ツモルハナシ 2011.4.25


ツモルハナシに行ってきた。

  • 矢沢スタイル

ライブが始まるギリギリに着いてそのまま舞台にあがった福田はこれは矢沢スタイルだと言っていた。
矢沢のそれはおそらく周到に用意されたものだと思うので、福田のは違うと思うが何でもそうやって言い逃れできる才能が福田にはあるのだなぁ、と思った。

  • 京橋のお客さんの話

4月のはじめに行った京橋花月にとてもイカつい蝶野みたいなお客さんが最前列にいたとのこと。
そんな強面の人なのに怖い話のネタ*1の導入部で「この話を聞いたら皆さんちびっちゃいますよ」と言ったところ、そっと手で耳をふさいだのだとか。それを見た福田は笑いそうになってしまったと言っていた。
伊藤はその人を見つけた瞬間からビビッてしまい、見ないように心がけていたとのこと。そんなにカワイイ人だったなら安心して舞台にいられたのに…と嘆いていた。
福田がこの話はあまりにも嘘っぽく聞こえてしまって困る、と言っていたのが可笑しかった。

  • クズの生活

「今日一日ヒマでさ、まあ、忙しいんだけど」と福田。伊藤が「どっちなんだだよ」とツッコむと、「クズだとか思わないでくれよ」と言って昨日から今日までの話をするのだった。
昨日はばちーんんんHOPのMCをしていたLLR、終了後福田は無限大ホール近くでパスタを食べていた。
するとスタッフから電話があり、この後のライブのMCをするはずだったバッファロー吾郎が連絡ミスで捕まらないので、戻ってきてライブに出てくれ、と言われた。木村だけは奇跡的に渋谷にいたのでライブに出ることが出来、福田と木村の2人でMCをしたのだとか。
その後スタッフに食事に連れて行ってもらい、お酒を飲み、夜は打ち合わせがあるはずだったが、酒を飲んでしまったから、という理由で無しにしてもらい、深夜12時から朝の10時までマージャン。
家に帰って1時間ほど寝ると佐藤大から電話がかかってきて競艇に誘われ、ついさっきまで競艇場にいたとのこと。
「ホントにクズの学生じゃん」と伊藤に言われていた。
しかしこれだけ、楽しむことに貪欲になれるのはある意味すごいと思うのだった。内容はクズであるけれど。

  • 乞食芸人

福田はこの日の競艇で最初のレースを取った。そうすると乞食芸人がたかってくるのがうるさい、と言うのだった。他に誰がいたのか伊藤が尋ねるも「大さんと中須さんに決まってる」とのこと。2人とも返済の目処がたたないのに小学生のような理由で金を無心してくるのだとか。
「もう、面倒だから、貸すんじゃなくてやろうかな…」と話している途中で「今、くれるって言ったな!」と言いながら中須が舞台上に出てきていた。そして1万円札を福田に渡し去っていった。伊藤が「舞台上で返すところを見せたからって好感度が上がるわけないですからね!」と言っていて可笑しかった。一方福田は「舞台上で言えば返してくれるんだな…」と呟いていた。
伊藤は常々福田から乞食芸人という話を聞いているが、先日まさに乞食芸人が乞食芸人たる現場を目撃した、とのこと。
楽屋で中須と大が携帯を見ながら「あれ?福田勝ったんじゃない?」「これは金があるな…」「そうだな」「と言ってるそばから福田くんから電話が来ました〜」と2人が福田のいないところで話ており、「いつも福田が言っているのは本当だった」と情けない気持ちになったらしい。
本当に泣きそうに面白いエピソードである。

  • 精神論

すると福田は「あいつらは勝とうという気がない」と精神論をはじめるのだった。
あの2人は最初から負けると思ってギャンブルをしているから負けるのだ、とのこと。自分はどんなに負けても最後の100円まで勝てると思っている。負けてすっからかんにになった後、100円でも勝てると思っていたことにびっくりするとのこと。それほどそのときは勝てると信じている、というのだった。
負けるだろうと思ってギャンブルをしていたら負ける、車の運転と一緒!*2と熱弁していた。
見ている方向に動いてしまうというのはわかるけれど、福田の運転する車には乗りたくないなぁ、と思うのだった。

