STOCK 2012.9.17

STOCKに行ってきた。

  • ドリーマーズ×三四郎「コマネチ」(ユニット漫才)

三四郎のコマネチのネタにドリーマーズが加わっていた。最初に小宮が「ロイホで考えました」と言ったところ、坂本が「ジョナサンでしょ!」と激しくツッコンでおり、それを小宮が「ツッコミの域を越えている」と表現していたのが可笑しかった。戸矢の出番がなかなかこなくて、それまで、ヌボーっと相田の後ろに立っている姿も面白かった。

  • 三拍子「時事ネタ」

オリンピックの話をしたいと言っているのに、領土問題の話になったり…。高倉は、平和に解決すべき!こうしたらいいんじゃない?と提案するのに、その後結構強気なことを言ったり…。
あまり書きづらい内容だけれど、とても面白かった。新旧の時事ネタを混ぜてくるのは、ただただ現在のことを並べるよりも練られている感じがして良いな、と思った。

占い師にこんなことを言われた、とか、ムカつく女のこんなところ、とか、女はこうであって欲しい、とか。

舞台上に三拍子とマシンガンズが座っていて、どこかから2組それぞれにまじめな質問がされる。それにまじめ風に2組が答えていた。その質問は特に深いわけでもなく、コント風なワケでもなく…。わりとどうしたのかな?という内容の企画だったが、三拍子は面白いなー、と思った。
その後2組のトーク
これも特に盛り上がることもなく…。
この日は、漫才の前の出囃子をそれぞれのコンビごとに変えていて、それはそれぞれの希望の曲になっているとのこと。ガンズアンドローゼスの「Welcome To The Jungle」にしていたマシンガンズに対して、久保が「あんなのダメです。ガンズだからって」と言っていて、だったら何がよいのか?とマシンガンズが尋ねると、高倉が「ポケモンいえるかな」と答えていたのがとても面白かった。

  • ドリーマーズ「紫鏡」

以前見て、とても好きだったので、また見られてとても嬉しかった。最初は「紫鏡」の話とは違う話をしているように見せて、「紫鏡」というワードを入れてくる戸矢と、それを暴きながら「ホワイトパワー」で打ち消す坂本という内容なのだけれど、後半はただ「紫○○」単語を羅列していく戸矢に「ホワイトパワー」的な言葉を(なぜか反対語みたいな?)坂本が出すワードが面白いのだった。
ドリーマーズは坂本の出してくるツッコミが、なんだか変で、よく考えたら理屈が合っていないのだけれど、合っているような気がする、そのズレが面白いと思うのだけれど、そういう感じがこのネタはとてもよく出ていてとても好きだなあ、と思った。

「だいじょうぶだぁ」の言い方のプロ…?とか…そういうネタだった。以前にも見たことがあったはずのネタだけれど、こういうネタを何度も新鮮に出来るのって結構難しそうだな、と思った。そして、三四郎ってこんなにも相田がボケで小宮がツッコミだったかな?と思った。はっきり分かれていた。どちらかというと小宮がボケなのかと思っていた。

ドリーマーズと三四郎がオープニングでやったユニット漫才について反省をしていた。戸矢が張り切ってこの4人の内では一番早く会場に来ていたのに、漫才では出番が少ない、と苦情を言ったり、小宮が坂本のツッコミが聞き取れなかったことにシンパシーを感じたり、していた。また、三四郎が間違いすぎだ、と坂本が指摘していて、最初の「ロイホで考えました」と小宮が言ったことに対して、坂本が異常にツッコんだのは、本来なら「ジョナサンに考えました」と言って、「ジョナサンじゃなくてロイホだろ」とツッコむ予定だったから、とのこと。相田の動きの間違いなどについても責めていた。それに対して、三四郎の2人は「ん?そうかな?」といういまひとつピンと来ない反応をしていた。それを見て、ドリーマーズって意外と細部までネタを作ってあんまり遊びの部分がないのかな?と思った。今までは、そうは思って見ていなかったけれど、そういわれてみれば、そういう気もする。

最初に「圧巻の15分漫才」と文字が出てからの登場だった。正直に言うと今回の出演者の中で見た回数が少ないし、それほど好みのネタを見たことがなかったので、「どうして…よりによって…」と思ってしまったのだが、ネタがはじまってみれば、ツラいことなど全然なくて、面白かったのだった。「魔王」のところが好きだった。
「『圧巻』なんて最初に書いちゃってヒドイわ〜笑」と思ったけれど、今回のK-PROのライブのような場だと15分というのはとても長くて、それをやり遂げただけで「圧巻」なのかもしれない。*1


大好きなドリーマーズがなんなら一番面白いくらい素晴らしいネタをしていて、大満足だった。組数が少ないので、ご贔屓の人たちが出ると嬉しいライブだな、と思った。
とはいえ、見終わった後は、ネタだけみせてくれたら充分満足なのに…余計な部分があるな…などと…と思ってしまったのだが、少し時が経ったら、きっとこういうライブを企画する人は、より面白いものを提供しようとして、試行錯誤しているのだろうし、色々やってみるのはサービス精神のたまものなのだ、という当たり前のことに気づき、鈍感に自分の馬鹿さ加減に頭を抱えるのだった。そして、とても応援する気持ちに。ありがとうございます。

*1:これがポイズンやLLRだったら15分なんて通常なのにな〜なんてことも頭をよぎったけれど…