ヤングIII 2012.6.1

ヤングIIIを観てきた。
普段は、三四郎笑撃戦隊ぽ〜くちょっぷの3組で行っているライブ、とのこと。今回はTHE MANZAI対策ということで、ゲストを呼んで、20組が漫才を披露していた。(私はもちろんドリーマーズを目的として行った…。笑撃戦隊にも興味津々)

井口の下手なマイムで毎回笑ってしまうのだった…そこは笑いどころではないとは思うのだが…。例えツッコミもよく聞いたら面白いのだけれど、よく聞けない何かがある…。そのよく聞けない感じも面白いのはなんなんだ…

  • 青春ダーツ「カッパの友達」

このネタの(多分)コアの部分、昔、カッパとよくやったという遊び、でなんとなく笑ってしまうのだから、多分私はいいように踊らされているのだ…

  • GUMシロップ「早口」

「早口」を題材とした漫才なんて腐るほどやられている、ということで、「これは○○さんがやってたボケ」などと“お笑いオタクボケ”で進むのだった。
「あ!この人たちTHE MANZAIの予選で見た!!」と思った。こうやってネタで思い出せるのだから、印象的なのである。「うんとこどっこいしょ、中国雲南省」というボケを聞いて、「あ!ボキャ天のやつ!」と思ったら、ちゃんと「ボキャブラ天国で…」と説明していて感動した。勝手にオアシズのものだと思っていたが違うのだということが分かった。わはは!とても面白かった。

ボケの方が「車掌になりたい」と言うのだが、ツッコミの方が車掌の真似が上手くて…というネタだった。
なんとなく、車掌になりきるのか、ツッコみきるのか、どっちをしたいのかわからなかったけれど、最初は結構辛辣にツッコんでいたのに、車掌の真似上手くて、おかしなツッコミをするのが面白かった。

食い逃げしたら死刑だ、ということで、食い逃げのコントをするのだった。
なんとか言い逃れて食い逃げをしていたが、全然言い逃れていなかった。

閃光花火はこのネタしか見たことがないのだが、他のネタをすることはあるのだろうか?「フッ」というのは、全部のネタに共通していて、その他のテーマは変わっている…みたいな感じなのだろうか…?アームストロングのツッコミで殴るネタみたいな感じで…(それにしては、まったく同じネタに見えるが、それは私が記憶力が悪いからかな…)

M-1THE MANZAIの予選でやっていた掛け算九九のネタを見て、「面白いな〜」と思っていた三日月マンハッタン。他のライブでもそのネタしか見たことがなく…。今回初めてそれ以外のネタを観ることができた。掛け算九九のネタも、ツッコミのボキャブラリーが豊富で、それが見せ所なネタだったが、今回もそれを主体としたものだった。とはいえ、私が掛け算九九のネタを観て好きだったのは、その九九が駄洒落的に変化するボケだったので、今回のネタのようにボケがおざなりなものだと、あんまり好きじゃないなーと思った。

  • けいいちけいじ「温泉に行く」

修善寺に行く、という話。ボケの人が、自分で駄洒落的なことを言ってボケるのに、間違っていることに驚くのだった。
ツッコミが結構暴力的に額をはたくのだが、そのときのボケの人が顔を前に出して、変顔をする、というのが、なんとなく「これはネタです」と言っているようだった。

  • 岐阜東京「ビリヤード」

ビリヤードがいつの間にかルパン三世の話に…というネタだった。こういうネタをするくらいだから、よっぽどルパンの真似が上手いのかと思ったら、二人とも全然なのが可笑しかった。

  • 三四郎「ちゃんとネタをやろう」

三四郎はスゴイ」という噂をものすごく近い友人からよく聞くのだけれど、私が見るときは大体、こういうメタ的なネタか、勢いと思いつきで突き進むネタをしていて、いつか練られてスゴイ!と言えるネタを見てみたいなぁ…と思う。

どうなるのかな?とワクワクした。どうにもならなかったけれど…

私の見たことがあるぽ〜くちょっぷのネタは、モテるとかモテないとか暴露とかだったのだけれど、今回はそれがちょっとだけになっていた。全部いらないので、今回は見やすかった。

浜村が、浜口を「産んだ」と告白するのだった。もう…母役だったり、父役だったりするのが、とても面白くて…。私はこういう一人何役!みたいなのに弱いなーと思った。「父性」という言葉で大爆笑した。

  • S×L「プロポーズ」

いつものS×Lだけれど、形が完成されてから、スベッているのを見たことがない。すごいうなー!それとは関係ないけれど、酒井のツッコミはピース綾部っぽいなーといつも思う。

  • グーとパー「たりないもの」

漫才新人大賞の予選で大笑いしたネタだった。速度が遅いCHUCHUTRAINが可笑しくてたまらない。その部分がダントツに面白いと思う。

肝試しに近所の廃病院に行った、というネタ。
私は今まで、笑撃戦隊のネタは賞レースの予選でしか見たことがなく、それは大体なりきり系のネタだった。それがとても好きだったので、今回もそれを期待したが、今回のネタはそれとは違うのだった。でも、細かいところもよく考えれれている感じで、面白かった。

  • レモねぇーど「恥ずかしがり屋」

恥ずかしがり屋なので、客前に出られない、ということで、ツッコミの後ろにボケが隠れた状態でネタをするのだった。みんなと違うことをしたいのだろうなーと思った。

いわずと知れたネコババのネタ。このネタは狂っていて大好きだけれど、ドリーマーズの代表ネタとして、賞レースにかけてよいのだろうか…。いや!この日も全20組で一番ウケていたくらいだけれど、なんとなく、とても面白いネタだからこそ、3分じゃ惜しいんじゃないかなーと思うのだった。面白いんだけど!!

  • ネコニスズ「ガキと大人」

年齢差が4歳ある2人。自分のほうが大人だと張り合うのだった。
二人の関係が逆転するのが面白かった。ツッコミは関西弁だとツッコミらしくなるなーと思った。