漫才三銃士 2011.5.23


漫才三銃士に行ってきた。トンファー、タモンズ、井下好井、バウンサー三銃士と言いつつ4組いるのはバウンサーがダルタニアンだから、とのこと。
それにしても、同期だというのにバウンサーだけトップ出番だったり、ダルタニアンだったり、なんだか可哀想な扱いである。
前半にバウンサーとゲスト 3組(LLR、マキパ、ロシモン)がネタをして、途中薀蓄リレーなるコーナーをはさみ、三銃士(タモンズ、いのよし、トンファー)がネタをして終了、というライブだった。

コーナーやライブの前後のわずかなトークではゲスト3組が三銃士たちを困らせ続けていて可笑しかった。
ネタもみんな面白くて大満足だった。特にLLR

以下ネタの感想


バウンサー「怪我した兵士と少年が出会うのをやりたい」
漫才で「こういうシチュエーションがやりたい」という入りは数あれど、「怪我した兵士と少年が出会うのをやりたい」というのは、あまりない気がするのだった。でも映画などではよくありそうで、絶妙だと思うのだった。漫才の方法ではなくて話題のほうを凝る人達なんだな、と勝手に認識。(過去に見たことのあるバウンサーの漫才を総合して)

LLR「携帯便器」
携帯電話を1人一台持つようになったのだから、次は携帯便器が普及するだろう、という漫才だった。そこから携帯便器とはどんなものか福田が説明するのだった。信じられないくらいくだらない話題だった。適当に作りやがってー!と思いつつ、可笑しくて可笑しくて腹がよじれた。底の浅さと適当感がたまらなかった。最後に伊藤はちょっとネタを間違えたのじゃないかな?と思った。ネタバレ→*1

マキシマムパーパーサム親子クラブのロンパパ」
LLR が新ネタだったので、三銃士以外もみんな新ネタなのかと思ったら、マキパは知っているネタだった。導入もドラえもんだったし。とはいえ、最初のハゲとるやないかの掴みは色々なバリエーションがあっていつも楽しいし、ルンちゃんの部分を心待ちにしてしまうのだった。つよしの長澤が言っていないことまでツッコむ姿勢がすごく可笑しい。

ロシアンモンキー「優先席」
優先席に座っているときに前にケガ人、妊婦、老人がきたら誰に席を譲ればいいか、というネタだった。中須が「じゃあ、こうだったら?」と言った後に川口が「それならこうするべき」と判断するのだが、その答えがなんとなく納得できなかったり…。私はそういうところばかり気にしてしまって、我ながらつまらんヤツだと思う。ロシモンではこのネタのようなスタイルが好きかもしれない。最初のダジャレ的部分が特に面白かった。


井下好井「実況したい」
普段から色々なものの実況を心の中でしている好井が井下の普段を実況するのだった。好井のテンションの高さと井下のやる気のない落差が面白かった。最後に「次は解説をやりたい」と言っていたが、解説の方が見たい、と思った。

タモンズ「息子にやらせるならサッカーか野球か」
タモンズは安部が安定して面白さに拍車がかかった気がしていたけれど、大波のツッコミがすごく響くようになった気もする。そして、安部の「騙されへんぞ」は面白すぎる。安部はマイペースだけれど大波より少し分が悪いという構図はすごくいいなぁ、と思う。

トンファー「ラーメン屋までの道のり」
小浜オススメのラーメン屋の道を説明するというだけのネタだった。私はそう何本もトンファーのネタを見ていないけれど、こういう狭いテーマの漫才の方が面白いと思う確立が高いような気がする。山西のツッコミ台詞だけで面白がらせるのではなくて、小浜のいたずらそうな顔から適当なことを言うボケも話の展開もとてもよく出来ていて、すごいと思うのだった。

*1:公衆風呂ではなく、携帯風呂では?