ツモルハナシ 2011.6.27

ツモルハナシにいってきた。
出てきていきなりベルトが曲がるとか、どうやってベルトを巻くか、利き手によるのか、というどうでもよい話をしていた。

  • 向井の話

「向井が俺の所為で怪我したじゃん」と福田。前日のフットサルのトークライブ中にパンサー向井がケガをしてしまったとのこと。福田が尾形に向井にショルダーチャージするように言ったところ、向井があばら骨を痛めてしまった。
楽屋にさがった向井。それに対して福田は「いやこれは悪口じゃなくてー」と前置きしつつ、「ライブ中に舞台から降りる?」と思ったとのこと。自分だったらどんなに痛くても舞台上に残る、と言うのだった。伊藤も同様に思ったらしい。
さらには心配してライブに集中できない尾形に福田が「もう、お前下っていいよ」と言ったところ、本当に行ってしまったのだとか。「あれで本当に行っちゃう?」と福田。伊藤も「いや、俺もまた“あ、行っちゃうんだ”と思ったよ。俺でも我慢すると思うもんなー」と言っていた。
このことから、福田は「向井はスターなんだよ」と言うのだった。それは、スポーツ選手のスタンスで、プロスポーツ選手は試合中少しでも怪我したときはすぐに退場する、今我慢して悪化させるより、退場してしっかり直した方がいいと考える、向井はそうなんだよ、尾形もそう、パンサーはそういうスタンス、とのとこ。
尾形が舞台を去る前に、あまりにも心配そうなので、福田がお前だけの責任じゃないと思わせるために、「俺が言っちゃったんだから、責任取るから」と言ったところ、尾形が「どうやって責任とるんですか!」とキレたことに腹が立った、と福田。誰も責任なんて取れるはずがないのは分かっているが、尾形を慰めるつもりで言ったのにキレるなんて「なんなんだよ!」と笑っていた。
これらのやりとりが目に浮かぶようで面白かった。尾形は見ていられないくらい心配顔だったのだろうなぁ、と思った。
福田いわく、そもそも、あんなことで怪我する?だったら秋本さん(5GAP)がスケボーで舞台から落ちたときの方が危なかったよ、とのこと。
普通はアドレナリンが出ているからライブ中に怪我しても痛くない、という2人。でも痛かったってことは…あいつはそういう気持ちでライブに出てる、と言うのだった。
福田は中学時代サッカーの試合で鎖骨骨折をした後、2試合出場し3点入れた、とのこと。
それを聞いた伊藤が「なに自慢してんの。3点入れたとかいらないから」とたしなめるのだった。福田は「いや、自慢じゃなくて!コイツ意地悪〜。痛そうにして2試合でたのと、しっかり試合して3点取ったんじゃ違うだろ!次の日学校も 行ったからね」と反論。
伊藤:「また自慢だよ」 福田:「なんだよ性格わる〜」というやり取りをしていた。

伊藤だって、「自分でも舞台を降りない」と言っていたのに、これは本当に意地悪で面白かった。

ライブ後、福田は「あんなこと言わなきゃよかったなーと思ったし」ということで、向井に電話したとのこと。「大丈夫か?俺が悪者みたいじゃねえか」と冗談風に言うと、向井は「笑わせないでくださいよー、痛いから〜」と言って笑っていたのだとか。「そんなに面白くもないのに」とのこと。
そして、福田がツイッター見ていたら、向井が「皆さん心配ありがとうございました。もう電話してきちゃって、福ちゃんたら」というようなツイートしていて、久しぶりにギリギリしたと言うのだった。携帯を持つ手がわなわなと震えたとのこと。
それに対してなんかツイートしたの?と伊藤。
福田:「しないよ、そんなことしたら思う壺でかまってくれた、みたいになるじゃん。だから宮地さんにツイートしといた」
伊藤:「完全に八つ当たりじゃん」
ライブ後ミルククラウンの2人と話していた伊藤。
「福田気にしてるだろうな」「でも今回のことはライブのノリだし、誰も悪くないしな……」「でもどうしても一番誰が悪いって言わなきゃいけないなら…」「ホント厳しいこと言ったら…向井だよな」と3人の答えが一致したとのこと。
福田は、そうだよな…そう思ってくれる人がいて安心した、と目を見開く福田だった。

これらの会話の途中に何度も「まあ、向井になってみなきゃ、痛みは分からないし」挟むことで、LLRが一応悪口ではない、というスタンスなのが可笑しかった。あはは!

  • 向井は面白い

そこから怪我以外の向井の行動について話すのだった。
「知ってる?向井のタメ口のワザ」と福田。
ヒマだからと無限大の楽屋で寝ていた福田。舞台ではパンサーとギンナナのシャッフルトークをやっていて、モニターで見ていたとのこと。「金成さんと向井は芸暦も大分違うし、どういう話するのかな?と思ってたんだけど…じゃ、俺、再現するからそれ、お前金成さんやって」と言って、向井の物真似をするのだった。
トー クが始まってすぐ金成がなにか言おうとすると、それを制して「俺、金成さん、マジ好きなんすよー」といきなり言う向井(福田、物真似)。さらに「芸人を始める前から見てるわけじゃないっすか〜」などと言って金成の気を引き、さらに出演の番組名などを言って追い討ちをかけ、金成が「そんなわけないでしょ」と 否定したところで、「いや、マジだから!」とタメ口で言う向井(福田、物真似)。
これは、本気で言い過ぎてついついタメ口になってしまった、という演出で、相手を信じさせるワザだ、と言うのだと福田。
伊藤はそれを聞いて、「本気で好きだったら、そんな好きだ好きだ言えないもんね」と核心をつくのだった。
ルミネで村本と福田のトークライブがあったとき、舞台袖で見ていた向井。終わった後、福田が冗談めかして「どうだ勉強になったか」と言ったところ、「でも、今日は福田さんらしさ出てませんでしたね」という捨て台詞で颯爽と去っていった。
あいつはなんかになりきっちゃうタイプなんだな、とのこと。

福田の向井への観察眼が鋭すぎて笑った。物真似もそっくりだった。こういう悪口的なものを話すLLRは本当に面白い。まったく否定しないで、むしろ福田よりもとどめを刺す発言をする伊藤が可笑しい。そして、最初に「俺の所為で」と言ったり、伊藤の話に喜んだり、福田は向井の怪我をかなり気にしていると見た!

