お笑いトライアングル〜プロダクション人力舎編〜 2012.11.26

お笑いトライアングルにいってきた。
ドリーマーズ、あめんぼ、スパナペンチが交互にネタを披露していた。

必要とされるために人生相談を受けたらよいのではないかということで、永田が高橋から相談を受けるのだった。
永田は常にひねくれた目線で答えるのだが、聞いているこちらがその意見に納得してしまうのがすごいと思うのだった。おかしなことを言っているようで、そうでない!
最後に高橋が不服そうに「まあ…いいんじゃない?できてるできてる」ということになるのが、本当に素晴らしいと思った。

  • あめんぼ「2人で一緒に住んだら」

2人で一緒に住んだらどうなるか、シミュレーションするのだった。
「裸」なら最初に分かるはずなのに……なんて…気になったりして…

  • ドリーマーズ「手相」

手相の勉強をしているという戸矢が坂本を手相をみるのだった。
チ カ ラ ワ ザ!わはは!そうだった!最近はあんまり見かけなかったけれど、こういうネタやるんだった!チンゲン菜とかね…と思い出した。こういうネタでの面白いところは坂本の発するワードだと思うのだけれど、このネタではそれが少なめ…?


小学生の頃は足が速い男子がモテたが、大人になったらモテない。そのブレはなんだ!と憤るネタだった。
永田の意見の筋が通っているのは、よく考えてみればおかしいけれど、それが“常識”だから成り立っているものを斬っているからで、永田はひねくれているようで、実は真っ直ぐな意見を言っているのだった。
スパナペンチの漫才のテーマについては、誰しもがなんとなく“常識”の方がおかしいことは分かっていて、だから、取っ掛かり部分は「そうそう、そう思うよねー」と少しあるある的に思うのだけれど、スパナペンチはそこから、こちらが予想しない意見で、でも納得できることを言うのがすごいと思うのだった。


  • あめんぼ「ヒーローになりたい」

あきちゃんがヒーローをやってみる。
よくある設定だけれど、あめんぼがやるとなんだか可愛いし、ちょっと他と違うように感じるのは何故かなーと思いながら見た。


  • ドリーマーズ「今の季節だけど話したいこと」

もう11月も終わりますし寒くなってきましたので…かいだん話を……
このネタが一番好きだった。いきなりメタな展開になるのだけれど、もう、そういうのは関係ない感じで…坂本の意味不明なツッコミが冴え渡っていた。坂本のツッコミどころはそれ自体がボケのようだった。最終的にそういう自分にも自分でツッコんでいてとても可笑しいのだった。とくに裁判になるところで笑いすぎてへとへとになった。
坂本大劇場であったように感じるけれど、戸矢の話すことにもものすごく笑いがおきているのだった。さすがすぎる…!

  • 中MC:あめんぼ/ドリーマーズ

あきちゃんは腰痛持ちでヘビースモーカー

女と男で違うのは筋力くらいだと。
「ババアになって困るのは向こうだ!」というところがとても面白かった。

公園デビューをやってみる
本当にどうでもよいボケの連発で可笑しかった。

  • ドリーマーズ「ブラジャーを返す」

隣の部屋からブラジャーが飛んできたので返したい。どうやって返すか考えるのだった。
カレーのときに出てきた名前が面白かった。

本物の変態とはどのくらい変態なのか。たとえばドSとドM
どうして世の中は人をSかMに分けずにはおれないのか……という悩みを抱えている私としては、興味深いテーマだった(そういうテーマじゃないけど薄っすら合ってる)。基本的に高橋が提案する「ドS」の例に、永田が「本物のドS」とはこうである、と反論していくのだけれど、最後の方に出てきた「ドM」の解釈がなんといっても素晴らしかった。手の平をこぶしで打たんばかり!

  • あめんぼ「ショップ店員」

オシャレなので、ショップ店員をやってみる。
ステテコ専門店というのが可笑しかった。

  • ドリーマーズ「ちゃんと笑った事がない」

戸矢はちゃんと笑ったことがないので、笑いたい。坂本が協力すると…
チ カ ラ ワ ザ!(2回目)わはは!こういう苦し紛れのネタが見られて、ファンとしては嬉しかったり……


永田が稽古場から4時間逃亡

  • あめんぼ「あきちゃんランド」

あきちゃんランドをまいちゃんが体験
あきちゃんがネタを盛大に飛ばしていて、それでもなんとなく微笑ましく感じるのだった。全然マイナスにならないのがすごいなー。まいちゃんが全く動揺しないのもすごい。

子供ができたら上手く育てられるのか、高橋が寝かしつけるときに桃太郎の絵本を読むと言うと、永田は桃太郎には教訓が無いと言うのだった。桃太郎で何を学べばよいか分かりやすく解説しながら読むべきだと。
中MCのときに永田が「最後全然違うネタをするから…不安で…」と言っていたが、見ているこちらからすると「少し違う」けれど、「全然違い」はしないのだった。でもあのように言うということは、ネタを思いつく過程が全然違うのだろうなーと予想できて、なんだか面白かった。身近な日常のテーマではなくて、昔話というところだけで全然違うのかな?
桃太郎の漫才はいくつも見たけれど、まだまだ違うものができるんだなーと思って興奮。最後のオチも好きだった。

  • ドリーマーズ「サプライズパーティー

先日の誕生日に友達にサプライズパーティーをしてもらったという戸矢が、そのときの様子を語るのだった。
途中、アメリカ兵が出てきてからの展開がとても面白かった。アメリカ兵のところで終わっちゃうのかなーと思っていたらもう1つ展開があったので感動した。ドリーマーズはガーガーしていて下手そうなのに、作りはシステマチックなところが大好き!



とても面白かった。
1組ずつ30分のプチ単独ライブ?と思っていたので、交互にネタをする形に、最初は「ん?」と思ったのだけれど、実際に見てみると、それが程よかった。ドリーマーズは、もしかしたら、30分続けてネタをすることを考えて作っていたかな?という気もするけれど…。
それにしても…好きな漫才師の新ネタばかり5本も見られるなんて、夢のような時間だった。