疲れてしまう、と嘆くのだった。
携帯も見ていられないと言ったときに、会場のお客さんが驚きの「えー!」という声をあげたのだが、「君たちもいずれそうなるんだよ!」と一喝していた。
私は若い頃から携帯やテレビで目が疲れたり頭痛がしたりしていたけれど、それは加齢が早めにきていたのかな、と思った。 


  • 妹の結婚式 

妹の結婚式に遅刻したという福田。前日がオールナイトライブでスーツの置いてあるルミネの楽屋で一眠りしたら遅れてしまったとのこと。
結婚式の後半には間に合ったが、そこで入っていったら花嫁を奪いにきたみたいになっちゃう、と思って外で待っていたそう。披露宴には最初から参加したから!と威張っていた。
そして、披露宴で爪あとを残したと豪語するのだった。その爪あととは、それぞれの席の上に妹作の折り紙が置いてあり、それの中にてんとう虫のシールが貼ってあれば当たりという企画で、兄である福田の折り紙に貼ってあるはずもないのに、あたかも貼ってあったかのように「はい!」と手を挙げる、というもの。その後、前に出て行って何かしゃべろうと思っていたが、空気を察して「あ…間違えました」と引き下がったと言っていた。
披露宴が始まってから福田家の親戚は福田に「何かしろ何かしろ」と要求していて、この行為も大ウケだったと言っていた。
たいしたことではないけれど結婚式だったら楽しいかもしれない、と思った。この程度で済ませてしまうところがなんとなく小心者っぽくて可笑しい。 


  • スピーチ 

妹は職場結婚であるため上司が何人かスピーチしたが、みんな下手だったと福田。スピーチの仕方を教えたいと言うのだった。
「文読み指導員」という適当な名称をつけて、伊藤に「そんな名前のヤツにスピーチ教わろうっていう人いないよ」と言われていた。
話し始めるときに後ろの方の人に声をかけて全員に集中してもらうとか声の大きさを変えるなどのワザがあるらしく「これを“音と光のファンタジー”って呼んでるんだけどー」とふざけたことを言うのだった。
そして、スピーチを教える学校を開いたら儲かるとまた儲け話につなげていた。
伊藤に対して「そのときは頼むな」と言う福田。校長として伊藤をすげるらしい。しかし「校長が下手だったらダメだなぁ」と2人で笑っていた。
入学金は40万円で、その学校はNSCの隣に作る。間違って入る人を狙うのだそう。 


そこからNSCの話へ。神保町花月の公演中にNSCの面接に出くわしたLLRだったが、面接に来る若者はみんな尖っていた。伊藤は舞台衣装のままタバコを吸っていたが、その姿を見た若者たちは皆一様に「あんなことしたくない」という顔をしていたとのこと。
「まあまあ、そうだろうけど。何年後かには、その“あんなこと”にすら出してもらえないんだからな」と福田が毒づいて、2人して物悲しい風情なのだった。
確かにLLRは全然売れていない芸人なのかもしれないけれど、それで食べていけてるんだものね。 


  • 若月 

そして「そのクソみたいなNSC出身のクソ芸人が楽屋にいたから一緒に話そう」と言って呼び込まれたのが若月だった。
「なんなんすか、その呼び込み方!」と怒っていた。
そりゃそうだ… 

若月が来てからは終始徹をいじるのだった。
徹のことをもっと知りたいと言って何度も誘っている福田だが、6,7回誘っても全部断られる、と言うのだった。それを聞いた伊藤が「そこはお前…察しなきゃ」と言っていて面白かった。
しかし福田は自分が嫌われているとは決して考えず、グイグイと徹に迫っていた。徹は福田に色々観察されてバカにされるのが嫌でたまらない、と訴えるのだった。
ゆったり感中村にトークのアドバイスをする、というミニコントをしていたのに「徹くんが偉そうにしている」と本気だったみたいに福田に言われると嘆くのだが、伊藤は「ダメだよ。そういうの福田の前でやったら。するのがいけない。」と言うのだった。
徹が福田を避ける理由は、たとえばライス田所と福田と3人で食事をした場合、2人が楽しくふざけているのを見て自分もふざけて入ろうとすると「はぁ?」という顔をされて仲間はずれにされる。もう1つはコンパをしよう、と約束しているためコンパに誘われるのではないかと思って避けている、とのこと。福田とコンパに行くのが何故嫌かというと、女の子の前で見せる自分の姿を観察されるのが堪えられないのだとか。
伊藤はそれを聞いて「そりゃそうだよ。そういうのを見たいから誘ってるんだからこいつは」と冷静に徹のことも福田のこともバカにした口調なのか可笑しかった。
結局、徹と福田とライス田所、福田の高校の同級生の女子3人でコンパをしよう、という風に押し切られる徹だった。 

若月とのトークはとても面白かった。話の大半は福田と徹がするのだが、伊藤が途中途中ではさむ、若干毒のある物言いがとても可笑しかった。 
でも、もうちょっとだけLLR2人きりの話も聞きたかったなぁ…。 


  • 企画コーナー「伊藤軍団を作ろう」 

普段後輩と遊ばない伊藤に福田が「そんなんじゃダメだ」といってこのコーナーを考えたとのこと。
まず、伊藤が仲が良いと思っている後輩四天王を写真で紹介。
四天王とはシューレスジョー、ブレーメン関根、ライス田所、囲碁将棋根建なのだが、実際アンケートをとってみたところその4人は伊藤と仲が良いとはさほど思っていないことが判明していた。
そこで、これから伊藤軍団に加わったらよいのではないかという、伊藤が気になる芸人たちをピックアップ。
15人くらい写真を並べて、どの後輩がよいか考えていた。その中からこの日はざしきわらしがゲストとして登場し、伊藤軍団に入るかどうか、話し合うのだった。 
伊藤軍団に入ると「おいしいパスタが食べられるよ」とか「家族の集会に参加できる」とか利点を話すのだが、さじきわらしには全然響かないのだった。
そして、なぜかガリバートンネル佐助に電話して、伊藤軍団入りの了承をとりつけ、さらには電話もしていないしゲストにも来なかった田畑藤本の田畑、そしてざしきわらしの5人で「映画を観て、豊島園に行って、お酒を飲んでタクシーで帰る」という集会を開くことになって終わった。
イマイチ乗らない風にしているざしきわらしが可笑しかった。地味だけれどなんとなく面白そうなメンバーだなぁ、と思った。 


今回もとても面白かった。
もう少し2人だけのトークも聞きたいけども…