ブロードキャストの差し漫才 2011.5.29

差し漫才に行ってきた。ブロードキャストと千鳥が1時間交互に漫才をするというライブ。
このライブに行くのは2回目で以前LLRがゲストの回に行ったのだった。今回の千鳥も以前のLLRもとても面白くて、差し漫才とはよいライブだなぁ、と思う。これを開催してくれるブロードキャストに感謝感謝である。
定期的に行っているということは、きっとネタも変えているのだろうから、どうしたってベスト版になるゲストの方がおもしろくなってしまうわけで、そういうリスクをわかっていながらこういうライブを開くなんてストイックだなぁ、と思うのだった。

  • ブロードキャスト「早口言葉、海で人を助ける」

このライブの趣旨説明とネタ2本。早口言葉のネタ始まったときは、ブロキャスっぽくない言葉遊びのネタなのかな?と思ったのだか後半はそんなこともなかった。

  • 千鳥「田舎話、スポーツカー、演技力」

スポーツカーのネタは以前行列の先頭で見てものすごくおもしろかったので始まった瞬間に何かを拝むような体勢になってしまった。さりげなく2人の動きがぴったり合っているのがスゴイ。
演技力のネタは序盤でのノブの「ウロウロすなや」という台詞からずーっと笑いっぱなしで困ってしまった。ノブのツッコミすごいなぁ!と感動するネタだった。

  • ブロードキャスト「受験生」

この日のブロキャスのネタでは一番好きだった。テーマどおりに話が進んでいくので安心していられた。

  • 千鳥「蒸しアナゴ」

いわずとしれた蒸しアナゴだけれど、M-1敗者復活戦などでしか見たことがない私には強烈すぎて面白すぎて楽しい。基本的に私は「電話のオペレーターがトンチンカン」というシチュエーションは大好きで、なんでも面白く感じてしまうのだけれど、蒸しアナゴは最高峰である。肩幅の広い背の高いババアを知っているので余計にだろうか…。

  • ブロードキャスト「挨拶」

「どうもー井下好井です!」「ちがうわ!」「ありがとうございましたー」の5秒で終わるネタ。恒例とのこと

  • 千鳥「クセがつよい」

蒸しアナゴで笑いすぎてヒーヒー言うなか、ブロードキャストが5秒で終わったため、すぐにこの「クセがつよい」が始まってしまい、ちょっと休ませてー!と思った。後半にノブがゲンコツで大悟の頭をなぐり続け、大悟が「そんなの誰でもできるわ、ちゃんとツッコめ!」と言うなど、普段とは違った味わいも。ああ可笑しい。

  • ブロードキャスト「卒業式を短く、火事での対処」

火事での対処はまさにブロキャスの真骨頂といった感じのネタで、普段のブロキャスをそこまでしっかり見ていない私からすると受験生のネタなどのほうが面白く感じるのだが、会場のウケ具合からすれば、やっぱりブロキャスのファンはこういうものを求めているのだなぁ、と思った。

  • 千鳥「好きな女の子にいいところを見せたい、ダンス」

最初の「嫁以外に好きな女がいて」で心を丸ごと持っていかれ、このネタも笑いっぱなしだった。ただただしつこくて次に何をいうのか予想できるのに、それが面白さになるのがすごい。あまりネタを見ていない私がいうのもおもがましいけれど、このネタが一番千鳥っぽいのかな、と思った。

  • ブロードキャスト「ボーノギャグ」

時間がなくなってしまって、「デートの待ち合わせで目隠ししたい」というネタをはじめるものの変更していた。あれは最近よくやっているギャグなのだろうか。


ネタ後のトークは房野と千鳥の2人が高校の先輩後輩であるとのことで、終始岡山の話をしていた。
人気者だった千鳥の2人が文化祭やら体育祭やらで活躍したとか、千鳥の同級生のヤンキーの話だとか。
途中、千鳥が「何年後かには東京に住みたい」と言っていて、そんなことされたら、またライブに行かねばならず忙しいからやめて欲しいと思ったり、もっと頻繁に千鳥の漫才が見られるなら嬉しい、と思ったり…。フクザツである。


とにかく千鳥が面白くて、すっかり大ファンである。ボケもツッコミもどちらが依存することなく組み合わさって、2人の絶妙なバランスが心地よいのだった。
ネタによってボケ直後に可笑しさがくるか、ツッコミ後に可笑しさがくるかが違って、そういうものを使いわけられるスキルが2人にはあるのだと思うのだけれど、それが全然“上手そう”に見えず、ただくだらないことをしているように見える。ものすごく素直に笑えるのだった。
こんなに素晴らしい漫才をいっぱい見られて幸せである。31日の単独ライブも行く予定なので楽しみだなぁ!