  • 好きな先輩

向井のことをカワイイは思わない、という伊藤。しっかりしているとは思うが、可愛くはない、とのこと。
向井が本当に好きな先輩とは誰だろう、又吉ではないか、という話しに。
又吉は人に興味がない。自分が気持ちが良ければ相手がどう思っていようと関係ないので、向井のような人物がよいのでは?とのこと。
そこから先日、又吉の打ち合わせに誘われた福田が呼ばれてもいないのに着いてきたフルーツポンチ村上とともに酒を飲んで邪魔した話しをしていた。そのときは怒られなかったが、村上ではなく福田が怒られることだろう、と自分で言っていた。
解決策として、打ち合わせだから、と酒を飲まなかった又吉にも酒を勧めて一緒に飲んでしまえばよかったのではないか、と伊藤が提案していたが、それは福田も村上も人は人、自分は自分なので、そういうことはしない。と福田。
そして、「又吉さん、金あるってことだよ。あんなの絶対嫌だもん」とのこと。

自分が気持ちよければ何でもいい、と言うわりに、そうやって邪魔する後輩にも奢ってあげてるんじゃないか…、と思った。

  • 先輩は2人存在するのか

上記のような場面で栗山のような人がいればよかったのでは?という話しから、Twitterで福田が栗山のツイートにコメントしたところ、1分もせずにコメントが返ってきたので気持ち悪いと思い、そのままにした、という話へ。
スマートフォンに変えたばかりで、イライラしていたはずなのに、もうそんななんだね、と伊藤。
買った直後は伊藤がわからないと言っているにも関わらず、何度も同じ質問をしてきた、と言っていた。
栗山が何度も同じ質問をするのはあるあるとのこと。あれはなんなんだろうなー、諸葛亮孔明みたいなこと?と福田。
伊藤はなんの話か理解できない。福田は「三顧の礼」のようなこと、と言いたかったらしい。伊藤はそれを知らず、会場が理解しているらしいのを見て、「本当に皆さん知ってたんですかぁ?」と聞いていた。福田は「知ってますよね?有名ですもん。この会場は三国志ファンのオフ会ですから」と言うのだった。
だったら、前半の話し全然面白くなかったろうねえ、などと言いつつ、栗山は、自分のほしい回答以外は聞こえてないいないのだ、と伊藤が答えを出していた。
同じことを何度も聞く先輩は他にもいる。グランジ佐藤大カナリア安達。
みんな実は2人づついるのではないか、と言っていた。

  • 先を行く

何度も同じことを聞く、という話から、同じ人に何度も告白する意味はなにか、という話へ
福田は何度も告白するほうも、最初は断ったのに、何度か告白されたら「いいよ」となるほうも理解できない、とのこと。伊藤もその経験はない。
そこでいきなり、何度も告白する人は「君のために死ねる」というは嘘だ、と福田。伊藤を含め会場中が「?」となったが、結局、死めるほど相手のことを思っているなら、自分と一緒にいたくないいう相手の気持ちを尊重するはずだ、ということが言いたかったらしい。
最近ういうことが最近多いと福田が嘆くのだった。自分の考えていることが先走ってしまい、話しの先をいってしまう。
ついさっきも、ばちーんんんライブで「アメリカンコメディみたい」と言ったところ会場がポカーンとなり、唯一理解してくれたエリートヤンキー橘がアメリカンコ メディの真似をしてくれたおかげで皆がわかったが、まるで橘が言ったようになってしまった、とのこと。
「言ったの俺〜」
そこで伊藤が「何?自分はみんなより一歩先を言ってるっていいたいの?」と言うと、また福田が「コイツ性格悪い〜」と言うのだった。

なんとなく、告白の話なんてめずらしいなぁ、と思いつつ、LLRは2人とも何度も同じ人に告白するような、情熱は持ち合わせていないのかな…とか、情熱はあるけど、見せたくないのかな…とか気持ち悪いことを考えた。

  • コーナー「怖い話3本勝負」

MCとしてたまたま無限大ホールにいたというトンファー山西が出てきた。
LLRの2人が
1「みんな知っている怖い話をいかに怖く話すか」
2「普通の話をいかに怖く話すか」
3「怖い話をいかに楽しそうに話すか」
の3本勝負をする。
1本目は顔で怖がらせようとする福田とカイジのナレーションのように話す伊藤で、伊藤の勝ち
2本目はエアコンから水が落ちてきたのを稲川淳二風に話す伊藤とスロットの話を稲川淳二風に話す福田でこれも伊藤の勝利。
3本目は途中途中に楽しげなツッコミを入れて明るく話す伊藤と1人何役もして話をデフォルメした福田で福田の勝ち。
結局最後だけ勝った福田が「1人で何役もやるのって楽しいなー」と言って、伊藤に「いつもやってるだろ」と言われつつも勝利となった。


この日は2人っきりの時間が長く、コーナーも山西がうまく立ち回っていてとても面白かった。ツモルハナシを見に来るお客さんはこういうのを求めているのだと思うのだった。少なくとも私はそう。とても楽しかった。