若武者第二十陣 2012.8.26
若武者にいってきた。
- エル・カブキ「Mr.マリック」(漫才)
M-1の話のはずが、Mr.マリックの公演の話に…
エル・カブキは賞レースの予選くらいでしかみたことがなく、でもしっかりどんな人たちだが把握できるくらい印象に残っている。今回も期待にたがわぬ面白さだった。全然知らないことだけれど想像できる、というのが程よいのだと思った。Mr.マリックの詳細は知らないけれど、Mr.マリックは知っているので想像できるもんね!
- ロケットパンチ「食用の松本」(コント)
今まで見たロケットパンチのネタでは、一番世界を感じやすかった。
「いのちのたべかた」が話題になったり、食の安全に敏感になっている昨今に何かメッセージを伝えたかったのだろうか。私は全く受け取らなかったけど。
- あめんぼ「料理」(漫才)
バーモントカレーをお腹に仕込んでくるのはお茶目なのだろうか?そこにお茶目は感じなかったけれど、全体的にあめんぼはお茶目だとは思う。
あめんぼも料理というテーマから、食の安全に敏感になっている昨今に何かメッセージを伝えたかったのだろうか。私は全く受け取らなかった。
- 黒蟻「入れ歯」(漫才)
なんとなく、導入が「おばあちゃんのところに遊びにいく」というものだったのが、今になって可笑しい。結構普通にまともに面白い漫才をするのだなー、と思った。謎のパンチのところが面白かった。
- タイムボム「アメリカのジョーク、日本のジョーク」(漫才)
以前サンミュージックのライブで見て、面白かったコンビだった。前回はきらめくブラックな一言があって、そこを面白く感じた気がしたが、今回はそういうところはなかった。お母さんに呼びかけるところが面白かった。
- ザンゼンジ「大御所俳優と弟子」(コント)
人力舎のライブ以外のところでよく見るネタ。弟子のジュンはいくつくらいの設定なのかな?と思った。結構歳いってるんだろうな〜
- ウエストランド「ファミレス」(漫才)
ウエストランドはタイタンライブで見たときと、だいぶ変わっていた。ツッコミのなんだか下手な感じが面白いと思っていたら、完全にそこを推しだしたネタにしていた。へー!
多分抜群にウケるようになっていたし、面白かったけれど、普通に真っ直ぐやっているからこそのチョイ下手の可笑味みたいな気もしていたので、ちょっとだけ寂しいような…ボケの役割があんまりにも無いのも…
- モグライダー「夏」(漫才)
序盤の「夏といえばセミ」などを元気よく説明するのに、まともだけれどもポイントがずれたツッコミをするところが面白かった。なんだかとても面白そう!
- 三四郎「ドリフ」(漫才)
いつ見たかまったく覚えていないけれど、見たことがあるネタだった。そして、以前見たときとは違っているような気もした…。こうやって、ネタが変わるのは、その時々でアドリブでなのか、しっかり事前に手を加えてそうなっているのか、三四郎は分からないよなーと思った。いつもそういう危うい感じ。それとは関係ないけれど、選び出されるワードが面白いと思った。
- 浜口浜村「プシー」(漫才)
浜口が懇々と説明するところや、止まらなくなった浜村の悲しげな表情がとても良いと思うのだった。あんなことをして、こんなに好感を持たせてくれるなんて本当にすごいと思う。
- ドリーマーズ「ワケアリ物件」(漫才)
引越しをしたい、安い部屋がいい、と坂本が言うと、戸矢はじゃあ「ワケあり物件がいいだろう」と色々なワケあり物件を紹介するのだった。このネタでものすごく笑ってしまう部分は、坂本が「○○だから、それはイヤだ」というところだと思うのだけれど、でも、そのツッコミを引き出しているボケのところもしっかり面白くて、抜群におかしいのだった。途中戸矢が「シャンゼリゼみたいになって〜」と言ったことの意味が全然わからなかったのだけれど、今になって「シャンデリア」のことだと気づいた。あはは!私は「ヤダよ。そんなツボの合わないやつ」というのがお気に入り。 <ゲスト>
最初はなんとなくぼんやり見ているだけなのに、だんだん分かってきて、夢中になるのだった。電話の仕掛けが上手いなーと思った。
- かもめんたる「えぐい」
絶対にいないだろう人物だけれど、なんとなくリアルに感じられるのが面白かった。「なにハラスメントなの?」という槙尾の台詞が可笑しかった。
- スパローズ「18年」
佐川急便のところが全然うまくないのが可笑しかった。わはは! <結果>
1位 三四郎
2位 ドリーマーズ
3位 浜口浜村
4位 エル・カブキ
5位 ウエストランド
6位 ザンゼンジ
全体的なんとなく作りが似ている漫才が多いような気がした。ボケの威力よりもツッコミがパワフルというか、小さいことを膨らませるというか…。ドリーマーズも、まさに内の1組なのだけれど、ボケのクオリティが高いのが私が好きなところだよな〜と思った。