漫才バトルG1 2012.6.2

漫才バトルにいってきた。

最近見たエリートヤンキーの漫才の中では、わりと好きだったけれど、なんとなく、納得できない感じがするのが不思議だった。
内容は生徒が1人しかいない分校に通ったらつまらないだろうという西島と、「いや、それなりの楽しみ方がある」と言う橘が、分校での学校生活をやってみるというもので、つまらないのを証明するというわりには、西島が楽しげな企画をもってくるとか、逆に橘は自分なりに楽しめるよう努力は全然しないので、違和感があるのかな?

よくよく聞いてみるとなんにも掛かっていないのに、ロシモンがというか中須が「ボビン」とか「なみ縫い」とかそういう単語を言うだけでウケていて、すごいと思った。

  • ブロードキャスト「故郷に帰って同級生に会う、山登りで友達が倒れたら」

友達に助けを求めたら、その友達がボケまくり、嬉々としてそれにノりつつつっこむ、というのを吉村1人でやるところが面白かった。

  • LLR「お札になりたい」

以前の東京ファクトリーで見たネタだった。久しぶり!福田の無知からの伊藤の逆ギレとか、天との会話とか、さりげなく色々な要素が入っているし、面白いな!

最近ラフコンを見ることは少ないけれど、昔と変わらず、かなりプリミティブなネタをしていて、真っ向勝負だなー、と思った。森木のツッコミに惚れ惚れした。

ポテ少が時間切れになるなんて!途中すこし間違えたりしたからかな?その所為で、大好きな「それ最初の…」というツッコミに威力がなくなっていたのが寂しかった。

  • タモンズ「女の子の気持ち」

あの安部が女の子の気持ちを解るぶるところがとても面白かった。安部は「あん?」とか「うん」とか「そやな」とか相槌だけでも面白いなー

  • 若月「ドラマに出る」

若月は「亮ちゃんがダメ」とか、兄弟の会話みたいにならずに、普通にネタをするととても面白いと思うのだった。今回は「パンチの角度」それだけしかボケがないのに、とても上手くて面白かった。最後の台詞でちょっとガッカリしたけれど…

このネタは何度か見たことがあって、ボケとツッコミを逆にしたりするようだけれど、今回のバージョンのほうがよいと思った(デンペーツッコミ、まさよしボケ)。

何度見ても結局面白くて、本当に凄いと思った。斎藤の唐突なボケに対してのたかしの冷静な対応とその対応へ斎藤がさらに一言、という流れが可笑してたまらないのだった。1つのボケで3回も笑うチャンスが!

電話のアラームが突然鳴って驚く、などということに、私は「口で音を鳴らしてるんだから、驚くわけない」などとひねくれて見がちなのだけれど、イシバシハザマのスタイルなら、そんなに気にならないなーと思った。

最後のマニュアルとオートマ限定でのところがとても面白かった。何度か見たことがあるネタだけれど、そこは忘れていたし!*1 <決勝>
予選の結果は、1位トレンディエンジェル 2位タモンズ 3位若月だった。
なんとも新鮮なメンバー!確かにこの日のウケ具合からいったら、納得なのだった。(私も○をつけたし)
漫才バトルでここまでウケ具合と結果が合うのもめずらしい気がした。あと、自分が面白かったものと結果が合うのもめずらしい…


  • 若月「愛知県」

以前、漫才協会の「ご当地ネタ」の回で披露していたネタ。私は、このネタはとても好きで、漫才協会のときも、他のコンビとちょっと違うアプローチに感動したのだった。しかし…今回は7分をもたせるために、大分くずしてしまっていて、元のネタ通りにやってほしかったな…と寂しかった。

  • タモンズ「自己紹介の文句」

「国民的漫才師タモンズ安部です」という最初の一言で笑ってしまった。最初は大きなことを言っている安部が、大波の説得で譲歩するのに、それでも許さない大波、というのが自然に見られて面白かった。

Perfumeのところが可笑しすぎる…。あれこそ、一つの部分で3回笑うよなーと思う…。もはや「理科」というテーマにそったことは何もしていないのに、最初から最後まで面白いのだった。(金環日食を自分たちの頭で再現して)「裸眼で見ないでください」は残しておきたい言葉。


なんとなく不発な決勝だった。決勝のネタ時間は7分で、それはちょっともたなかったのかな…?
なにはともあれ、トレンディエンジェルが優勝してとても嬉しい!

*1:忘れていたのではなくて、変わったのか?!