LLRの東京ファクトリー〜おNEWなネタを生産します〜 2012.2.10

月に1度のお楽しみ。東京ファクトリーへいってきた。
今回のゲストはライスとボーイフレンドということで、全員東京出身という完璧さ。
それぞれの出身地を舞台大の縮尺にした場合、どの位置になるか再現していた。八王子出身のボーイフレンドは舞台袖に追いやられるのだった。

以下ネタの感想

LLR 「曜日感覚」
最近の東京ファクトリーで見たネタのなかではかなり好きなネタだった。
福田が、どうも曜日感覚がなくて今日が何曜日かわからないので、伊藤に毎日教えて欲しい、しかし毎日「今日は何曜日だよ」と言葉で教えてくれ、とまでは求めないから、曜日ごとに持つバッグを…とか、表情で教えて欲しいだとか…。
とてもくだらないのだった。ボケの羅列なのだけれど、その提示具合に工夫があって、2人の掛け合いになっているのがとても面白かった。

ボーイフレンド 「プロフェッショナルに出たい」
NHKの番組プロフェッショナルに出たい、ということでそのシミュレーションをしていた。
「昇り竜」のようなツッコミは1回くらいしかなくて、最近はそうなのか?と思った。ちょうど良い感じ。

ライス 「動物が好きすぎて…」
最近の単独ライブでやっていたネタ。「きたー!」という気持ちになった。「バッファロー」「パンダ」など日常的に使いたくなってしまう。わははは!

LLR 「心理テスト」
伊藤が福田に心理テストをするが、福田はその状況を演じてみながらじっくりと考えてしまうのだった…。
かつてからよくある福田劇場的なネタなのだけれど、伊藤が呆れ顔で見ているパターンでなく、そこへ積極的にツッコんでいくのが、進化だなぁ、と思った。そして最近は前半で福田がやっていたことを伊藤にもやらせる傾向がある。LLRのこのパターンは、漫才でよくある役割交換とはちょっと違って面白いと思うけれど、このネタに関しては伊藤が福田のように演じる合理的な説明がなくて、なんとなくモヤっとした。伊藤はあんなにツッコんでいたのに、福田に「ちょっとやってみろ」と言われて普通にやっちゃうのはちょっと強引な気がした。

突込諸国漫遊記第7章
ツッコミハンターことかたつむり林が、ネタで出ていないのに登場していた。エンディングトークでツッコミハンターが脚本家*1に愛されている、と話していた。ライスは以前と同じシュールの思念体としてい登場していたが、たいした活躍もなく死んでいたため「どうにかしてくれ」と怒っていた。こちらは脚本家に愛されていない模様。ボーイフレンドは黒岩がツッコミハンターの父であり悪人の役だったので、また登場するかもしれない、とのこと。



今回はLLRのネタが2本とも面白かったので満足した。2本目はまるで面白くなかったかのような感想だけれど、ちゃんと面白かった。2本とも今までならば、福田ばかりが目立つ内容だったと思うが、伊藤の比重が大きくなってきているのが頼もしいと思うのだった。

*1:『突込諸国漫遊記』は、福田が原案で脚本家は他にいるとのこと