  • 機械にも心がある

そこから機械にも心があると福田が言い出すのだった。
若い頃にハマっていたスロット台の後継機が出来て打ちに行ったら2回転目で当たり、これはスロット台からの感謝の気持ちだと思った、と言っていた。
伊藤がまさにそれこそがスロット業界に躍らされている、とたしなめるのだが、機械に心がないというけれど機械を作っているのは人間なのだから、機械にも心があるのだ、とああ言えばこう言う福田だった。
結局伊藤が「いやいや。ウン、ソウナンジャナイ?オマエハマチガッテナイヨ。皆さんそうですよね?」と半笑いで客席に同意を求めていた。

  • 大根を抜いた

それを聞いた福田は「お前は日曜学校で俺が大根を抜いたときの先生の目と同じ目をしている」と言うのだった。
小学生の頃キリスト教を信仰している両親によって日曜学校に行っていた福田。
いわく“狭いところに閉じ込められるのがイヤだった”為、隣の畑の大根を全部抜いたとのこと。
それを見たシスターは怒るわけにもいかず、先ほどの伊藤と同じ目をしていた、と言っていた。抜いた理由は大根の形が面白かったから。
「あんな畑、町に“この土地は畑です”って言うためにだけに大根を栽培しているようなものだから、抜いてくれてよかったと思うよ。何にもない畑を見て町の人に“なんにもないじゃないですか!”って言われても“子供が抜いちゃったから”って言えるもん」とものすごく都合のいいことを言っていた。
伊藤はそれを聞いて「お前すごい前向きじゃん」とツッこんでいたが、「前向き」とかそういう問題なのだろうか…?と思った。

昨日の夜、マージャンへ行く前にお金をすべて使ってしまった福田は12時なれば給料日、ということで、道玄坂のコンビニで1時間立ち読みしていた。そこのコンビニは驚くほどにギャルとギャル男が来るとのこと。ギャル、ギャル男が途切れる瞬間を当てるゲームをやりたくなるほど、常にいるのだとか。
という話から「吸い込まれ吐き出され」という歌詞を思い出しちゃった…と福田。ポルノグラフィティのEXITの歌詞を思い出したらしい。
「やるせのない日々」と若干真似して歌うのを聞いて、伊藤が「ちょっと似てる」と言うのだった。福田が調子に乗ってさらに歌うも、「もう違う」と一蹴されていた。
「やるせない日々」というのは聞いたことがあるけど、「やるせのない日々」というところがすごい、とのこと。
その歌がピンとこない伊藤が、サビはこういう感じ?とメロディーを歌うもそれはピンとこない福田。
曲は歌詞から頭に入ってくる福田とメロディーから入ってくる伊藤なのだった。
客席に尋ねるもメロディーから覚えるという人の方が多かった。
そういうものか…。自分はどうなのかと考えたときに全然どっちかわからなかった。みんなどちらかにサッと手を挙げていてすごいと思った。まあ、どうでもよい話題である。


どこの話題だったか忘れたけれど、伊藤が何か言った後に福田が「また屁理屈言いやがって。屁理屈一丁!」と言って寿司を握るようなしぐさをしたのだが、福田がそういうことをするのってLLR2人っきりで話しているときだよなぁ、と思うのだった。
福田は色々なところで伊藤以外の人ともトークライブをしているが、伊藤と話しているときが一番行き当たりばったりで、先を見ずに話しているように感じる。本当にそこらへんで友達同士がダベっているように見える。それがとても面白いのだからコンビとは偉大だなぁ、と思う。

  • 企画コーナー「伊藤軍団集会」

前回、結成された伊藤軍団で豊島園に行ってきたとうことで、その面々が現れて一緒にそのときの写真を見ていた。
メンバーはガリバートンネル佐助、田畑藤本田畑、ざしきわらし2人、スパイク松浦。
松浦は前回メンバーに入っていなかったが、ツイッターなどを使って強引にメンバー入りしたとのこと。それなのに遅刻してきたと攻められていた。
松浦のずうずうしいけれど、いやみのない感じはとってもよいなあ、と思った。
豊島園で遊んで、プリクラを撮って映画を見て、楽しそうだった。


今回は2人のトークが長くてとても面白かった。大満足の回だった。

*1:福田が怖い話をするも毎回ロマンティックな展開になる、というネタ

*2:車の運転は目線の方向に車が動いてしまう、というこれも福田理論