佐久間一行presents A面B面 2012.2.18


A面B面へいってきた。
よくやるネタ、あまりやらないネタ、として、10組の芸人がネタを2本づつ披露するライブ。全部面白くてとっても満足。 <A面>

マヂカルラブリー「7つの玉」(漫才)
このネタは大好きで、玉が見つかるちょっと前からワクワクしてしまう。よって笑うタイミングが早すぎる迷惑な人になってしまうのだった。後半が前に見たのと違っていた気がする。


LLR「漫才実況」(漫才)
このネタを初めて見たのはいつだったか…?忘れてしまうほど前である。このネタは「サッカーの実況がしたい」と言って始まり、後半にその漫才を実況するのだが、前半で「まあ面白いけれど薄めのボケだな」と思っていると後半へのフリだったことが分かってすっきりするのだった。その前半の薄さは、けっして笑えないわけではない絶妙なラインで、普通にそういう漫才だと思わせられるところがすごく良いと思うのだった。以前見たときよりも今回の方が良いと思ったのは、その前半の絶妙さが際立っていたからかな、と思う。


グランジ「賽の河原」
賽の河原で石を積み続ける子供(遠山)とそれを邪魔する鬼(大、五明)。
大が途中でしゃがんだときに膝が「ポキッ」と鳴ったのが可笑しくて可笑しくてたまらなかった。


はいじぃ「マリオ」
マリオのキノコをマリオ以外のキャラクターが食べたら…というのを小さなモニタに映してやるものだから、画面が見えづらかった。2列目に座っていたのに!


犬の心「学芸会でフランケンシュタインを」
ARATAで見たネタだった。池谷の子供の演技と演劇風大人演技のギャップが素晴らしくて、とても面白かった。


永井佑一郎「アクセルホッパー」
舞台上にいろいろ小物が準備してあって、それがキレイにネタの中で消化されていくのが気持ちよかった。パンとか。


ハマカーン「朝食」(漫才)
これもARATAで見たネタ。自分達のネタを少し斜から見たような作りが面白いのと、そういう視点がなかったとしても、しっかり面白いフレーズもあるのがすごいと思うのだった。お互いの兄姉に触れるくだりは、アドリブなのかと思ったら、今回もきっちり同じ部分があって驚いた!すごい自然!ああいうのは、ネタを作った時点で出来上がっているのか、あるときネタ中に本当にアドリブで出来上がって、そこから採用しているのか、どっちなのかなぁ?


POISON GIRL BAND「久しぶりに車を運転」(漫才)
初めて見たネタだったが、10年ほど前のもの、とのこと。ペーパードライバーなのに最近車を運転したという吉田に阿部がポイントを間違えた質問をするのだが、それを訂正する吉田のポイントもおかしいのだった。冴えわたる見当違いがとても面白かった。


佐久間一行「いったん空を見る」
どんなに失敗しても一旦空を見ることで立ち直る男…。
すごくキャラクターに合っているし、皮肉もきいていて面白かった。さっくんは、底抜けに明るいように見えるが、ネタは結構ニヒルだな、と思った。


パンクブーブー「ギタリストになりたい」
ギタリストになりたい息子に父が反対するという、わりと普通っぽいテーマなのに、いちいちフレーズが可笑しくてたまらないのだった。「こんな言い方したくないけど…」のところが大のお気に入りになったのだが、その日の夜レッドカーペットで同じネタをしていてとても嬉しかった。録画したし、これで何度でも見られる! <B面>

パンクブーブー「車掌の神」
仕事の関係で飛び出し*1とのことで、B面の1番最初にネタ披露。LLRの福田劇場のような、佐藤劇場が繰り広げられるネタだった。車掌の神は全然凄くなくて、面白かった。


マヂカルラブリー「郵便局員あるある」
以前見に行った単独ライブでやっていたネタ。見るのは3回目くらいだと思うが、だんだん、1人何役もこなす村上が面白くなってきた。


LLR「さとみを賭けてコインで…」
コインの裏表を当てる賭けをする2人。昔の漫才をコントにしていた。入り方も自然だし、よく動くしコントにして正解だと思った。“福田がズルい”ネタは入り込みやすくて見やすいと思う。


グランジ「ボディコン」
希少生物ボディコンが檻から逃げ…追う飼育員。グランジの場合、A面B面の差はないなー、と思った。背中でフラつく五明が面白かった。


はいじぃ「あの葉が…」
後ろのスクリーンに自作の簡単なアニメ映像をながしながら、GReeeNのキセキを歌っていた。映像とはいじぃ自身がリンクしている凝った作りで面白かった。見やすいし!


犬の心「話だけ聞いて欲しい」
犬の心もわりとA、Bの差がない感じだった。最後はどういうこと!?


永井佑一郎「HEREくん」
なんだか分からないけれど、最終的に楽しくなった。


ハマカーン「原宿で」
原宿で古臭い雑誌の記者(浜谷)が、待ち行く神田にインタビューをしようとするのだが…。
なんだか変なキャラクターだと思ったらトシちゃんの真似をしているらしく…、それが判明したときが可笑しくて可笑しくてたまらなかった。なんでトシちゃんを!その後も浜谷流のトシちゃんのモノマネで変なことをしているだけなのに、笑ってしまうのだった。


POISON GIRL BAND「昔やっておきたかったこと」
ケンカをしたかった、部活に入りたかった、などと阿部がそれを再現するのだった。これも初めて見たなぁー!即興で作ったみたいなネタだなぁー!と思っていたが、ツイッターで東京ファクトリーのときのネタだと教えてもらった。そういえば!同じテーマ!しかし、それがつながらないほど、全然違うものへと変化していた。わはは!


佐久間一行「バードウォッチング」
静かにするように気をつけながら、鳥の写真を撮ろうとするが…。
どういうことをしたいのかなぁ?と思いながら見ていたら、終わった後に、あれは静かに近づこうとするが、途中で佐久間が面白いことをしてしまうため、お客さんが笑ってしまい、うるさなって「しー!」と言う、というのを繰り返したかったとのこと。お客さん一体型のネタだったが、それが伝わらなくて!と笑っていた。なるほど!

*1:レッドカーペットか!