鬼ヶ島主催ネタライブ『十』 2011.6.20

『十』に行ってきた。当初決まっていたジューシーズだけでも嬉しかったのに、ポイズンやカリカが加わったので、ものすごく楽しみにしていた。


ザンゼンジ「鳩のケンタ」
それをしたいためにヘッドフォンをしていたのか!と分かったときが可笑しかった。人力舎の若手3組のなかで唯一初めて見たネタだったからか、よく笑った気がする。

巨匠「転校生」リトレイン「男子校の中の女子」
先日 SPARKで迷走している気がしたリトレインだったが、この日はまったく大丈夫でとても面白かった。パキッと終わるはずが、瀧音がちょっと噛んで終わったのも面白かった。

ジューシーズ「やめられない」
とってもジューシーズなネタだった。以前の単独で見たけれど、そこから何の改変もしていなくて「そのままやるんだ!」と驚いた。外向きなライブでやるにはもっと上手くできそうなのになぁ、と思った。赤羽の顔が面白かった。

THE GEESE「テレパシー」
前に見たときは、妻夫木聡のところ、今回はシャンプーのところで笑った。笑う部分て変わるんだなぁ。

アルコ&ピース「ハミングクラブ」
ありそうな気持ち悪さを表現していて、こういうのが得意なんだろうなー、と感心した。

POISON GIRL BAND「ポエム」
このネタは初見じゃないと面白くないと思っていたのに、ネタに入る前のどうでもよいトークからゲラゲラ笑ってしまった。少しゆったりととネタをしていて、とても面白かった。久しぶりにポイズンのネタを見て幸せだった。

カリカ「ヤクザ事務所」
ズボンに食われる前の部分は家城が暴走したということになっていた。しっかりしたネタだったらどんな風なのか見たくもあった。それともこういうネタなのかな?すごく笑ったのでなんでもいいけれど…

鬼ヶ島「先生の秘密」
大川原が激高し始めてから、それを見まもる2人の表情が絶妙で惚れ惚れした。ぶっ飛んでいるようで現実とつなぎあわせてくれる部分がある。鬼ヶ島のそういう部分が好きだと思った。とても面白かった。

オアシズ「本のシミと拳」
大久保が肉体労働をする男性役というのでもう可笑しい。光浦の古めかしい面倒くさい女との掛け合いが絶妙でこそばゆくてよかった。


企画コーナー
今回の出演者みんなで旅行へ行く計画を立てる、というもので、ぐんにゃりふんわりしていた。もっと面白いことができそうなのになぁ、と思った。林の締まる発言と阿部の機嫌よさげなふざけ具合は可笑しかったけれど。


ネタは全部面白く、とはいえ、やっぱり私はこの中ならばポイズンと鬼ヶ島贔屓であることは間違いないのだった。みんな面白いと自分の好みが良くわかるという贅沢な状況だった。
今回のネタの中で、しっかりオチらしいオチがあったのが、カリカジューシーズだけ*1だったのが面白かった。ジューシーズはワザとぼんやりさせるのがお得意であるのに、それすらオチっぽく見えるという。へんなライブ…なのかな…?

*1:唯一の漫才のポイズンは置いておいて